出産前は、「赤ちゃんが産まれたら、夫と家族3人で微笑ましい生活」を思い描いていたけど...現実は...
・慣れない育児と泣き続ける赤ちゃんでママは大変!
・夫は出産前と何も変わらずマイペースで育児をしてくれない!
この記事にたどり着いたママさんは、いわゆる「産後クライシス」の症状にかなり悩まされているのではないでしょうか...?
どうか、ここで読むのを止めないでください。
同じ思いを経験した私の「今の状態から上へあがるための解決談」をご紹介します。
そして、できれば旦那様にも読んでもらってください。
あなたの今の状態を救えるのは旦那様なのです。
読むことで、少しでもプラスになりますように...
産後クライシスとは
産後クライシスとは、女性が出産後に起きる「産後の体の不調、慣れない育児、命を守らないといけない不安、夫への不満」が種となり起こる事を言います。
出産後、退院してから赤ちゃんと2人きりの生活がスタートすることで不安になる産後ブルー。
ずっと抱っこしていないと泣き続ける赤ちゃんに余裕がなくなる育児ノイローゼ。
女性は出産後、急激にホルモンバランスが崩れるため精神へのダメージに自分でも上手くコントロールできません。
そんなママを理解して支えようとしない夫によって一気に不満が爆発し、産後クライシスは起きます。
そして、最悪「離婚」や母親の「自殺」、子供への「虐待」につながりかねません。
産後クライシスが起きてしまった状態のママさんは、かなり追いつめられています。
産後クライシスとうつ病の違い
・産後うつは、出産後に急激にホルモンバランスが崩れてしまう中、赤ちゃんと2人きりの生活がスタートしたことへの不安で起こる病気。
・産後クライシスは、産後うつに似てますが、さらに夫の育児への非協力と妻への理解不足で起きる夫婦間危機(離婚危機)です。
どちらにしても、ママさんの精神的な不安から起こります。
症状は一時的な場合と、立ち直る事が困難な場合それぞれです。
そのためにはママさんの心の支えが重要になります。
産後クライシスの状態とは
産後のママは、赤ちゃんのお世話で24時間付きっきりになり心に余裕がなくなってしまいます。
産後のたった数日の入院で育児を完璧に教えてもらうことなどありません。
説明書もない小さな命を生かさなければいけないのですから、ママも命がけです。
赤ちゃんは思うように寝てくれず、やっと寝たと思っても、ちょっとした物音で起きて振り出しに戻る...
泣き声と休む暇もなく、ママの精神はたった一本の細い線をぎりぎり保っているだけ...
そんな時に、夫は産前と変わらずマイぺースで、育児の非協力にママさんはイライラしてしまいます。
夫も育児を協力したくても何をすればいいのかわからず、妻の機嫌だけでも取ろうといろいろしますが、逆効果になる事も。
ママは我が子に必死で夫への愛情なんて余裕ありませんし、産後の身体はダメージが酷く痛みも続きます。
それを理解できない夫は、妻へのセックスを求める事もありますが、当然断られてしまいます。
断られた夫は、次回誘っても「どうせまた断られるし...」と誘わなくなります。
結果、セックスレスになってしまい、愛情を表現し合う事もなくなってしまいます。
残るのは、お互いのギクシャクした関係と、夫の存在のイライラだけです。
産後クライシスが起こる原因とは
女性は出産後、大きくホルモンバランスが崩れます。
そして、愛する我が子の命を守り育てないといけない母性本能で、ハリネズミみたいに全身トゲトゲになったかの様に周りへの警戒心が増します。
小さな壊れてしまいそうな命を前に神経はかなり敏感です。
それに加えて、慣れない育児と思うように進める事ができない家事。
髪は適当で、いつでも授乳できる様に服も適当。
気分転換にお散歩に行きたくても、簡単な準備も時間がかかるので簡単には行けません。
産前は、おしゃれなママで赤ちゃんとの静かな生活をイメージしていたのに、現実は全く違います。
それでもがんばるママに追い打ちが、夫の育児不参加です。
仕事から帰ってきた夫はゆっくりテレビを見ながら食事し、トイレもゆっくり、お風呂では寝て...
そんな夫へ妻は怒りが爆発する事も。
夫はいつも通りの生活を怒られたり、物音さえ立てる事も許されず、息苦しくなり「帰りたくない家」になってしまいます。
お互いに不満が溜まる一方、赤ちゃんがいるので言い合いもできず夫婦のすれ違いが生じてしまいます。
ホルモンバランスの変化
妊娠中は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌量が増えます。
それらは、出産をした後、急激に減少します。
そして、母乳の分泌を促す「プロラクチン」というホルモンの分泌が増えてきます。
急激な変化によって、ホルモンバランスは崩れ、産後うつにもなりやすくなります。
ママ自身、感情のコントロールができなくなり精神的にかなり苦しい状態といえます。
育児への不安やストレス
何もかも、わからないままスタートした育児...
1日に何十回も行う、オムツ替えと授乳(ミルク作り)と寝かしつけ...
オムツは漏れて洗濯物は増える一方、洗濯物を干すだけでも泣き叫ばれて大変...
おっぱいは上手く吸ってくれないし、詰まって激痛の日々...
哺乳瓶でミルクを飲んでくれないし、体重が増えない...
何度も寝かしつけに失敗して、成功したと思ったら物音で起きてまう...
他にも書ききれないほどママへの精神と体力の負担は大きいのです。
毎日、相談できる人もおらず、人との交流にも飢えてるのでストレスが溜まってしまいます。
夫が育児に非協力的
夫は産前と変わらない生活のぺース。
夫から進んでオムツを替えてミルクを飲ませてなんてしてくれない。
仕事から帰って来たら、当たり前の様に自分だけ食事をしたりトイレに行ったり。
そして、無意識に物音をたてて赤ちゃんを起こしてしまう事も...
おそらく夫に悪気はないのでしょう。
ただ、いつものように過ごしているだけなんです。
しかし、この気遣い不足で妻への負担が大きくなって産後クライシスを悪化させてしまいます。
夫婦間のコミュニケーション不足
産前は夫婦一緒に食事を共にしたり、会話する時間もあったでしょう。
しかし産後は、妻は赤ちゃんが起きている時は育児に専念し、赤ちゃんが寝ている時は家事をしないといけません。
自分の休まる時間は、赤ちゃんが寝てから再び起きるまでのわずかな睡眠の時だけといっても過言ではありません。
夫婦の会話もゆっくりできなくなりますし、夫の仕事の話など聞いてあげる事ができません。
慣れない環境で夫婦のすれ違いが生じ、お互いに会話も満足にできない不満が溜まりギクシャクしてしまいます。
知人家族のイクメンパパへの嫉妬やストレス
産後のママは息抜きと、交流を広げるために、支援センターなどでママ友を作る事をおすすめします。
同じリアルタイムなママ同士だからこそ分かち合える境遇が多く、会話するだけでストレスも軽減します。
しかし中には、夫の自慢話をするママさんもいます。
私のママ友にもいました。
彼女はとにかく夫と自分の仲良しに映っている写メを周りに見せびらかしたり、自分は産後も夫と仲が良いと自慢していました。
LINEでも、ほぼ毎日写メ付きで何かと自慢をしてきました。
自分の家事育児でも忙しいのに、自慢ばかりのLINEの返信はとてもしんどかったです。
ママ友との交流は息抜きが目的ですので、経済的格差や夫婦間格差などを感じさせるママ友と距離を置きましょう。
他人と比べる事で、さらに自分の環境に対して不安が大きくなってしまいますので、自分は自分と開き直る事がとても大切です。
産後クライシスが原因で離婚しないための対策
まわりでの結婚、出産後の数年で離婚は、多くが産後クライシスが原因と言われる世の中、離婚を回避する方法はあるのでしょうか?
・産後クライシスを徐々に軽減していく方法は?
・夫を再び好きになるには?
・育児をポジティブに切り替えるには?
夫に期待しすぎず伝える
ママだって、オムツ交換も何もかも完璧に教えてもらってスタートしたわけではありません。
だから、「パパだっていい加減育児に慣れて」と思ってしまいます。
パパはママに何度もオムツの変え方を聞くかもしれません。
何度も「何かする事ある?」と聞いてくる事で、「気が利かない」とイライラするかもしれません。
しかし、男性に完璧を求めてはいけません。
やってほしい事を明確にお願いする事で夫も育児に参加しやすくなります。
例えば、
・「オムツがぱんぱんでお尻が冷えて風邪を引いてしまうからオムツを替えて欲しい」
・「少し側から離れるから、赤ちゃんを抱っこして頭を揺らしすぎないようにゆっくり横に揺らしてあげててくれるかな」
・「赤ちゃんがしゃっくりをしだしたら背中を優しくゆっくりとさすってあげると安心するし止まるからお願いできるかな」
など、やり方、してほしい理由、目的、を面倒がらずにきちんと説明してお願いしましょう。
この工程がなぜ必要なのかがわかってくると、徐々に要領をつかんで夫が自ら進んでやってくれるようになります。
できて当たり前と思わず、理解できるまできちんと言葉にして伝える事が夫の育児への向上につながります。
実家を頼る
初めての育児はわからない事だらけで、赤ちゃんの体重が増えないだけで思い悩むママさんが多いです。
そして、家事もなかなか思うように進まず食事の支度さえ難しいです。
そんな時は、実家の母や、義母に頼りましょう。
向こうはあなたや夫を立派に育てた、育児の大先輩です。
大変な時期だという事も理解してくれるでしょう。
実家が遠い場合は、電話で不安な事を聞いてもらいましょう。
あなたが赤ちゃんの時はどうだったかなど育児のヒントをもらえるはずです。
こういう時だからこそ、甘えても良いのです。
一人で抱え込まない
産後うつ、育児ノイローゼ、産後クライシスに多いのが、ママさんが全てひとりで抱え込んでしまう事です。
産後のママは大変で当たり前、だからこそ周りに少々な不安でも良いので打ち明けてください。
それが、育児を上手にマスターするコツです。
急な赤ちゃんの体調の変化など、心配な時も、厚生労働省の政策である「こども医療でんわ相談#8000」に電話する事で、小児科医師・看護師に相談もできるので上手に利用しましょう。
友人や他人と比べない
最近はSNSなどで我が子と同じ月齢の子供の投稿を観覧できますね。
それが、育児のヒントにもなり、コメント内でママ友さんと交流もでき息抜きになります。
ですが、だんだん子供たちの成長に個性が出てきて、寝返りやハイハイなど他の赤ちゃんはできているのにうちの子はまだ...と比べて心配になったりします。
さらに、仲良し夫婦や、ファミリーの投稿でうらやましさと、自分の家庭環境の格差で嫌な思いをしてしまう事もあるでしょう。
他人は他人、自分は自分、と一線を引いて比べない様にする事が大切です。
夫も我が子も、あなたが愛している個性なのですから比べず楽しみましょう。
お互いがお互いを理解する
産後クライシスは
・産後のママのホルモンバランスの崩れや育児の不安
・夫の育児への勉強不足と女性ホルモンの崩れと身体の痛み、育児の大変さの理解不足
が原因とされます。
これが最初から理解しあえる夫婦はなかなかいないでしょう。
夫婦が産後クライシスになる事ではじめて夫婦が意見し合い成長できるのです。
全ては産まれてきてくれた我が子と家族の幸せのために、笑顔のために、協力して成長するのです。
カウンセリングに行く
ママの不安が解決しない時は、産後うつでなくてもカウンセリングを受ける事をおすすめします。
カウンセリングと聞くと大袈裟だと思うかもしれませんが、心の病を舐めてはいけません。
育児からの不安や、夫への不安で精神的に追い詰められてしまうと育児放棄や離婚に至るどころか自身も立ち直る事ができなくなる事もあります。
カウンセリングは心の専門のお医者様です。
具体的に考えず何もかも吐き出す事でガス抜きができて、冷静に戻り、頑張りすぎない育児の要領をつかむきっかけになるかもしれません。
①視える有名な占い師が多い
②最大10分(2,400円分)無料のお試し鑑定
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夫ができる産後クライシスの対処法
産後クライシスは夫に理解してもらう事が重要です。
夫に育児を協力してもらうなど、きちんと伝える事で産後クライシスを脱出しましょう。
そのために以下の事をしましょう。
夫に知識を共有しておく
産後クライシスは夫婦のすれ違いと、夫が産後のママの状態と育児の理解不足から生じます。
妻は感情的にならず、夫へ産後のホルモンバランスの崩れと育児の大変さをしっかりと話して理解してもらう事が必要です。
眠っている赤ちゃんが起きるなど、ゆっくり話す時間がない場合は、ネットなどで情報を集めて夫に読んでもらう事で、自分達だけではない、放って置いたら悪化する現実を知ってもらうのも良いでしょう。
夫に理解をしてもらうだけでも状況は変わってくると思います。
家事や育児などできることをする
夫は、妻が家事育児をこなしているから任せるのではなく、簡単な事で良いので自分のできる事をやりましょう。
例えば、
・妻が赤ちゃんのオムツを替えていたら、替え終わったオムツを丸めて捨ててあげる。
・せめてオムツは変えられるようになる。
・妻が赤ちゃんから一瞬でも離れれば、夫は腰を上げて赤ちゃんのもとへ。
・赤ちゃんが眠っている時は物音に気を付けて、赤ちゃんを起こさない事で妻を休ませてあげる。
・ごみの日は集めて捨てに行く
・夫自身、自分の事をちゃんとする(絶対に大きな息子にならないでください)
など、簡単な事で良いんです。
それだけで妻への負担も軽くなり、感謝もされます。
早めの帰宅と休日は家にいるように
産後の妻のイライラを向けられると、夫は居心地が悪くなり家に帰りたくなくなるかもしれません。
しかし、夫の帰りが遅くなれば妻の負担やストレスは膨れ上がってしまいます。
産後の夫へのイライラは妻にもコントロール不可で苦しいんです。
産後クライシスはいつまでも続くものではありません。
産後、長くても1年経つまでは夫は妻の状態を理解して支えてあげてください。
そうする事で、産後クライシスが落ち着いた時、夫は今よりもっと大切にされるでしょう。
女性は、妊婦と産後の辛い時に夫から受けた恨みは一生忘れません。
熟年離婚も産後クライシスでの解決できなかった恨みが残って起きる事が原因でもあります。
夫婦のコミュニケーションを大切に乗り切りましょう
産後クライシスがある家庭と、ない家庭の違いは、夫婦のコミュニケーション不足です。
そして、思いやりで気付ける行動不足です。
私も、かなりの産後うつと、産後クライシス、さらにノイローゼにもなりかけていました。
産後、私たち夫婦は何度もひどい喧嘩をしましたし、子供を連れて実家へ帰ったこともあります。
当時は何度も離婚を考えました。
でも、現実はとても厳しく、子供には父親が必要です。
産後クライシスから抜け出す事ができたのは、夫が理解して協力的になってくれたからです。
そして、会話する時間がない時は、別々の部屋からLINEで会話をするなどコミュニケーションを大切にしていました。
産後クライシスは離婚を考えるほど、夫婦関係が悪化してしまいます。
しかし、夫婦がお互い理解して支え合う事で、乗り越えて親になり絆を深めれるのだと思います。
出産から1年経った今でも、完璧に産後クライシスから抜け出せる程、私も夫も育児に完璧な余裕はありませんが、以前よりも確実に離れた距離は縮まりました。
産後クライシスは夫婦への試練であり、苦難を乗り越えてこそ、夫婦の絆は強くなったと思います。