2006年に公開された恋愛映画『ただ、君を愛してる』(2006)。
原作はベストセラー小説『いま、会いにゆきます』を執筆した市川拓司の『恋愛寫眞 もうひとつの物語』。
「なんの濁りもない奇麗な映画」「心温まる素敵な映画」「全てがピュアな映画」「切ないラブストーリー」「ただ、涙が流れる」というレビューが見受けられる切ない純愛映画となっています。
映画レビューサイトの評価でも2千近くのレビューで、5点満点中4.1点の高評価。
キャッチコピーになっている“生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋。”の真相は?
観た人の心を浄化させるほどの素敵な恋愛映画『ただ、君を愛してる』(2006)について、あらすじと感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!
目次
『ただ、君を愛してる』(2006)の作品情報とキャスト
作品情報
原題:ただ、君を愛してる
公開年:2006年
製作国:日本
上映時間:116分
ジャンル:ラブロマンス
監督とキャスト
監督:新城毅彦
代表作:『僕の初恋をキミに捧ぐ』(2009)『四月は君の嘘』(2016)
出演者:玉木宏
代表作:『ウォーターボーイズ』(2001)『のだめカンタービレ』(2016)
出演者:宮崎あおい
代表作:『少年メリケンサック』(2009)『怒り』(2016)
出演者:黒木メイサ
代表作:『クローズZERO』(2007)『ルパン三世』(2014)
『ただ、君を愛してる』(2006)のあらすじ

写真を撮る誠人と静流:©︎東映
大学生の誠人には大きなコンプレックスがあった。
子供のころから腹部の痒みを抑えるために塗り薬を使っていたことである。
その塗り薬の匂いを周囲に感づかれないようにするため、誠人は他人と接することを避けていた。
大学の入学式を欠席した誠人は横断歩道で静流と出会う。
なかなか渡れない静流に誠人は話しかけ、静流の姿を写真に収めた。
これが誠人と静流の最初の出会いに。
それから二人の距離は縮まっていき、毎日のように森へ写真撮影をしにいく。
しかし、誠人は同級生のみゆきに恋をしていた。
好きな人の好きな人を好きになろうとする静流。
静流は誕生日プレゼントとして、誠人にキスをお願いをする。
それは生涯ただ一度のキスになる事を静流は知っていた。
『ただ、君を愛してる』(2006)の3つの見どころ

ビスケットを食べる誠人と静流:©︎東映
見どころ①:美しいピュアな恋愛
この映画の一番の魅力といったら美しいピュアな恋愛です。
昨今では不倫がブームになっていますが、やはりピュアな純愛が一番なはず。
『ただ、君を愛してる』(2006)は一人の人を想う素晴らしさを教えてくれます。
見どころ②:切ないストーリーに涙
ピュアな恋愛であるが故に、とにかく切ない。
好きな人に好きな人がいるという状況は辛く苦しいものです。
それでも誠人のことが好きだという静流に切なくなります。
物語のラストには涙を拭く用意をしておいたほうがいいかもしれません。
見どころ③:宮崎あおいがかわいい!
ヒロインである静流を演じた宮崎あおいがとにかくキュートです。
静流の成長と変化を演じきった演技は評価が高く、原作者の市川拓司も絶賛しているとのこと。
宮崎あおいファンもそうでない人も、宮崎あおい演じる静流の魅力にハマってしまいます。
【ネタバレあり】『ただ、君を愛してる』(2006)の感想

キスをする誠人と静流:©︎東映
名言も多いピュアで切ない恋愛映画
静流のセリフで胸に残ったセリフが二つあります。
「好きな人の好きな人を好きになろうとしただけ」
「ねえ、誠人。あのキスの時、少しは愛はあったのかな」
というなんとも切ないセリフ。
このセリフからも分かる通り、静流は誠人に片思いをしています。
しかし、誠人には想いを寄せている人が。
それは同級生であるみゆき。
静流はそれを分かっていながら、誠人と一緒に過ごし、みゆきとのデートの時にはうまくいくようにいろいろと世話を焼いてくれます。
想いを寄せている人に好きな人がいたらきっと辛く苦しいはず。
それでも自分の気持ちを抑えて誠人の幸せを願う健気な静流の姿には胸をうたれます。
ただ純粋に人を好きになる、愛するという尊さを『ただ、君を愛してる』(2006)は教えてくれます。
悲しくも心温まるラスト
ズバリ言ってしまいますが、ラストで静流は死んでしまいます。
ヒロインが亡くなるという悲しい結末ではあるのですが、不思議と優しい温かい気持ちに。
『ただ、君を愛してる』(2006)のラストの舞台はニューヨーク。
静流がニューヨークで個展を開くということで誠人はニューヨークに向かいました。
そのニューヨークで静流が亡くなったこと、静流が嘘をついていたことを知る誠人。
悲しみと失望を抱えながらも訪れた個展には静流と誠人、そして美しい大人に成長した静流の写真がありました。
このシーンがとてもよく、胸が温かくなります。
“生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋”
この言葉をそのまま表現した写真が展示されてあるのですが、ただただ美しい。
そして、大人の女性に成長した静流の写真も。
あんな子供のような女の子だった静流が急激に成長して大人になった姿にハッとします。
記事の冒頭でも書きましたが、涙を拭く用意をしておいたほうがいいかもしれません。
それほどラストは印象深いものとなっています。
かわいい宮崎あおいに注目

宮崎あおい演じる静流:©︎東映
W主演となっている玉木宏もカッコイイですが、『ただ、君を愛してる』(2006)では静流を演じた宮崎あおいがとても魅力的です。
映画のレビューでは以下のような声があります。
「宮崎あおいは天才」「この宮崎あおい、可愛かった!」「宮崎あおいが魅力的だった」
静流を演じた宮崎あおいを絶賛する声がとても目立ちます。
実際、観たら分かりますが、本当に可愛いです。
しぐさや声、笑顔。
とにかく可愛い。
もちろん、名女優でありますから可愛いだけではありません。
高い演技力を見せてくれます。
独特な個性をもった静流を見事に演じ、少女から大人の女性へと成長した変化までも見事に演じきった宮崎あおいは、やはり素晴らしいです。
宮崎あおいファンもそうでない人も宮崎あおいにご注目!
宮崎あおいの魅力が存分に味わえる作品となっています。
原作を忠実に再現
『ただ、君を愛してる』(2006)の原作は市川拓司の『恋愛寫眞 もうひとつの物語』。
原作をほぼ忠実に再現してくれています。
原作もとてもおもしろいので読んだことがないかたはぜひご一読を。
映画ではカットされてしまったシーンなどがあるので、読んでみると『ただ、君を愛してる』(2006)の世界をもっと深く知ることができます。
ちなみに原作者の市川拓司はこんなことを語っています。
宮﨑あおいさんには、自分の脳を探られたんじゃないかと思った。それか私が、宮﨑あおいが演じている姿を予知して小説にしたんじゃないかと思った。
宮崎あおいの役作りがどれほど素晴らしいか原作を読むとよく分かります。
おわりに

宮崎あおい演じる静流:©︎東映
昨今、世間では恋愛離れが叫ばれています。
恋愛はめんどくさい。
果たして本当にそうでしょうか。
誰かに恋をする、愛するというのはとても素晴らしく美しいものです。
恋愛はめんどくさいなんていうのは「愛する」ということがどういうことなのかを分かっていないから。
本来、恋愛は素敵なものです。
めんどくさいなんていうネガティブなものではありません。
それを『ただ、君を愛してる』(2006)は教えてくれます。
恋愛から遠ざかっている人、キュンキュンしたい人、もう一度恋愛するきっかけをつかみたい人は『ただ、君を愛してる』(2006)を観てみましょう。
きっと、今すぐにでも恋がしたくなるはずです。
誰かを愛したくなるはずです。
人生は一度きり。
好きな人には想いを伝えて、思いっきり恋愛を楽しみましょう!
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