
彼となしくずし的に同棲状態になっているあなた!
はじめは毎週末彼の家に泊まりに行っていただけだったのが、いつのまにやら家に遊びに行く日数が増え、ついには入り浸り状態に…そんなパターンって意外とありがちです。
同棲は大好きな彼と長い時間一緒にいられて幸せだし、まるで奥さんになったみたいな気分で嬉しいですよね。でも、ちょっと待って!
その部屋は、彼が「単身で入居」を条件に借りているものではないですか?
単身者限定の部屋に無断で2人も住んでいたら彼は契約違反をしていることになってしまいます。大家さんにばれてしまったらやっぱりまずいことになるのでしょうか。
勝手な同棲がばれるとどうなるのか、また、「内緒同棲」をするなら必須の心がけとは?をお教えします!
無断での同棲!大家にばれるとこうなることも
単身入居用の物件に無断で2人住むのは立派な違法行為であり、判明すると家賃を値上げされたり、退去時に追加費用を徴収されたりする場合があります。
あまり無いケースではありますが、最悪の場合は同棲解消を求められる、退去勧告を受けるということも。
賃貸契約を結ぶ際には大抵入居人数や入居者について取り決めや制限があります。
『自分の城』であるかのように過ごしている部屋も、本来は他人のものであり、正式な契約書を交わして条件付きで借りているもの。それは決して軽く扱っていいものではありません。
でもなぜ、ただ1人転がり込んで同棲するだけのことがこんなに問題視されてしまうのでしょう?以下では大家さんから見た無断同棲の問題点をあげていきます。
チェックして、同棲生活のヒントにしてくださいね!
大家さんはなぜ無断同棲を嫌がるの?
同棲相手の素性が分からないから
賃貸物件を借りる人は、「こういう人間が部屋に住まわせてもらいます」と身を証した上で審査を受け、大家さんにも納得してもらい、部屋を貸してもらっています。
「○○さんが住む」という約束で貸していたのに、いつのまにか知らない人間があがりこんでいた、というのは大家さんにとってやはり愉快なことではありません。
その同棲相手について、もともとはどこに住んでいて、どんな仕事をしていて、何歳なのかなど、本来ならば把握しておきたい住民としての情報が大家さんには分からないのです。
こうした賃貸物件は、契約人の他にも人間が出入りできてしまうことから不法滞在の外国人を匿うなど犯罪の温床になるケースもあり、大家さんは無断で住人が増えることに対しては大変神経質になります。
部屋の消耗が激しいから
部屋を使う人間が1人から2人に増えれば、単純に部屋そのものの消耗も2倍になります。壁や床、水周りなどなど…。単身用の部屋の家賃は、1人で使用した場合を想定して設定されたものです。
つまり、2人で同じ年月使用すれば、今の家賃だけではカバーできないほど部屋が傷んでしまう可能性があります。2人で部屋を使うならば、その分の料金を払ってくれ!ということですね。
騒音でクレームになる恐れがある
単身向け物件の場合、「単身向けである」ことそのものがセールスポイントである場合があります。
あなたがもし、また一人暮らしで部屋を探すとしたら、あえて「ファミリー向け物件」を探しますか?…探さないですよね。
自分の生活スタイルに合わせた物件を選ぶはずです。
他の人も同じ。単身向けの物件に住む人は、1人で静かな環境で生活したいと思っていることがほとんどです。
夜遅くになっても話し声が聞こえる、物音がやまないというのは他の部屋の単身居住者にとって大迷惑。
大家さんにクレームが入ってしまうかもしれません。大家さんは、あなたがた以外にもたくさんいる入居者の生活環境を守らねばならないのです。
普段の生活で気をつけること
先述の事柄を踏まえれば、普段の同棲生活で気をつけるべきポイントはおのずと見えてきますね。
基本的には、「2人で住んでもいいか、相談してみる」「部屋を大切に使う」「音を立てないよう、特に夜間は気をつける」という3点が重要になる、ということです。
「2人で住んでもいいか、相談してみる」については、無断でなくても「同棲」ってあんまりいい顔をされるものではないですし、単身で契約しているのに大家さんに正直に事情を明かすのは、少し勇気がいることかもしれませんね。
けれど、契約違反と分かっているのにコソコソと暮らして後からクレーム等でばれるよりは、本人からきちんと自前に相談があったほうが大家さんの心象はずっといいです。
もしかしたら契約内容が変更になるということで、賃料などを改める話が出るかもしれません。
けれど、賃貸って結構“人情商売”。きちんと筋を通していればその後の大家さんの対応も違ってきます。
「部屋を大切に使う」「騒音、特に夜間の話声に気をつける」はいわずもがなですね。案外、厳しいのは大家さんではなく近隣住民かも…。
大家さんが遠方に住んでいるような場合、なんだ、それなら気楽だな!と思って気を緩めていると、お隣の部屋から何度も大家さんにクレームが出ていて大家さんがその対応をせざるを得なくなる、なんてこともあります。
それをきっかけに同棲が発覚するなんてよくあること。
1人で生活する時以上に生活音には気を遣い、なるべく「おとなしく」過ごすことを心がけたほうがよさそうです。
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疑われてる?!賢い言い訳、謝罪の仕方
ある日彼と一緒に彼のお部屋へ帰宅すると、玄関先を掃除していた大家さんに鉢合わせ!「あなたたち、同棲してないでしょうね?」と言われてしまったら?
その場で馬鹿正直に「はい」などと言わないほうが、とりあえずは無難です。即、「うちは同棲禁止だから出ていってね」など身も蓋もない言葉を掛けられかねません。
実際に強制退去のような手段に至ることはなくても、大家さんにそこまで言われてしまったら同棲を取り消すほかありません。とりあえず「今日だけ泊まらせていただきます」など、継続的に訪れているわけではないという形にします。
夜間に会話が聞こえる、などのクレームがきっかけで疑われた場合は、「テレビの音量を大きくしすぎていました。気をつけます。」と伝え、以後は会話のボリュームに注意しましょう。
とはいえ、これらはいずれもその場しのぎの「嘘」です。いつまでも通用するとは思わないよう注意してください!
将来的にはやっぱり引越し
やはり一番いいのは、「2人入居可の物件に引っ越す」ことでしょう。コソコソと同棲を続けるのは、あまりいい気持ちはしないものです。
1Kや1Rのお部屋は単身者向けの場合が多いのですが、1LDKから2人入居可の物件があります。
ここで気をつけたいのは、2人入居可の物件であっても「恋人との同棲」と申告してしまうとやはりあまりいい顔をされず、審査に通りづらいこと。
次の物件探しの際は、「恋人」ではなく「婚約者」として入居者の欄に書くとスムーズに行きますよ。
きちんと探せば、ちょっといい1Kや1Rくらいの家賃で2LDKのお部屋があったりします。不動産屋さんでいろいろ相談してみましょう。
同棲生活は楽しいものですが、やっぱり「違法だ」と言われるとドキッとしてしまいますよね。私も昔はそんな同棲をしていましたから、書いていて胸が痛かったです…。
でも、せっかくの大好きな彼との生活なのだから、大家さんにコトがばれてしまう前に極力誠実な手を打っていったほうがいいですよ!
- ・単身で契約した物件で無断同棲をすると、賃上げや追加料金、最悪退去を求められる場合がある
- ・大家さんは、「住民の素性を把握しておきたい」「人数分の管理費用が必要」「近隣住民の生活環境の悪化が心配」という理由から、無断で同棲されるのを嫌がる
- ・対応として、「2人で住んでもいいか相談する」ことを検討する。「部屋を大切に使う」「騒音を立てない」ことを心がける
- ・嘘やごまかしで長年隠し続けるのは難しいと思うべき
- ・準備が整い次第、2人入居可の物件に引越しをして「2人で」の同棲生活を始めよう!
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