
今回は、『千と千尋の神隠し』(2001)の名言・名セリフをまとめていきます。
『千と千尋の神隠し』(2001)は、19年経った今も日本歴代興行収入第1位の作品です。
山あり谷ありな千尋の成長を描いた、今作を名セリフと名場面とともに振り返りながら見ていきましょう。
『千と千尋の神隠し』(2001)の名言・名セリフ紹介

『千と千尋の神隠し』(2001年) ©Studio Ghibli
これから『千と千尋の神隠し』(2001年)の名言・名セリフを1つずつ紹介していきます。
映画の流れに沿って書いてますので、観たことがある方は、是非内容を思い出しながら見てくださいね!
『千と千尋の神隠し』(2001)名言1.「怖がるな。私はそなたの味方だ。」

ハク ©Studio Ghibli
両親は豚に変えられ、さまよう千尋は1人ぼっちになってしまいます。
恐怖で震えていた千尋に、
「怖がるな。私はそなたの味方だ。」
と優しく声をかけるハク。
ハクはその言葉の通りいつでも千尋の味方でした。
『千と千尋の神隠し』(2001年)名言2.「嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。」

千尋とハク ©Studio Ghibli
この不思議な世界では、「ここで働かないものは湯婆婆に動物に変えられてしまう。」と言う掟がありました。
魔女である湯婆婆と契約をして働らかなければ千尋も両親と同じく動物に変えられてしまいます。
千尋の名前を知っているハクに、千尋は何故自分の名前を知っているのかを問うと、
「そなたの小さい時から知っている。」
と言います。
普段皆の前でたち振る舞っているハクと、千尋に優しい眼差しで語りかけるハクは別人に見えますし、この厳しい世界でも強く生き抜いていかなければならない様が見えてきます。
どんな状況におかれても、必ず突破口は見つかる。
不安でどうしようもない状況でも希望の光を見出してくれ、耐えて機会を待つことを指し示してくれるこの言葉は勇気を与えてくれます。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言3.「ここで働かせてください!」

湯屋 ©Studio Ghibli
釜爺に力強く言った千尋のセリフです。
ですが、釜爺は、
「あんたの仕事はねえ。他を当たってくれ。」
と言います。
働かぬ者飯食うべからずのこの世界での掟の元、皆自分の居場所を確保するために働いてるのです。
最初、釜爺は千尋に厳しく当たりますが、最終的には湯婆婆の元に行けるように、リンに上物のイモリの黒焼きを渡し案内をお願いします。
そして釜爺は、
「自分で言って運を試しな。」
と言ってくれます。
釜爺のように温かく見守ってくれる人がいるから人は成長できるものです。
自分自身が努力することは生きていく上で一番大切なことですが、人は1人では生きていけません。
あなたの周りにもきっといる、釜爺のような応援者への感謝を忘れてはいけないと思わされるワンシーンです。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言4.「千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったんだ。お食べ。」

©Studio Ghibli
早朝、千尋は眠れずにいました。
するとハクが千尋の元に来て、
「橋のところに来て。お父さんとお母さんに会わせてあげる。」
と言いました。
ハクの優しさに触れた千尋は、緊張の糸が解けたように泣きじゃくります。
人は急に慣れない環境や窮地に身を置かれた時、いくら打破しようと前向きに意気込んでも気持ちだけではどうにもならない時もありますよね。
それでも千尋は、気を強く持ってめげずに不器用ながら毎日一生懸命、機会を待って働いてきました。
わがままで勇敢で幼気な千尋が強くたくましく成長していく様には感動しますね。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言5.「エンガチョ、せい!エンガチョ!!」

千尋と釜爺 ©Studio Ghibli
ハクは湯婆婆の双子である銭婆のハンコを盗み、死にかけてしまいます。
ハンコには盗んだものが、死ぬようにと守りの呪いがかけられていたのです。
千尋は川の神様がくれたお団子をハクに食べされると、ハクが吐き出した銭婆のハンコについた虫を踏みつぶしてまいました。
その際に、千尋に釜爺がエンガチョという儀式をするように言った際のセリフです。
このシーンはとても印象的でありますが、そもそもこの儀式はなんなのでしょうか。
エンガチョと言うのは、「縁(穢)を(チョン)切る」と言う意味だそうです。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言6.「私がほしいものは、あなたには絶対出せない。」

千尋とカオナシ ©Studio Ghibli
カオナシはちひろに食べ物やお金を差し出しますが、千尋は欲しがりませんでした。
その際に千尋がカオナシに言ったセリフです。
お金に目もくれないと言うのは主人公の象徴なような気がします。
お金も大切ですが、千尋はここで生活することできっと一番大切な存在や物事を理解したのでしょう。
ここで気になるのは、カオナシが何故そこまで千尋に執着していたのか気になりますね。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言7.「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで。」

銭婆と千尋とカオナシ ©Studio Ghibli
銭婆のセリフです。
ハクとずっと前に会ったはずなのに、どこで出会ったか思い出せない千尋に銭婆は優しく話します。
人の記憶はきっと頭のどこ何眠っていて、それはきっとふとした弾みで分かるものです。
千尋自身も、きっかけがあってハクとの出会いを思い出します。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言8.「千尋。いい名だね。自分の名前を大事にね。」

千尋とハク ©Studio Ghibli
銭婆とのお別れの際に、
「私の本当の名前は千尋って言うんです。」
と伝える千尋に銭婆が言ったセリフです。
つい私たちは、自分につけられた名前の持っている力を忘れがち。
名は人生を指し示す大事な言葉であり、両親の想いに触れられる言葉です。
宮崎駿監督はインタビューで、
「言葉の力が軽んじられている現代において、『言葉は意志であり、自分であり、力。』である。」
と言っていました。
この言葉に、ストーリーの意味が見え隠れしていますね。
『千と千尋の神隠し』(2001)名言9.「千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね。」

坊と湯婆婆©Studio Ghibli
「ばあばのケチ。とても面白かったよ。」
と言う坊がこのあと言ったセリフです。
1人で歩けもしなかった坊が、千尋と共にすることで強くなっていきます。
皆が千尋を好きになっていく様はなんだかほっこりしますね。
最初はわがままで下ばかり見ていた千尋。
今では、真っ直ぐ前を見ている姿から、人の持っているパワーの素晴らしさを感じます。
やれないことはないと千尋の姿が私たちに教えてくれますね。
『千と千尋の神隠し』(2001年)名言10.「さぁ行きな。振り向かないで。」

千尋とハク ©Studio Ghibli
ハクが千尋と交わした最後の言葉です。
千尋を元の世界に戻すようにハク言うと、
「八つ裂きにされてもいいんだね!」
と湯婆婆は言います。
振り向かないでと言ったハクとこの世界を去って、現実世界に戻った千尋が再びハクと会えたかどうかと言う考察は様々あります。
湯婆婆は掟に従っていきていく人間ですし、もしかしたらハクはもうこの世にはいない存在が強いのかもしれません。
ただ、湯婆婆自身も千尋に会って、成長したように見えるので、彼らが再びどんな形でも再会していたらと思うばかり。
ジブリの最後のシーンは、それぞれが考察出来るように描かれているものが多いので、色んな考えが出てきて面白いです。
『千と千尋の神隠し』(2001)の名言・名セリフまとめ
この作品のメッセージについて宮崎駿監督はこう語っています。
本作について、「僕は彼女たち(少女たち)に『大丈夫、あなたはちゃんとやっていける』と本気で伝えたくて、この映画を作ったつもりです。」
監督は本作に、「小さな友人。」たちへのメッセージを込めたと言われています。
映画でなくても、作品物はとにかくGOODかBUTで判断されがちですが、今一度映画のメッセージを理解した上で映画を観たいものです。
そうすればより深く、映画を楽しむことが出来ると感じます。
名言も踏まえた上で、ぜひ『千と千尋の神隠し』(2001)をご覧ください!
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