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『ウォンテッド』(2008)は、平凡な青年が銃を手に取り、本来の自分を取り戻していく作品。

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銃撃戦からカーチェイス、ド派手な爆破シーンまで、アクション要素が全て詰め込まれた痛快な映画です。

主演は演技派ジェームズ・マカヴォイ。

その他、アンジェリーナ・ジョリーからモーガン・フリーマンと、豪華俳優陣。

本記事では、本作の原作や吹替キャスト、ラストについてネタバレと考察を交えて解説していきます。

『ウォンテッド』(2008)の作品情報とキャスト


ウォンテッド (吹替版)

作品情報

原題:WANTED
製作年:2008年
製作国:アメリカ
上映時間:110分
ジャンル:アクション

監督とキャスト

監督:ティムール・ベクマンベトフ
代表作:『ベン・ハー』(2016)『リンカーン/秘密の書』(2012)

出演者:ジェームズ・マカヴォイ/吹替:DAIGO(ウェスリー)
代表作:『スプリット』(2017)『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)

出演者:アンジェリーナ・ジョリー/吹替:湯屋敦子(フォックス)
代表作:『マレフィセント』(2014)『Mr.&Mrs.スミス』(2005)

出演者:モーガン・フリーマン/吹替:坂口芳貞(スローン)
代表作:『最高の人生の見つけ方』(2007)『ショーシャンクの空に』(1994)

『ウォンテッド』(2008)のあらすじ

オフィスワーカー、ウェスリー・ギブソン:© 2008 Universal Studios

オフィス勤めの青年ウェスリーは、退屈な日々にうんざりしていた。

日々のルーチンワークや嫌味な上司、知っていながら浮気を続ける恋人と同僚。

自分はこのままでよいのか、自問自答を繰り返していたウェスリー。

ストレス性のパニック障害を抱えていた彼はある日、薬を買いに薬局へ。

すると突然、謎の女が目の前に現れ、いきなり話しかけてきた。

彼女はウェスリーに、生まれてすぐに別れた父親のことを知っていると言う。

その瞬間、謎の男が2人に向かって銃を撃ってきた。

女も銃を取り出して応戦、薬局を出た2人は彼女の車に乗り、し烈なカーチェイスを繰り広げる。

難を逃れた2人だったが、その間にウェスリーは気絶してしまう。

翌朝、彼が目覚めたのは見覚えのない紡績工場だった。

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【ネタバレあり】『ウォンテッド』(2008)の原作はアメコミ?

お尋ね者になったウェスリーとフォックス:© 2008 Universal Studios

『ウォンテッド』(2008)は、アメコミを原作とした映画化作品です。

原作のアメコミは、マーク・ミラーとJ.G.ジョーンズによって描かれています。

『キック・アス』や『キングスマン』の原作者でもあるマーク。

他にもDCコミックスやマーベル作品でも活躍してきた、アメコミ界の功労者の1人です。

そんな彼が描いた原作は、映画版の『ウォンテッド』(2008)より過激な内容となっています。

本作は、殺し屋に目覚めたウェスリーが父の仇を討つというストーリー展開。

殺し屋だけあって、仇討ちの方法はアウトロースタイル。

銃撃ちまくり、爆破しまくりともう何でもアリの派手なアクション。

ウェスリーの姿に"正義”は少しも見当たりません。

極端に言えば、この作品は、悪党同士の小競り合いとも言い表すことができるのです。

原作は、それをより直接的に、より悪役らしく描いています。

また、アメコミ作家であるマークらしく、他のアメコミ作品のパロディが盛りだくさん。

マークの趣味がこれでもかというくらい凝縮された内容です。

本作は原作のエッセンスを残しつつも、より美化して描いているため、観やすくなっています。

しかし、よりむき出しの悪、人間の汚さに触れてみたい人には原作が大変オススメです。

【ネタバレあり】『ウォンテッド』(2008)吹替のキャストを解説

退屈なウェスリー:© 2008 Universal Studios

多くの映画がそうであるように『ウォンテッド』(2008)もまた、日本語吹替バージョンが存在します。

しかし、本作は2019年に吹替キャストを一新し、新録したバージョンがBSテレ東で放送されました。

従って、本作の吹替キャストは一部を除き2人存在しているのです。

劇場公開された2008年当時、ウェスリー役はDAIGOが務めました。

DAIGOはご存知の通り、バラエティーでもおなじみのアーティスト。

この異例の大抜擢に、熟練の声優陣が脇を固めるキャスティングとなっていました。

一方、2019年の新録版は、スローン役以外を変更。

声優だけで固めた体制となっています。

このように聞けば、吹替新録は、2008年の内容を改めるためのものと考えられるかもしれません。

人気取りのため、話題の芸能人を採用するのはよくあること。

ただ、実力もなく呼ばれたがために、出来は散々だったという話も尽きません。

その点、DAIGOの吹替はそこまで酷いものではありませんでした。

確かに、声優の演技に比べれば、役者の演技と声の演技がなじんでいないところも見受けられます。

ですが、叩かれるほどに違和感のある演技ではありません。

DAIGOの挑戦と努力がよく分かる仕上がりとなっています。

日本語吹替で楽しみたい人にとっては、2パターンが味わえる本作。

新旧で聞き比べるなど、より一層楽しめるようになっています。

【ネタバレあり】『ウォンテッド』(2008)の考察

父親の形見の銃:© 2008 Universal Studios

『ウォンテッド』(2008)は殺し屋の物語を描いています。

ゆえに、タイトルが『ウォンテッド』(2008)であることについては、何の違和感もないことでしょう。

その一方で、このタイトルには複数の視点が含まれていると考えられるのです。

本項目では、タイトルを軸に、考察を述べていきたいと思います。

『ウォンテッド』(2008)の考察①:"求められる"者を描く

『ウォンテッド』(2008)のタイトルは直訳すれば、"求められた”という意味。

加えて、本作の内容を踏まえれば、"お尋ね者”くらいの意訳となります。

多くの人は、まずはじめにこの解釈をイメージすることでしょう。

ウェスリーは、運命の成り行きか、殺し屋として生まれ変わります。

そして、彼がやっていることは一般的にはあり得ない、反社会的な行為そのもの。

つまり、主人公であるウェスリーが"お尋ね者”となっていく物語というわけです。

ここで、これ以外に別のとらえ方があることにも注目してみます。

殺し屋となることで、生きる喜びを取り戻していくウェスリー。

それは、何にも縛られずに自分らしくいられる、魂の解放のような清々しさでした。

オフィスでは、一日中上司からガミガミ文句を浴びせられる日々。

付き合っている恋人もしょうもない同僚に寝取られ、互いに気持ちは冷え切っていました。

極めつけに、彼の生後7日目に父親は失踪。

こうした背景によって、彼の中には"自分は必要とされていない”という気持ちが芽生え、歪んでいきました。

そんな今までとの決別は、彼に大きな自信を与えていきます。

自分の力で先へ進み、自分らしく立っていられることは、何よりもエネルギーだったのです。

さらに、殺し屋になるという直接的に認知可能な方法が、その効果をより一層のものにしています。

ウェスリーはこうして、"求められる”存在になることができました。

本作のタイトルは、彼の自己実現の結果を表したものでもあるのです。

『ウォンテッド』(2008)の考察②:"求める"者を描く

主人公が本当の自分を取り戻し、自己一致させることに成功したことは述べてきました。

ただ、それはウェスリーが欲すべくして手に入れたものだったでしょうか。

きっかけは彼にとって予期せぬものであり、変化はなし崩しの結果でした。

結果論として、彼は父親と同じ道を歩んでいくことになったのです。

本来ならば、ウェスリー自身が求めるものに近づくアプローチをしない限り、自己実現はあり得ません。

ですが、彼は殺し屋として充実した生活を送っている様子。

父親譲りの”血”のせいか、ウェスリーには無意識下で暗殺者でありたい願望があったのかもしれません。

過程はどうであれ、彼は無意識に設定したゴールにたどり着きます。

後から付いてきた気持ちは、自分でも驚くくらい気持ちの良いものだったのでしょう。

その気持ちを自覚したときにようやく、彼はこれこそが自分が"求める”者だと気付くのです。

こうした考察を踏まえ、本作のタイトルにはこんな意味もまた込められていると考えます。

すなわち、本作は、こう在りたいと"求める”者が主人公の物語だということ。

そして、その主人公が"求める”者になっていく経緯を描いた物語でもあるということの2つ。

"WANTED”は受動態ではありますが、それは些細な話といえます。

ウェスリーが、"求める”者にも"求められる”者にもなっていく話こそが本作なのです。

【ネタバレあり】『ウォンテッド』(2008)のラスト

スローンを殺しに来たウェスリー:© 2008 Universal Studios

ここでは『ウォンテッド』(2008)のラストについて見ていきます。

本作で注目すべきポイントは、最後に問いかけるウェスリーのセリフ。

劇場公開されてから10年以上が経つ現在。

彼のセリフは、今この時代だからこそ胸を打つものです。

以下、ラストに至る経緯とともに解説していきます。

物語の結末

ウェスリーは父の仇であるクロスを追い詰め、相手を殺すことに成功。

しかし、クロスは死ぬ間際、ウェスリーに声を振り絞ってこう言います。

「連中が言ったことはすべてウソだ」

「お前は私の息子だ」

クロス暗殺の一件は、スローンが仕組んだ陰謀であることが明らかに。

組織"フラタニティ”の掟は、スローンを殺す指示を出していました。

しかしスローンは保身のため、始末対象を書き換え始めます。

この動きに気付いたクロスは組織の掟に従い、スローンを殺す計画を立てていました。

一方、スローンはクロスが次のターゲットだと他の殺し屋に伝え、一斉に始末にかかります。

そして、ウェスリーという息子の存在を知り、彼に父親を殺させようと考えたのです。

薬局で発砲してきたのも、フォックスがウェスリーに近づいてきたため。

父は息子を守る一心で、あの場にいたのです。

ペグワースキーに助けられ、真実を知ったウェスリーはスローン達に復讐を誓います。

だが、父親をよく知るペグワースキーから渡されたのは、航空券。

これには、父親が出来なかった人生を、自らの意思で歩んでほしいという思いが込められていました。

それでも、"違う自分”を手に入れたウェスリーは、復讐を実行に移します。

血には抗えないのか、彼は既に暗殺者でした。

アジトの紡績工場に単身乗り込むも、あと一歩のところでスローンを逃がしてしまうウェスリー。

彼は取り囲まれ、万事休すかに思えたが、真実を知ったフォックスの捨て身の一撃で助けられます。

スローンを見失ったウェスリーは、元の退屈な生活に戻りました。

彼を殺すため、オフィスに現れたスローン。

だがそこにいたのはおとりで、罠にかかったスローンはウェスリーの遠距離射撃を受け即死。

ひと仕事終えたウェスリーは、見る者に話しかけるように、

「君 最近どんなことした?」

と言って終わります。

このように、ウェスリーの問いかけが余韻を残す形で終わるのです。

ウェスリーの問いかけ

この問いは、最近したこと自体を聞きたいわけではありません。

今までの話を踏まえれば当然、それ以外の意図が込められています。

ウェスリーは元々、仕事にもプライベートにも辟易していました。

これは彼が、こんな自分は本当の自分じゃないという思いを抱えていたからです。

彼には描く理想の”何か”があって、その”何か”と実態が大きくかけ離れていることに苦痛を覚えます。

しかも、その"何か”とはいったい何なのか、それさえも分かっていない状況。

ただ目の前の現実が違っていると、直感的に感じ取っているだけのよう。

序盤のウェスリーからは、どことなく青臭さが感じられます。

そんな不快な彼の日常は、フォックスという謎多き美女との出会いによって一変。

いきなり殺し屋という宿命を突きつけられ、戸惑いを隠しきれないウェスリー。

しかし、いつしか彼の目の前には、かつて非日常だと思っていた光景が広がっていました。

以降、ウェスリーはとても生き生きしているのです。

結果的に、彼は暗殺者となることで自己実現を達成します。

父クロスの願いは叶わず、息子もまた同じ道を進むという結末。

それでもウェスリーの顔は晴れやかでした。

最後のセリフは、そんなウェスリーからの問いかけです。

彼の問いは、自分に満足する者がそうでない者に対して投げかけたもの。

それゆえ、非常に普遍的なテーマをぶつけています。

自己実現できていると感じている人間が、いったいどれほどいるでしょうか。

この投げかけは多くの人の心にストレートに訴えます。

確かに、実際にウェスリーのような劇的な転身を遂げられる者はわずかでしょう。

それでも、たとえ上手くいかなくても、立ち止まって振り返るきっかけを与えてくれる彼の言葉。

本作はひたすらに、この主張を観る者に訴え続けているのです。

『ウォンテッド』(2008)のまとめ

ウェスリーに話しかけるフォックス:© 2008 Universal Studios

周囲から求められる像と、本来の自分はしばしば異なるもの。

誰しもがこのギャップの壁にぶつかってきたことでしょう。

この問題は若いうちに起こりやすく、この時期に克服できないと後々の始末が悪くなってしまいます。

そんな若者の弱さを、ウェスリー役のジェームズ・マカヴォイが見事に演じた本作。

手段こそアウトローに訴えていますが、終盤のウェスリーは見ていて気持ちの良いものでした。

悪とされるものを絡めて自己実現を描く手法もまた見事の一言です。

計算し尽されたバランスで、ハード面もソフト面も見ごたえのある『ウォンテッド』(2008)。

本作を見る際は是非、自分らしい楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

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