『アルマゲドン』(1998)は1998年にアメリカで公開されたヒューマン映画であり、パニック映画。
小惑星の接近で滅亡の危機に瀕した地球を救うべく、宇宙に旅立つ男たちの死闘を描いた壮大なストーリーとなっています。
日本の興行収入は135億円を突破し、大ヒット。
主題歌である『ミス・ア・シング (I DON'T WANT TO MISS A THING)』は全米ヒットチャートで4週連続1位を記録しました。
主演にブルース・ウィルスをむかえて描いた感動の超大作『アルマゲドン』(1998)について、あらすじと感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!
目次
『アルマゲドン』(1998)の作品情報とキャスト
作品情報
原題:Armageddon
公開年:1998年
製作国:アメリカ
上映時間:150分
ジャンル:ドラマ
監督とキャスト
監督:マイケル・ベイ
代表作:『バッドボーイズ』シリーズ『トランスフォーマー』 シリーズ
出演者: ブルース・ウィリス/吹替:諸角憲一 他 (ハリー・スタンパー)
代表作:『ダイ・ハード』シリーズ『パルプ・フィクション』(1994)
出演者:リヴ・タイラー/吹替:藤貴子 他(グレース・スタンパー)
代表作:『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ『インクレディブル・ハルク』(2008)
『アルマゲドン』(1998)のあらすじ

隕石が落ちたNY:©︎Touchstone Pictures
テキサス州に匹敵する大きさを持つ巨大な小惑星が地球に接近。
18日後には地球に衝突することが発覚し、バクテリアすら生き残らない死の惑星へ変えてしまうことも判明する。
人類滅亡を回避すべく、NASAは小惑星の表面に穴を開け、地中で核爆弾を爆発させる計画を立てた。
そこで石油採掘のプロ、ハリーに惑星上での掘削を依頼。
ハリーは長年共に仕事をしてきた仲間たちをを呼びよせ、厳しい訓練を受けることに。
『アルマゲドン』(1998)は実話?原作はある?

ハリー・スタンパー:©︎Touchstone Pictures
『アルマゲドン』(1998)は実話なのか、そして原作はあるものでしょうか。
精巧なストーリーにこのように考える方も少なくないと思います。
しかし、本作は実話ではなく、原作もありません。
『アルマゲドン』(1998)はアメリカの映画会社が製作したオリジナル。
ただ、竹書房文庫から映画をもとにしたノベライズは出版されているようです。
ちなみに著者はM.C. ボーリンで翻訳は石田享となっています。
アマゾンのレビューでは「映画とは違う楽しみ方ができる」という声が。
読んでいる方が少ないためか、3つのレビューしかありませんが、4.7と高評価です。
ぜひ、小説版も楽しんでみてはいかがでしょうか。
【ネタバレあり】『アルマゲドン』(1998)の感想と解説

ハリーと仲間:©︎Touchstone Pictures
ハラハラドキドキのストーリー
『アルマゲドン』(1998)のストーリーを短く要約すると石油会社“スタンパー・オイル”の石油採掘のスペシャリスト達が短期間で宇宙飛行士になって、宇宙に飛び立つというお話。
しかも、石油採掘のスペシャリスト達はとても宇宙飛行士になれそうもないクセ者ばかり。
大男のベアー、ギャンブル狂のチック、女狂いの天才ロックハウンド、大食漢のマックス、カウボーイ風の地質学者オスカー、ガールフレンドが2人いるフレディ、腕は立つが命令無視が多いA.J.……。
かなり無茶な設定ですが、あまり細かい点を気にしなければとても楽しめるエンターテインメントな作品になっています。
『アルマゲドン』(1998)のおもしろさはなんといっても、ハラハラドキドキのストーリーでしょう。
特に後半で宇宙に飛び立ってからがおもしろいです。
惑星上での掘削作業を行おうとするのですが、次から次へとトラブルが続出。
「一体どうなるんだ?」と目が離せなくなります。
機械の故障、仲間割れ、仲間の死、地上との交信不具合……。
宇宙もののパニック映画にはありがちかもしれませんが、それでもおもしろいものはおもしろい!
ハラハラドキドキのストーリーで最後まで楽しませてくれます。
『アルマゲドン』(1998)の感動要素を解説
『アルマゲドン』(1998)は感動できる作品として代表的な作品にもなっています。
では、なぜこれほど感動できるのでしょうか。
以下の3点から『アルマゲドン』(1998)の感動について迫ってみます。
①:自己犠牲
②:人類のため、愛する者のため
③:命を懸けたミッション
上記の点についてそれぞれ解説していきます。
①:自己犠牲
これが感動する一番の要因だといえます。
小惑星でハリーたちは核爆弾を設置しましたが、リモコンが故障。
遠隔操作ができなくなり、誰かが残って手動で爆破させなくてはならなくなりました。
くじ引きの結果A.J.がその役になるのですが、ハリーは無理矢理、その役を自分へ。
愛する娘に思いを馳せながらハリーは起爆スイッチを押して、死んでしまいます。
自分の命を犠牲にして誰かを助けるというシーンには感動してしまうもの。
さらにあれほど敵対し合っていたA.J.に愛する娘を託したというのも感動を与えた要因のひとつだと言えます。
②:人類のため、愛する人を思う気持ち
ハリーは宇宙に飛び立って掘削作業を行うわけですが、その動機は自分たちの利益のためではなく、滅亡の危機に瀕した人類のため。
“人類”というとても大きなもののために動くわけですから、より感動できます。
さらにハリーにはグレースという愛する娘がいます。
ハリーはもちろん人類を救おうとしたはずですが、一番は愛する娘を守りたかったのではないでしょうか。
もしハリーが自己利益のためにやっていたとしたら決して感動などしないでしょう。
人は己のためではなく、“誰かのため”にやることで感動でき、その“誰か”が愛する人のためという気持ちを観せることで、より深い感動に繋がります。
③:命を懸けたミッション
“命を懸ける”という行為も感動する要因のひとつと言えます。
ノーリスクで掘削作業をするとしたら全くおもしろくもないですし、感動もしません。
生きるか死ぬか分からない、命を懸けた作業であったからこそ感動できたのです。
仲間が死に、機械も故障、謎に満ちた宇宙では何が起こるか分からない。
そんな中でも決してあきらめず、命を懸けて掘削作業をしたハリーたち。
そんなハリーたちの姿に感動してしまうのです。
『アルマゲドン』(1998)の主題歌は?

グレースとA.J.:©︎Touchstone Pictures
主題歌であり名曲エアロスミス(Aerosmith)『ミス・ア・シング (I DON'T WANT TO MISS A THING)』
『アルマゲドン』(1998)の主題歌はアメリカのロックバンド、エアロスミス(Aerosmith)が歌う『ミス・ア・シング (I DON'T WANT TO MISS A THING)』となっています。
この楽曲は全米シングルチャートで4週連続1位を記録しました。
さらにオーストラリア、ドイツ、アイルランド、オーストリア、ノルウェー、イタリア、オランダ、スイスなど各国でも1位を記録。
エアロスミスは28年の活動で、この曲が初めての1位だったそうです。
有名な楽曲ですので、誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ボーカル、スティーヴン・タイラーの力強い歌唱が印象的である壮大なバラード。
映画を観終わったあとに聞くと、より感動が広がっていきます。
余談ですが、ボーカルのスティーヴン・タイラーとグレース役を演じたリヴ・タイラーは親子。
音楽と役者という形で親子共演を果たしました。
『アルマゲドン』(1998)の評価は?

グレースとハリー:©︎Touchstone Pictures
『アルマゲドン』(1998)はどのような評価がなされているのでしょうか。
映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、
・「時代を超えた名作だと思います」
・「めちゃくちゃ感動して、涙腺崩壊ボロボロ泣きまくりました!」
・「仲間の絆と人の勇気に感動した!」
など「感動した!」という評価が多いです。
さらに全体の点数としても5点満点中3.8と高評価。
しかし、アメリカでは映画としての評価は散々だったようで、ゴールデンラズベリー賞という最低の映画を選ぶ賞にノミネートされました。
レビューの声でも「脚本とか演出はB級以下で陳腐」という辛辣なコメントも。
宇宙の基本的な原理原則や設定が気になってしまう人は、評価が低くなってしまうのかもしれません。
逆に細かい設定を気にせず素直に観れば、大いに楽しめる作品といえるでしょう。
『アルマゲドン』(1998)のまとめ

ハリーの仲間:©︎Touchstone Pictures
観た人を感動で包み込んでくれる『アルマゲドン』(1998)。
感動以外でもハラハラドキドキなストーリーで楽しませてくれました。
また、エアロスミスが歌う主題歌『ミス・ア・シング (I DON'T WANT TO MISS A THING)』も魅力的。
愛する人と観ればもっと愛が深まるかもしれません。
人類を救うために闘った男たちの壮大なストーリーをぜひご覧になってください!
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