
ジョーカーやハーレイ・クインたち超人気ヴィランが登場する『スーサイド・スクワッド』(2016)!
ヒット曲を多数生み出し、悪役なのに世界を救ってしまう異色の作品です。
スーサイド・スクワッドの意味や魔女エンチャントレスの正体とは?
そしてなんとバットマンも登場!?
ここからは『スーサイド・スクワッド』(2016)の、感想やキャストの紹介、続編スーサイド・スクワッド2の予定は?、そして本作の評価を解説します!
項目 | 評価 | 点数 |
ストーリー | ★★★☆☆ | 65点 |
配役/キャスト | ★★★★★ | 95点 |
アクションシーン | ★★★★☆ | 75点 |
イケメン度 | ★★★★★ | 95点 |
音楽 | ★★★★★ | 95点 |
ハーレイ・クインの魅力 | ★★★★★ | 100点 |
目次
- 1 『スーサイド・スクワッド』(2016)の作品情報
- 2 『スーサイド・スクワッド』(2016)の概要
- 3 『スーサイド・スクワッド』(2016)の登場人物(キャラクター)一覧と特徴の解説
- 4 『スーサイド・スクワッド』(2016)の感想と考察
- 5 『スーサイド・スクワッド』(2016)とは?特徴や目的を解説
- 6 『スーサイド・スクワッド』 (2016)の疑問、伏線やDCEUとの繋がりを解説
- 7 『スーサイド・スクワッド』(2016)の時系列・順番を徹底解説
- 8 『スーサイド・スクワッド』(2016)の小ネタ・トリビア・裏話を解説
- 9 『スーサイド・スクワッド』(2016)の最後は? ラストシーンや結末を解説
- 10 【レビュー】『スーサイド・スクワッド』(2016)の評価・評判
- 11 【賛否両論】『スーサイド・スクワッド』(2016)が批判的なレビューを集めた理由
- 12 『スーサイド・スクワッド』(2016)の総合評価:ヴィランの定義は難しい
- 13 『スーサイド・スクワッド』(2016)はエンドロール後に本編はある?
『スーサイド・スクワッド』(2016)の作品情報
製作年 | 2016年 |
原題 | Suicide Squad |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 123分 |
ジャンル | アクション |
監督 | デヴィッド・エアー |
脚本 | デヴィッド・エアー |
主要キャスト | ウィル・スミス(フロイド・ロートン/デッドショット)/日本語吹替:東地宏樹
マーゴット・ロビー(ハーリーン・クインゼル博士/ハーレイ・クイン)/日本語吹替:東條加那子 ジャレッド・レト(ジョーカー)/日本語吹替:子安武人 ヨエル・キナマン(リック・フラッグ)/日本語吹替:宮内敦士 ヴィオラ・デイヴィス(アマンダ・ウォラー)/日本語吹替:上村典子 ジェイ・コートニー(ディガー・ハークネス/キャプテン・ブーメラン)/日本語吹替:江川央生 |
『スーサイド・スクワッド』(2016)の概要

スーサイド・スクワッドのメンバー:© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
次なるメタヒューマンの脅威に備え、ARGUSのリーダー アマンダ・ウォラーは、タスク・フォースX(通称 スーサイド・スクワッド)結成を計画していた。
そんななか、捕獲していた魔女 エンチャントレスと、その弟 インキュバスがミッドウェイシティの破壊を開始。
招集されたスーサイド・スクワッドは、ある要人「HVT1」の救出任務を任されるが、「HVT1」の正体は意外な人物だった……。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の登場人物(キャラクター)一覧と特徴の解説

スーサイド・スクワッドのメンバー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『スーサイド・スクワッド』(2016)の登場人物をご紹介します。
それでは見ていきましょう。
フロイド・ロートン/デッドショット(演:ウィル・スミス)日本語吹替:東地宏樹

デッドショット :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバー。
狙撃手、暗殺者。
妻とは離婚済みで、娘(ゾーイ)がいます。
原作では白人男性。
本作では、タスク・フォースX結成を計画していたアマンダ・ウォラーの策略で、娘を利用してバットマンに捕獲され、ベル・レーヴ刑務所に収監。
任務参加後も、はじめはリック・フラッグ大佐を殺して逃げようとしていましたが、街を破壊した敵が化け物と知ったあたりからは戦うことに。
終盤、魔女 エンチャントレスが見せた幻は、「バットマンを殺すこと」。
ハーリーン・クインゼル博士/ハーレイ・クイン(演:マーゴット・ロビー)日本語吹替:東條加那子

ハーレイ・クイン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC

ジョーカーとハーリーン・クインゼル博士 :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバー。
元 アーカム・アサイラム(精神病院)の精神科医。
患者だったジョーカーと恋に落ちて狂人に。
「ロビン(バットマンのサイドキック)殺害の共犯」とのテロップにより、過去にジョーカーと共謀してロビンを殺害したようです。
本作では、逃走中に海に墜落したところをバットマンに捕獲され、ベル・レーヴ刑務所に収監。
スーサイド・スクワッドの任務中では、いったんはジョーカーの助けでチームから脱走しますが戻ってきます。
終盤、魔女 エンチャントレスに降伏した振りをして、エンチャントレスの心臓を奪うことに成功。
エンチャントレスが見せた幻は、ジョーカーとの結婚生活。
エース化学の工場で、ジョーカーとともに薬品タンクに飛び降りる過去の回想シーンもありました。
ディガー・ハークネス/キャプテン・ブーメラン(演:ジェイ・コートニー)日本語吹替:江川央生

キャプテン・ブーメラン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバー。
ブーメラン型の刃物を武器にしている強盗。
仲間をすぐに裏切る性格で、過去に、強盗中に逮捕されたときにも共犯者の男性を殺害。
その後、フラッシュに捕まり刑務所行きに。
本作でも、首の爆弾が本物か調べるためスリップノットをそそのかした結果、脱走したスリップノットを爆死させました。
オーストラリア出身。
「オーストラリアで強盗をやりつくして、アメリカへ遠征」
――アマンダ・ウォラー
ユニコーンのぬいぐるみフェチ。
コミックでは、ディガー・ハークネス(キャプテン・ブーメラン)はおもちゃ会社社長の私生児。
アメリカに戻ったあと、フラッシュの宿敵になります。
チャト・サンタナ/エル・ディアブロ(演:ジェイ・ヘルナンデス)日本語吹替:佐藤せつじ

エル・ディアブロ :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバー。
炎を操る超能力者。
ラストの、魔女の弟インキュバスとの戦いの途中で、巨大な姿に進化。
インキュバスを追い詰め、自分を犠牲にし、インキュバスとともに爆弾で爆死。
元 ロサンゼルスのギャング。
顔にもある全身のタトゥーが特徴。
妻と喧嘩した際に、妻と子供たちを焼死させてしまい、自首して、ベル・レーヴ刑務所に収監されていました。
家族を亡くしたことがトラウマになっていて、自分の超能力を拒絶。
そして、「戦わず、静かに死にたい」と、戦うことを嫌がっています。
スーサイド・スクワッドでの任務中、アマンダ・ウォラーがいたビル内で、はじめて炎を使い戦闘に参加。
魔女 エンチャントレスが見せた幻は、過去に殺してしまった妻子との日常生活。
ウェイロン・ジョーンズ/キラー・クロック(演:アドウェール・アキノエ=アグバエ)日本語吹替:カズレーザー(メイプル超合金)

キラー・クロック :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバー。
爬虫類のような皮膚を持つ怪物。
ラストの戦いでは、地下の水中に入り、インキュバスを倒す爆弾の設置に貢献。
バットマンに捕獲され、ベル・レーヴ刑務所に収監されていたとのこと。
「バットマンに追われ、下水道に逃げたけど、逃げきれなかった」
――アマンダ・ウォラー
クリストファー・ワイス/スリップノット(演:アダム・ビーチ)日本語吹替:志村知幸

スリップノット :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバー。
ロープを武器にしている暗殺者。
事件発生後、スーサイド・スクワッドが招集されるシーンで初登場。
現場に到着してすぐ脱走したため、首に埋め込まれた小型爆弾で爆破され死亡。
タツ・ヤマシロ/カタナ(演:福原かれん)日本語吹替:志田有彩

カタナ :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
囚人ではありませんが、リック・フラッグの護衛係としてスーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)に参加。
日本人の暗殺者。
過去に夫を刀で殺されていて、亡き夫の魂が吸い取られた刀を使用しています。
リック・フラッグ(演:ヨエル・キナマン)日本語吹替:宮内敦士

デッドショットとリック・フラッグ :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバーをまとめる係の軍人。
アメリカ陸軍の大佐、対ゲリラ 特殊戦略隊長。
アマンダ・ウォラーが主導するARGUSのメンバー。
魔女 エンチャントレスにとりつかれたジューン・ムーン博士の捕獲作戦に参加、その後、アマンダ・ウォラーの思惑通り恋人関係に。
その後もジューン・ムーン博士の警護係を担当。
アマンダ・ウォラーは、リック・フラッグの、ジューン・ムーン博士への気持ちを利用して、リック・フラッグが自分に逆らえないようにしています。
「私は魔女(エンチャントレス)の心臓。博士(ジューン・ムーン)は大佐のハートを。
大佐は私の命令に逆らえない」
――アマンダ・ウォラー
リック・フラッグは、犯罪者を集めることに反対していますが、ジューン・ムーン博士の身の安全と引き換えにアマンダ・ウォラーに脅され、アマンダに従っています。
アマンダ・ウォラー(演:ヴィオラ・デイヴィス)日本語吹替:上村典子

アマンダ・ウォラー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)を結成させた人物。
ARGUSのリーダー。
魔女 エンチャントレスを逃がしてしまうというミスを犯し、自分も現場近くのビルから逃げられなくなったため、スーサイド・スクワッドを招集。
本作序盤では、ベル・レーヴ刑務所を訪れ、リック・フラッグ大佐とともにスーサイド・スクワッドのメンバー候補者と面会。
その後、地下鉄にインキュバス(エンチャントレスの弟)が現れスーサイド・スクワッドを招集、「HVT1」を救出しろ、と命じましたが、実際には自分を助けさせる命令だったと判明。
「HVT1って何だ?」
――デッドショット「決して死なせてはならない最重要人物よ」
――アマンダ・ウォラー
「HVT1」は本当はアマンダ・ウォラー自身のことでしたが、伏せたまま救出任務にあたらせました。
ビルからの脱出の際には、機密保持のため、部屋にいた部下たちを全員射殺。
その後アマンダ・ウォラーが乗ったヘリはインキュバスに攻撃され墜落しますが、アマンダは無事。
そしてエンチャントレスたちに捕らえられていました。
スーサイド・スクワッドとエンチャントレスの戦いが終わったあと、アマンダはどこからか再登場。
世界を救った見返りとして、スーサイド・スクワッドのメンバーの要望を聞くことに。
ジューン・ムーン/エンチャントレス(演:カーラ・デルヴィーニュ)日本語吹替:沢城みゆき

エンチャントレス :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC

エンチャントレス :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作のヴィラン。
考古学者のジューン・ムーン博士が、魔女 エンチャントレスにとりつかれています。
エンチャントレスは、スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)のメンバーに入れようとして、アマンダ・ウォラーやリック・フラッグが管理していた魔女。
アマンダ・ウォラーは、エンチャントレスの心臓を奪い、従わせていました。
「魔女の心臓を手にすれば、魔女を支配できる。
洞窟を探し、心臓を見つけ出した」
――アマンダ・ウォラー
エンチャントレスは、アマンダ・ウォラーの自宅にあった、弟 インキュバスの魂が入った人形を持ち出し、地下鉄のトイレで見つけた男性に乗り移らせ召喚。
そしてリック・フラッグの監視下から脱走。
エンチャントレスとインキュバスは、街を破壊し、人間を黒い化け物に変身させ、手下にしていました。
その後、ヘリを撃墜しアマンダ・ウォラーを捕まえ、心臓を取り戻したエンチャントレスですが、リック・フラッグに心臓を潰されて死亡。
しかしジューン・ムーン博士は無事に生きていました。
インキュバス(演:アラン・シャノワーヌ)日本語吹替:遠藤大智

インキュバス :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作のヴィラン。
魔女 エンチャントレスの弟。
エンチャントレスが、持ち出した人形を使って一般男性の体に乗り移らせ、地下鉄の駅で復活。
触手状の武器で街を破壊。
ラストの戦いで、エル・ディアブロに追い詰められ、地下に仕掛けた爆弾により爆死。
ジョーカー(演:ジャレッド・レト)日本語吹替:子安武人

ジョーカー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ゴッサムシティで最も有名なヴィラン。
犯罪者であり狂人、本作ではギャングのような出で立ちで登場しました。
バットマンの宿敵。
本作では、ベル・レーヴ刑務所に収監されていたハーレイ・クインを探していた様子。
ベル・レーヴ刑務所の看守を脅迫して、ハーレイ・クインにスマートフォンを渡し連絡。
クリス博士のラボ(ウェイン産業の施設)を襲い、クリス博士を脅してハーレイの脱走に協力させます。
スーサイド・スクワッドがアマンダ・ウォラーを救出した後、屋上からアマンダをヘリで逃がそうとしていたところを、乗っ取ったヘリコプターで襲撃。
クリス博士に首の爆弾を解除させ、ハーレイ・クインを救出。
しかしヘリが撃墜されたためハーレイを屋上に突き落として助け、ジョーカーは消息不明に。
本作の事件終了後、再びベル・レーヴ刑務所に収監されたハーレイ・クインを脱獄させるためラストで刑務所に登場。
ブルース・ウェイン/バットマン(演:ベン・アフレック)日本語吹替:小原雅人

バットマン(『ジャスティス・リーグ』(2017)より):© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ウェイン産業の社長、大富豪。
ゴッサムシティで自警活動をしています。
本作では、アマンダ・ウォラーとともに暗躍。
デッドショット、ハーレイ・クイン、キラー・クロックの捕獲に貢献しました。
バリー・アレン/フラッシュ(演:エズラ・ミラー)日本語吹替:小林親弘

フラッシュ (『ジャスティス・リーグ』(2017)より) :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
超速で動ける、「地上最速の男」。
本拠地はセントラル・シティ。
キャプテン・ブーメランの捕獲シーンで登場。
グリッグス(演:アイク・バリンホルツ)日本語吹替:河本邦弘

グリッグス :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ベル・レーヴ刑務所の看守長であり、主に刑務所のシーンで登場。
ハーレイ・クインを探していたジョーカーは、賭博場でグリッグスを尋問。
ジョーカーの協力者として、刑務所を出る際にハーレイ・クインにスマートフォンを渡しました。
GQ・エドワーズ(演:スコット・イーストウッド)日本語吹替:北田理道

GQ・エドワーズ :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
リック・フラッグの仲間の軍人。
ネイビーシールズ(アメリカ海軍特殊部隊)にも所属。
終盤、キラー・クロックとともに地下の水中に爆弾設置に向かい、インキュバスを殺すために爆弾を起動。
その際に犠牲になり死亡。
以上『スーサイド・スクワッド』(2016)の登場人物(キャラクター)一覧でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の感想と考察

キラー・クロックとハーレイ・クイン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『スーサイド・スクワッド』(2016)の感想と考察をご紹介します。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の感想
まずは、『スーサイド・スクワッド』(2016)の感想を3つご紹介します。
それでは見ていきましょう。
ハーレイ・クイン初登場!
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)で1番の人気キャラは、間違いなくハーレイ・クイン!
公開前から高かった前評判を上回るほどの魅力的なキャラでした。
演じたマーゴット・ロビーがとてもはまり役で、アメコミファン層を超えて大人気になり、ハーレイ・クイン主役の続編『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)が作られることに。
著名アーティストからの楽曲提供
『スーサイド・スクワッド』(2016)では、既存のヒット曲に加えて、本作に提供された著名アーティストの曲も複数使用されました。
エンディングで使用されたTwenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ)『Heathens』。
ジョーカーの登場に合わせて製作されたSkrillex(スクリレックス)& Rick Ross(リック・ロス)『Purple Lamborghini』。
など、本作との豪華なコラボレーションで話題に。
リック・フラッグ大佐の頑張り

ジューン・ムーン博士とリック・フラッグ :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
世界を救わず解散しかかったスーサイド・スクワッドをなんとか引きとめたリック・フラッグは、結果的に本作でかなりのキーパーソンに。
魔女に逃げられたアマンダ・ウォラーやリック・フラッグは、いったんはスーサイド・スクワッドに見離されました。
しかし恋人を失って泣いていたリック・フラッグへの同情もあり、メンバーたちは再度協力する流れに。
以上『スーサイド・スクワッド』(2016)の感想でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の考察
ここからは、『スーサイド・スクワッド』(2016)の考察を4つご紹介します。
それでは見ていきましょう。
勢いが最高の前半&コンパクトな後半
本作前半のキャラクター紹介シークエンスは最高の出来栄え。
オープニングの「The House of the Rising Sun」から始まり、ノンストップで著名曲を掛けながら映像にリズムを作っていく展開が特徴的。
その勢いだけで前半1時間ほどを突っ走っていました。
後半は、気づいたらあれよあれよとメインヴィランとの戦いが始まっているというコンパクトな展開に。
本作前半のテンポの良さは楽曲との相乗効果によるもの
本作では、およそ23曲という多数の楽曲を使用することで、まるでプレイリストのようなノリのいい流れを実現。
これは後述するように、マーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)とは異なる楽曲の使い方であり、くらべるとより分かりやすいです。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)で使用された楽曲はおよそ12曲。
盛り上がるシーンに合わせて70年代ヒットソングを掛けて、より高揚感を生む、という音楽の使い方でした。
これに対して、本作『スーサイド・スクワッド』(2016)で流れた23曲のうち、7割(16曲)は、戦闘シーンに入るまでの間(50分ごろまで)で使用されます。
(エンドロールの2曲を除いて考えると、21曲中16曲を前半部分で使っているので、後半の(悪く言えば)単調さがより顕著です。)
つまり、戦闘シーンになってからはほぼ音楽が止まっています。
この点は、観客が期待したもの(「ガーディアンズ」のようなエモーショナルな音楽使用)と大きく乖離を生んでいるのではないかと思われます。
ひと癖あるストーリー
監督によると、『スーサイド・スクワッド』(2016)のテーマとして「悪人だけど、ヴィランと戦うために仲間と協力する」というものがあるとのこと。
しかしそれよりもむしろ、本作のストーリーで目立つ要素である「課されたミッションが、実は政府の失敗への隠ぺい工作」という癖のあるポイントのほうが、DCEUというユニバースにおける解釈として似合っているのではないかと思います。
DCEUとの繋がりも
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)は、独立したストーリーとして本作だけ観てもOKな内容でしたが、ちゃんとバットマンとフラッシュが出ています。
とくにバットマンはスーサイド・スクワッドのメンバー捕獲のために暗躍。
ある意味事件の首謀者であったアマンダ・ウォラーとも裏で取引しているという密偵ぶりを披露。
以上『スーサイド・スクワッド』(2016)の考察でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)とは?特徴や目的を解説

ベル・レーヴ刑務所 :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、本作で誕生したチーム「スーサイド・スクワッド」について解説します。
②スーサイド・スクワッドはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに似ている?
スーサイド・スクワッドはなぜ集まったのか?目的を解説
ここでは、「スーサイド・スクワッド」結成の流れやチームの目的を解説します。
それでは見ていきましょう。
スーサイド・スクワッドの意味は?
スーサイド・スクワッド(Suicide Squad)とは、決死部隊という意味。(本作字幕より)
首に小型爆弾を埋め込まれ、反抗したら殺すと脅されて作戦に参加しているので、デッドショットが「スーサイド・スクワッド」と発言。
チームの正式名称は、「タスク・フォースX」。
「任務成功なら減刑、失敗なら死ぬことになる」
――アマンダ・ウォラー「俺たちはスーサイド・スクワッド(決死部隊)か」
――デッドショット
スーサイド・スクワッドはどうやって集まった?
アマンダ・ウォラーが、次なるメタヒューマンの脅威への対策として、犯罪者を集めたチーム「タスク・フォースX」結成を計画。
本作でも描写されたペンタゴンでの会合で、計画が承認されました。
そして本作でインキュバス(魔女の弟)が出現し、招集されることに。
「次のスーパーマンが、テロリストになったら?」
――デクスター・トリヴァー(政府関係者)「悪の力を利用した特殊部隊を作り、次のスーパーマンとの戦いに備えます」
――アマンダ・ウォラー「メタヒューマンとの戦いに、我々は勝てるのか?」
――アマンダ・ウォラー
「スーパーマンは人間的だったけど、次は分からない。悪には悪で対抗する」
――アマンダ・ウォラー
スーサイド・スクワッドはどんなメンバー?
スーサイド・スクワッドの主なメンバーは、ベル・レーヴ(極悪犯収容施設)に収監されていた犯罪者たち。
本作でベル・レーヴ刑務所にいたのは、デッドショット、ハーレイ・クイン、エル・ディアブロ、キラー・クロック。
残りの2人、キャプテン・ブーメランとスリップノットは、招集されるまでどこにいたのかわかりませんでした。
ベル・レーヴ刑務所は、ルイジアナ州ブラックサイトにあるとのこと。(作中テロップより)
本作でのスーサイド・スクワッドの目的は?
多数の敵が出現した事件現場から、最重要人物「HVT1」を救出すること。
そして「HVT1」は、任務を命令したアマンダ・ウォラー自身のことでした。
アマンダ・ウォラーによると、「エンチャントレスが逃げて市民を手下に変え始め、避難できなかった」とのこと。
スーサイド・スクワッド結成後の展開は?
ジョーカーに邪魔されつつもアマンダをヘリに乗せて脱出させ、任務は終了したかのように思えました。
しかしアマンダのヘリが墜落し、再度アマンダ救出を命令されることに。
その後、アマンダたちのミス(出現したインキュバスを処理しようとしてエンチャントレスに逃げられた)が原因でタスク・フォースXが招集されたとリック・フラッグ大佐が説明すると、事実を隠されていたと知ったメンバーは大佐のもとから去ることに。
しかし、メンバーがいたバーにリック・フラッグ大佐が訪れ、ジューン・ムーン博士との関係を聞き、首の爆弾を解除したことで再度協力。
スーサイド・スクワッドはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに似ている?
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)が、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)に似ているか、を考察します。
それでは見ていきましょう。
似ているポイント
『スーサイド・スクワッド』(2016)と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は、特徴がかなりかぶっているので、「似ている」と言われるのは妥当ではないでしょうか。
キャラクターの類似点
犯罪者の寄せ集めチームであること。
メンバーが同じ刑務所に入っていたこと。
映画としての類似点
作中でヒット曲を使っているところ。
(ただし、上述した“『スーサイド・スクワッド』(2016)の考察”にあるように、音楽の使い方はかなり違います。)
しかし、『スーサイド・スクワッド』(2016)と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は、作品自体としては全く似ていません。
ここからは、『スーサイド・スクワッド』(2016)と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)の違いをご紹介します。
異なるポイント
ヴィランかヒーローかの違い
スーサイド・スクワッドはヴィランのチーム。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは犯罪者が集まったヒーローチームです。
作品の見せ方の違い
『スーサイド・スクワッド』(2016)はキャラクター先行の作りで、対して『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は内容で引き込む作りであること。
ハーレイ・クインのルックスや破天荒な性格に特徴的なように、本作はキャラクターの初登場時から個人の魅力だけで十分際立っている作品。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は、個々のキャラクター同士の掛け合いでギャグや流れを生み出す作品でした。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)の場合、徐々に仲間意識が芽生えていき、作品としての盛り上がりが増す展開に。
それに対し、本作『スーサイド・スクワッド』(2016)はキャラクター紹介シーンのインパクトがかなり強かったように感じられます。
(ただしこれは、製作側の意図とは違うようです。
製作意図としては、ヴィランの人情を描こうとしていたようなので、本作後半の本心を打ち明けあうシーンこそ重要なシーンだったのだと思われます。)
ストーリーの違い
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)は、「課されたミッションがただの隠蔽工作だった」というひねられたストーリーが片付いたあとで、メンバー同士の協力・敵との戦いが描かれました。
対して『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は、メンバー間の対立、からの団結、そして強大な敵を倒す、という展開。
以上、『スーサイド・スクワッド』(2016)の特徴や目的の解説でした。
『スーサイド・スクワッド』 (2016)の疑問、伏線やDCEUとの繋がりを解説

ハーレイ・クイン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『スーサイド・スクワッド』 (2016)の疑問や伏線をご紹介します。
それでは見ていきましょう。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説①:スーサイド・スクワッド(タスクフォースX)の目的やメンバーとは?
スーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)は、アマンダ・ウォラーが集めた、犯罪者の戦闘部隊。
スーサイド・スクワッドは通称。
タスク・フォースXが、計画としての正式名称です。
スーサイド・スクワッドのメンバーは、デッドショット、ハーレイ・クイン、エル・ディアブロ、キラー・クロック、キャプテン・ブーメラン、スリップノット。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説②:スーサイド・スクワッドでのジョーカーやハーレイ・クインの立ち位置とは?
ハーレイ・クインは、味方として登場し、ヴィラン(エンチャントレス、インキュバス)と戦闘。
ジョーカーは、バットマンに捕まって以来離ればなれだったハーレイ・クインを連れ戻そうとする役割で登場。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説③:意味不明? スーサイド・スクワッドの行動に共感できない理由
ここでは、スーサイド・スクワッドのメンバーの行動に共感できないことについて3つのポイントから解説します。
それでは見ていきましょう。
殺されたくないから仕方なく協力
スーサイド・スクワッドのメンバーは、当初「逆らったら、首に埋め込まれた小型爆弾で殺されるから」という理由で任務に参加しています。
ここまでは行動要因として理解可能です。
突然いい人たちになっている?
アマンダ・ウォラーを一旦はヘリコプターに乗せ(のちに墜落)、リック・フラッグから事件の発端の真相を聞いたあと、メンバーはあきれてしまい解散。
そしてとくに共感しずらいポイントが、バーで集合したあと、再びエンチャントレス(と弟のインキュバス)を倒すために協力するところと思われます。
(またその少し前に、ヘリから飛び降りて逃げられたはずのハーレイ・クインが車の上に座ってメンバーたちを待っていたシーンも、「なぜ?」となって共感しずらいポイントという意見が。)
これらに関して、「理由が分からない」と感じたり、また「ヴィランなのに助け合おうとするのはおかしい」と感じるのは至極もっともだと思います。
ヴィランにも人間味があることを描こうとした本作
先述したように、製作意図としては、本作後半の「本心を打ち明けあい仲間になるシーン」は重要なシーンだったようです。
つまり、違和感を抱いた方も多い「急に仲間っぽくなる」シーンこそ見せたかったことなのだと思われます。
たしかにデッドショットをはじめ、序盤からメンバーの善性が強調されているので、「もともと善良な部分があった、そして決意して敵と戦うことを決めた」と見るのが製作意図には合っているのでしょう。
また製作者の意図とはズレますが、「奇抜なヴィランたちの行動」は、必ずしも観客に共感される必要はないのでは?とも思います。
とくにゴッサムシティのヴィランたちは、風変わりな狂人めいた人物も多いです。
本作に登場したスーサイド・スクワッドのメンバーは、過去の大量の悪業のイメージもすでに有名で、本作であらためてそれを示さなくても分かるだろう、と観客にゆだねられている部分もあるのかもしれません。
本作を観て思うのは、「良い女の子は天国へ行ける、悪い女の子はどこへでも行ける」というよく聞く名言。
スーサイド・スクワッドのメンバーは、何をしたっていいのではないか?と個人的には思います。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説④:ジョーカーは死んだ? ジョーカーの登場シーンを解説

ハーリーン・クインゼル博士と、患者だったジョーカー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)のジョーカーについて、3つのポイントから解説します。
それでは見ていきましょう。
ジョーカーはラストで再登場しており、生存
乗っていたヘリコプターが爆破され一旦消息不明になったジョーカーは、ラストで再登場し、刑務所に戻ったハーレイ・クインのもとに現れました。
本作でのジョーカーの人物像は?
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)のジョーカーは、あくまで“ハーレイ・クインの恋人”としての立ち位置に絞ったキャラクター描写でした。
そのためハーレイ・クインを連れ戻すための行動以外のシーンはなく、イメージと違和感があったかもしれません。
本作のほぼ主役であるハーレイ・クインをメインに据えるため、ジョーカーの魅力を伝えるためのシーンは入れられなかったと思われます。
実際、ジョーカーの登場シーンはかなりカットされたという話もあり、おそらく“ハーレイ・クイン絡み”以外のシーンがカットされたようです。
素顔のジョーカー(?)も登場
ハーレイ・クインが見た幻のなかでは、ジョーカーの素顔が登場。
このシーンの完成度は抜群で、ハーレイ・クインの恋心がよく示されていました。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説⑤:スーサイド・スクワッドの主題・テーマとは?
デヴィッド・エアー監督によると、『スーサイド・スクワッド』(2016)のテーマとして「悪人たちにも人間味があり、敵と戦うため仲間と協力する」というものがあるとのこと。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説⑥:かわいいハーレイ・クインが見どころ?

薬品に落ちたジョーカーとハーレイ・クイン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)の見どころは、間違いなくハーレイ・クインの魅力。
完璧なビジュアルと奇抜な性格で、ストーリーを置いておいてもハーレイ・クインの存在だけで楽しく鑑賞できる作品です。
アーカム・アサイラムの精神科医だったハーレイ・クインは、ジョーカーとの出会いで精神異常気味の犯罪者に。
見た目も、薬品タンクに飛び降りたことで、漂白されたような姿に変わっています。
本作ではジョーカーのことを「プリンちゃん(Puddin)」と呼んで溺愛。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の伏線解説⑦:DCEUとの繋がりは?
『スーサイド・スクワッド』(2016)は、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でスーパーマンが死亡したあとの出来事。
なので、スーパーマンの死亡についての台詞がありました。
「スーパーマンが現れ世界は変わった。彼が消え、世界は再び変わった」
――アマンダ・ウォラー
このような情勢のもと、アマンダ・ウォラーは、「今度は、地球を攻撃する、スーパーマンくらい強力な超人が現れるかも」と考え、対策としてスーサイド・スクワッド(タスク・フォースX)を計画していました。
また本作には、バットマンとフラッシュも登場。
バットマンは、「ジャスティス・リーグ」結成に向けて、メタヒューマンの機密ファイルをアマンダ・ウォラーから入手。
以上『スーサイド・スクワッド』 (2016)の疑問や伏線の解説でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の時系列・順番を徹底解説

ハーレイ・クインとジョーカー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、DCEU作品の順番と、続編スーサイド・スクワッド2についてご紹介します。
それでは見ていきましょう。
『スーサイド・スクワッド』(2016)までのDCEU作品
ここまでのDCEU作品は、下記の2つ。
DCEU1作目『マン・オブ・スティール』(2013)
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ロイスとスーパーマン(『マン・オブ・スティール』2013より):© 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures Funding, LLC Â
スーパーマンの単独作。
この『マン・オブ・スティール』(2013)で起きた事件が、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の導入になります。
『マン・オブ・スティール』(2013)の詳しい考察や結末、伏線や繋がりが知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema-review/man-of-steel/19073/
DCEU2作目『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)

バットマンとスーパーマン(『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)より):© 2014 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
バットマンとスーパーマンが主役の作品。
『スーサイド・スクワッド』(2016)に登場したバットマンが出ています。
時系列的にも、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のあとが『スーサイド・スクワッド』(2016)です。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の詳しい考察や結末、伏線や繋がりが知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema-review/batman-v-superman/17547/
『スーサイド・スクワッド』(2016)鑑賞前に観るべき作品
『スーサイド・スクワッド』(2016)は、スーサイド・スクワッドのメンバーが初登場した作品。
ストーリーも独立しており、事前に鑑賞が必要な作品はありません。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の続編は?『スーサイド・スクワッド2』はいつ公開される?
『スーサイド・スクワッド』(2016)の続編は、2021年に公開予定。
今のところ、『ザ・スーサイド・スクワッド』(The Suicide Squad)というタイトルの予定。
監督は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン。
これは、ジェームズ・ガンがスキャンダルによってディズニーから解雇されていた時期にちょうど契約が進んだため。
ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーや、リック・フラッグ役のヨエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニーらが続投するほか、新登場のキャラクターも増えるとのこと。
ハーレイ・クインの続編は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)
本作のあとの、ハーレイ・クインの続編は、ハーレイが主役の『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)。
ジョーカーと破局し自由になったハーレイ・クインと、ハーレイの友達の女性キャラクターが多数登場します。
以上『スーサイド・スクワッド』(2016)の時系列・順番の解説でした。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)の詳しい考察や解説が知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema-review/birds-of-prey/16994/
『スーサイド・スクワッド』(2016)の小ネタ・トリビア・裏話を解説

ジョーカー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『スーサイド・スクワッド』(2016)の小ネタ・トリビア・裏話をご紹介します。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の小ネタ・トリビア・原作との違いを解説
まずは下記の2つのトリビアをご紹介します。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の原作コミックは?
本作の元になったのは、コミックの「THE NEW 52」のスーサイド・スクワッド。
原案エピソードは「スーサイド・スクワッド:悪虐の狂宴」。
首に小型爆弾を埋め込まれる設定などが共通しています。
スーサイド・スクワッドのほかの映像作品は?
スーサイド・スクワッドの映像化で有名なのは、ドラマ『ARROW/アロー』(2012~2020年)に登場したスーサイド・スクワッド。
加えて、本作『スーサイド・スクワッド』(2016)のキャラクターは『ARROW/アロー』にも登場していた人物が多いです。(デッドショット、アマンダ・ウォラー、キャプテン・ブーメラン、カタナなど)
『スーサイド・スクワッド』(2016)の裏話の解説
ここでは下記の2つの裏話をご紹介します。
ジョーカーのシーンはほとんどカットされた
本作『スーサイド・スクワッド』(2016)でジョーカーを演じたジャレッド・レトは、“ジョーカーの単独作が作れるほどの量”のシーンを撮影したがカットされている、とコメント。
本作にもスタジオ指示による大幅変更があった
DCEUといえば、たびたび、「ワーナーの指示により作品が別物になった」という告発が相次いでいることで有名。
劇場公開されたあと、「こちらが本来のバージョンだった」と言って長尺版がリリースされる、という事態が起きています。
本作を監督したデヴィッド・エアーも、ジョーカーの人物像を示すシーンがカットされたことで印象が変わってしまった、という趣旨のコメントを出しています。
スタジオに“(作風が)暗すぎる”と判断されたシーンもカットされ、全体的に明るいトーンになったとのこと。
以上『スーサイド・スクワッド』(2016)の小ネタ・トリビア・裏話の解説でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の最後は? ラストシーンや結末を解説

デッドショットとハーレイ・クイン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『スーサイド・スクワッド』(2016)の結末をご紹介します。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の結末・ラストシーン
『スーサイド・スクワッド』(2016)のラストは、ミッドウェイシティの駅での戦い。
地下に設置した爆弾により、まずインキュバス(エンチャントレスの弟)を倒したスーサイド・スクワッド。
そしてエンチャントレスの地球征服システムに投げ込んだ爆弾をデッドショットが撃ち、エンチャントレスが生み出した巨大な構造物を破壊。
ハーレイ・クインが奪っていたエンチャントレスの心臓をリック・フラッグが潰し、エンチャントレスは死亡し、体内からジューン・ムーン博士が復活。
『スーサイド・スクワッド』(2016)のその後は?
生き残ったスーサイド・スクワッドのメンバーは、全員ベル・レーヴ刑務所に戻されました。
ハーレイ・クインを脱獄させるためにジョーカーが刑務所に現れるシーンがあり、ハーレイは刑務所から出られるようです。
また、キャプテン・ブーメランはのちに脱獄します。(『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)との伏線)
【レビュー】『スーサイド・スクワッド』(2016)の評価・評判

刑務所に戻ったハーレイ・クイン :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
『スーサイド・スクワッド』(2016)の低評価、高評価のレビューをそれぞれ紹介します。
【つまらない?】低評価のレビュー
ストーリーに無理矢理感がある、つまらないというレビューが多数。
ハーレイ・クインとデッドショット以外のキャラの魅力が十分に出せていないとのこと。
スーサイド・スクワッドのメンバー候補として紹介された魔女 エンチャントレスがいつの間にかメインヴィランになっていた展開が分かりにくいというコメントも。
【面白い?】高評価のレビュー
細かいことを気にしなければ、本作はある程度面白く観られるはずです。
個性的なメンバーが集合していて楽しく観れた、という感想もちゃんとありました。
なぜスーサイド・スクワッドは酷評されたのか?
ストーリーに対する酷評ポイントについては、下記の“【賛否両論】『スーサイド・スクワッド』(2016)が批判的なレビューを集めた理由”で後述しますが、本作『スーサイド・スクワッド』(2016)はそもそも、公開日程厳守の方針がとられ、脚本を短期間で仕上げそのまま撮影に入ったとのこと。
DCEUでよくある製作過程のトラブルが、本作の内容にも影響していると思われます。
【賛否両論】『スーサイド・スクワッド』(2016)が批判的なレビューを集めた理由

リック・フラッグとデッドショット :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
主要キャラと宣伝されていたジョーカーの登場シーンが少なかったことや、予告編のイメージと実際の内容が違ったこと。
そしてストーリーが、“結局アマンダ・ウォラーのせい”というだけだったことや、ヴィランがヴィランらしく行動しない、など観客の期待と乖離しており、批判ポイントに。
さらに本作の敵であるエンチャントレスが出現させた巨大構造物があまりにも“アメコミ映画でさんざん観た”描写だったことなど、本作についてのマイナス意見は挙げようと思えばいくらでも挙げられるほど。
一方で、そのすべてをカバーするほどハーレイ・クインのキャラクターが素晴らしく、批判的な目線で観なければ楽しく鑑賞できる作品でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)の総合評価:ヴィランの定義は難しい

アマンダ・ウォラー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
政府の人間が悪事を働き、バットマンもそれに加担。
そんななか、ヴィランたちが世界を救うこともある、という温かい気持ちで作られた『スーサイド・スクワッド』(2016)でした。
『スーサイド・スクワッド』(2016)はエンドロール後に本編はある?

スーサイド・スクワッドのメンバー :© 2016 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
エンドロールの途中のシーン(ミッドクレジットシーン)で、アマンダ・ウォラーとブルース・ウェイン(バットマン)が登場。
アマンダ・ウォラーが、メタヒューマンの機密ファイルをブルース・ウェインに渡していました。
(機密ファイルの書類上で、フラッシュ、アクアマンの写真が登場。)
ブルース・ウェインは、「ジャスティス・リーグ」結成のためにメタヒューマンの情報を集めているとのこと。
「目的は?」
――アマンダ・ウォラー「友達を作る」
――ブルース・ウェイン
DC映画・DCEUの時系列、順番について知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema_recommend/DC+Heroes/3597/
DC映画・DCEUの第4弾である『ワンダーウーマン1』(2017)の考察と解説はこちら。
https://minority-hero.com/cinema-review/wonder-woman-1/18039/
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