「ワンオペ」とは、「ワンオペレーション」の略で、飲食店などの、厨房(裏方)と店頭(接客)の両方を一人でこなす事を言います。
育児では、
・シングルマザー
・夫が出張で不在
・夫の育児の非協力
など、ママ一人で育児を行わないといけない状況を「ワンオペ育児」と言います。
ママは育児以外にも、家事や買い物、毎月の家計のやりくりなど、やる事がいっぱいです。
さらに、働いているママさんは休む時間がほとんどありません。「ワンオペ育児は離婚率が高い」と言われることがあるように、ママさんに負担が集中し、夫婦に歪みが生じやすいのも事実。
夫というパートナーがいるのに、なぜワンオペ育児になってしまうのでしょう?!
ワンオペ育児が辛い...
出産後、ママは育児に家事とやらないといけない事がたくさんです。
それなのに、育児に非協力な夫...
出産後、生活ががらりと変わったママに対して、何にも変わらない夫...
仕事から帰って来たら、ご飯食べてお風呂にゆっくり入ってスマホいじりながら寝る夫。
その存在だけで、ママは胃が痛いほどのストレスと夫への嫌悪感で離婚という文字が頭に浮かぶ事も...
・この先も夫と上手くやっていけるのか?
・離婚した方が楽になるのでは?
離婚した場合、夫へのストレスから解放されますが、シングルマザーとしての不安もありますよね。
・離婚後の養育費はもらえるのか?
・離婚後の生活が心配...
・離婚しても、また良い人と再婚できるだろうか...
離婚すべき?それとも離婚せず、夫婦としてもう一度頑張った方が良いのでしょうか?
共働きのワンオペ育児
働いているママのワンオペ育児は大変です!
働いているママの一日は、
・家族の誰よりも早く起きて、身支度をする
・子供に朝ご飯を食べさせて、洗濯ものを干す
・子供を保育園(幼稚園、学校)へ送って、仕事へ向かう
・子供を迎えに行って、夕食の準備(食品の買い物等)
・子供をお風呂に入れて、洗濯物を畳んで食器を洗う
これを毎日ですし、他にもやるべき事はたくさんあります。
特に、子供が離乳食の時期は子供が寝てから夜な夜な離乳食のストックを作ったりとママの休まる時間はとても少ないのです。
専業主婦のワンオペ育児
専業主婦なのにワンオペ育児が辛いの?と思われるかもしれません。
働いているママの場合、子供は保育園などに預けて仕事にシフトチェンジできます。
しかし、専業主婦の場合は24時間、子供の面倒を見なければいけませんのでオンとオフがありません。
24時間、子供の泣き声や、ぐずりに付き合っているとママも精神的にきつくてイライラしてしまいます。
もうひとつは、孤独感です。
専業主婦の場合は、仕事など人との交流もありません。
「子供を預けて習い事」というのも経済的に余裕のある方ぐらいでしょう。
ママになったからといって、簡単にママ友ができるものでもなく、丸1日子供以外と会話しない事も...
帰ってきた夫とも、あまり会話もなく毎日を繰り返したり...
その繰り返しで、息苦しく感じてしまい、うつになってしまうママもいます。
ワンオペ育児になる原因
なぜ「ワンオペ育児」になるのでしょうか?
夫はなぜ、妻に育児をまかせっきりになってしまうのでしょうか?
あなたの家庭がワンオペ育児になってしまう原因を考えましょう。
夫の育児への知識が少ない
ワンオペ育児の原因=夫の育児非協力
なぜ夫は育児をしないのか?
考えられるのは、「夫は何をしたら良いのかわからない」「育児をしたくない」「育児は女性がするもの」です。
「夫は何をしたら良いのかわからない」の場合
ママは育児本や、ネットで育児の事を調べたり、小児科で相談しながら育児に慣れていきます。
一方、夫は育児本や育児の事をネットで調べたり、小児科へ同行したりはあまりしないでしょう。
夫が育児に対して知識がないため、
・「何をすればいいのかわからない」
・「自分がするよりママの方が手際が良いので任せてしまう」
が考えられます。
「育児をしたくない」の場合
赤ちゃんが産まれた最初の頃は、育児に参加しようとしていたが、妻に注意されたのが原因で「育児をしたくなくなった」の可能性があります。
「育児は女性がするもの」の場合
父親は外で働き、母親は育児と家事をするなんて全く古い考えです。
妻は夫の部下でも、家政婦でも、母親でもありません。
この考え方は「亭主関白な夫」によくあり、パートナーとしてかなりしんどい相手と言えるでしょう。
長時間労働
夫は仕事から帰って来たら食事をとって身体を休める事ができます。
一方、妻は24時間労働のため休みは一切ありません。
夫が働く時間に対し、妻の労働時間は何倍も長いのです。
夫が、「働いているのは自分だけ」「自分は家族のために稼いでる」の考え方をしている場合もワンオペ育児になる原因と言えるでしょう。
「妻は家にいる=家事育児は楽」と勘違いしているのです。
実家が遠い
夫の仕事の都合で実家から遠い場合、頼りたくても簡単には頼めません。
ママが働いていても、子供が熱を出したなど保育園から連絡があった場合、夫婦のどちらかが迎えに行かなければなりません。
この場合、夫婦で協力しなければいけないのに、夫は自分の仕事優先になるので妻にま任せっきりになります。
そして、夫の会社の理解不足も原因と言えます。
実家が遠い事で、一番理解のある両親に気軽に助けを受けられない場合、精神的にもかなり負担が大きいです。
離婚する前に...ワンオペ育児の改善策
ワンオペ育児になると、夫の価値観がわからなくなってしまいますよね...
さらに、ママも稼いでいると、夫の必要価値がなくなり、離婚してもやっていけると思います。
でも、できれば子供のために離婚は避けたいですよね...
離婚を決める前に、改善策を試してみませんか?
育児・家事の分担を提案
分担と言っても、半分を夫にしてもらうのではありません。
夫が毎回忘れずに続けてくれる事をお願いするのです。
私の場合、夫には以下の家事をお願いしています。
・ごみ出し
・お風呂掃除
・トイレと洗面所の掃除
・休みの日は洗濯物を干してもらってます。
パパが休みの日は、洗濯物を干してもらうので空いた時間を子供とゆっくり過ごしています。
そして、育児はオムツ替えとお風呂から上がった子供にお茶を飲ませてもらってます。
これだけで十分なんです。
大切なのは、
・夫でも簡単にできる事
・妻は期待し過ぎない
・お願いしなくても、気付いたら自分から進んでできる事
・夫が続ける事ができる育児・家事です。
そして、協力してくれたら、必ず夫へ感謝してください。
面倒かもしれませんが、「ありがとう」としっかり感謝を伝える事が一番大切なんです。
感謝されたことで夫のモチベーションをあげる事ができて、毎日続ける効果が期待できます。
反対に、決して注意はしてはいけません。
よっぽどの事がない限り夫にお願いした以上、任せましょう。
夫に少しでも家事・育児の分担をする事で、ママも休憩時間を得る事ができるのです。
一人で出かける時間を作ってもらう
夫が子供のオムツ替えとミルクができるようになりましたら、少しだけママ一人で出かけてみましょう。
いつも子供と一緒でゆっくりお茶をしたり買い物ができなかった分、たった30分~2時間だけでもママはリフレッシュできます。
リフレッシュして帰ってきた時に、子供を見てくれている夫の姿を見ると気持ちが和らぐと思います。
もし、夫に預けるのが不安でしたら10分だけ見ててもらい、家の近所を散歩したり、別室で好きな事をしてみましょう。
ただし、夫に子供を任せる場合は、夫がうたた寝してしまった時に子供が家の中を動き回れない様に、ベビーサークルやベビーゲートを設置しましょう。
夫に安心して子供を任せる環境を作る事で、ママも安心して一人の時間を満喫できます。
もちろん、実家が近い場合は両親にお願いして少しの間子供を見てもらうのが良いでしょう。
子供と遊ぶだけが育児ではないことを教える
パパのよくあるのが、育児への工夫のなさと、忍耐弱さです。
例えば、
・パパが子供をお風呂に入れて洗い終えたらママを呼ぶ(その後の子供を乾かしてクリーム縫ってお茶飲ませて...パパは湯船でゆっくりなんて事も...)
・スマホでユーチューブやテレビを見せている
・散歩に行ってもすぐに帰ってくる
・泣き止まないとママにバトンタッチ
・食事中、自分が食べる事に集中して子供に食べさせるのを忘れている
・子供がウンチしたら、「ママ!ウンチしたからオムツ替えないと」とわざわざ報告
など、上記を改善しない事には、育児を分担しているとは言えません。
むしろ逆に手間がかかります。
ママに頼るのではなく、とことん子供と向き合う育児を教えましょう。
実家に頼ってみる
夫が仕事で忙しいなど育児の協力が難しい場合は、思い切って実家に頼りましょう。
たった一日だけでもいいんです。
昼間だけでもいいので子供を見てもらってる間、ゆっくりとお風呂に入らせてもらうなどママだけの時間で、心の休憩をしましょう。
実家が遠い場合は、半年や一年に一回実家に帰るだけでもママの気持ちは安らぎます。
頼れる環境であれば、思いっきり頼りましょう。
①視える有名な占い師が多い
②最大10分(2,400円分)無料のお試し鑑定
③24時間いつでも好きな時に使える
自宅でゆっくりしながら相談してみては?
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離婚した後のことを考えてみる
もし、離婚したら仕事は変えますか?
住む所は?
シングルマザーは本当に過酷です。
それでも「離婚したいのか、後悔しないか」をしっかり考えましょう。
結局、一人で子育て
離婚しても、ワンオペ育児は変わりません。
しかし、子供と関わる時間は短くなります。
嫌いな夫と離婚した事で、子供と二人の生活は気楽そうに見えますが、実際は大変です。
・毎日、仕事から帰ってきてから育児
・育児が終わっても家事
・実家が近くても両親が働いてる場合、常に頼れない
子供と遊んであげたくても空き時間などほとんどありません。
子供に寂しい思いをさせてしまう事は覚悟しておきましょう。
父親の存在が大切かどうか
シングルマザーになると、父親の役割もママがしないといけません。
子供のしつけには父親の厳しさも必要です。
子供の運動会などの行事でも父親がいない場合、子供に寂しい思いをさせてしまうでしょう。
夫が育児家事を協力してくれなくても、子供には父親は必要なのかもしれません。
子供が独立するまでは、嫌いなパートナーと上手く付き合い、のちに熟年離婚という方法もあります。
金銭面
離婚後のダメージは、金銭面です。
子供との生活費や食費に、将来の学費などこれから必要なお金は何百万と必要になります。
離婚によって、夫が子供の養育費や学費の負担を合意してもらえなかった場合、ママだけで稼がないといけません。
子供の将来のために離婚を思いとどまる事ができるなら、わざわざ苦労に向かう事はおすすめしません。
安定な生活のために割り切って、夫をATMだと思えばいいのです。
夫への無駄なストレスがなくなる
離婚する事でのメリットは、夫へのストレスからの解放です。
夫がいない事でギクシャクもなくなり自由に育児家事に集中できます。
離婚前からワンオペ育児なので、負担にも思いません。
さらに、夫の洗濯や食事の用意をしなくて済むのでママの自由な時間が増えます。
夫の存在自体、嫌な場合は離婚する事で得るものは大きいでしょう。
あなたの幸せな道を選んで
離婚しても、離婚しなくてもメリットは必ずあります。
そして、どちらにもデメリットもあります。
あなただけで選べれば良いのですが、子供がいると「子供にとっての将来」も考えなければいけません。
夫に浮気をされたり、DVを受けたりと、精神的にも肉体的にも苦痛な場合は離婚した方が良いでしょう。
しかし、ワンオペ育児で夫と離婚したい場合は、もう少し夫婦で話し合ってみませんか?
せっかく、愛し合って家族になったのですから。
それでも、無理だと結論が出てからでも、離婚は遅くはないと思います。
そして、「子供のために」が一番ですが、人生は長いです。
「ママと、子供のために」良い道へ歩んでいくのが、一番幸せになれるのかもしれません。
どちらの道を選んでも、必ず我慢と苦労は付いてきます。
あなたと、子供が一緒に笑って過ごせる道を、後悔なくしっかりと選んでください。