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『レオン』(1994)は、なぜ名作と言われるのか、マチルダのその後や感動の理由を解説

『レオン』(1994)は、孤独な暗殺者と家族の復讐を誓う少女を描いた名作アクション映画

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監督は『フィフス・エレメント』(1997)や『LUCY/ルーシー』(2014)などでも知られるフランス映画の巨匠・リュック・ベッソン

名作映画をリバイバル上映する「午前十時の映画祭」や「TSUTAYAが選んだ名作映画100本」などにも選出され、公開から約15年が経った現在でも不動の人気を誇る一作です。

映画ファンから根強い人気を集める傑作『レオン』(1994)について、感想と考察、評価を交えて紹介していきます。

【『レオン』(1994)の評価】

項目 評価 点数
知名度 ★★★★★ 80点
配役/キャスト ★★★★★ 90点
ストーリー ★★★★★ 95点
物語の抑揚 ★★★★★ 90点
ドラマ性 ★★★★★ 100点
名作度 ★★★★★ 100点

『レオン』(1994)の作品情報


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製作年 1994年
原題 Léon
製作国 フランス、アメリカ
上映時間 133分(完全版)
ジャンル アクション、ラブストーリー
監督 リュック・ベッソン
脚本 リュック・ベッソン
主要キャスト ジャン・レノ(レオン・モンタナ)/日本語吹替:大塚 明夫

ナタリー・ポートマン(マチルダ・ランドー)/日本語吹替:宇山 玲加

ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンスフィールド)/日本語吹替:山寺 宏一

ダニー・アイエロ(トニー)/日本語吹替:屋良 有作

『レオン』(1994)の概要

銃を構えるレオンとマチルダ© This content is subject to copyright. - Image courtesy gettyimages.com

ニューヨークの一角

プロの殺し屋・レオンイタリア系マフィアのボス・トニーの支援を受けながら、孤独な生活を送っていた。

ある日、彼は大人びた少女・マチルダと出会う。

麻薬密売組織を裏で牛耳る悪徳刑事・スタンスフィールドに家族を殺され、居場所を失ったという彼女。

その身を守るため、やむなく行動を共にすることに決めたレオンだったが、その選択が彼に思わぬ変化を起こし始める……。

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『レオン』(1994)の感想と考察

銃の使い方を学ぶマチルダ© 1994, Sony Pictures Home Entertainment.

『レオン』(1994)の感想

『レオン』(1994)に登場する子役マチルダに注目!

『レオン』(1994)が支持される理由の一つに、ヒロイン・マチルダの存在があります。

タバコを吸い、主人公・レオンに大人びた態度をとる彼女

しかし、主人公と親しくなるにつれ、次第にキュートな一面を見せ始める少女のギャップに誰もが魅了されることでしょう。

特にマチルダが人気ハリウッドスターのモノマネをしていくシーンは必見で、後に作られたK-POPアイドル・TWICEのMVではオマージュが捧げられていました

『レオン』(1994)の魅力! 「殺し屋と少女」の組み合わせ

『レオン』(1994)の魅力は「殺し屋と少女」の組み合わせにもあるでしょう。

本作では、子供の心を持った大人の殺し屋・レオンと、大人のような考えを持つ少女・マチルダが出会うことで、お互いが成長していく様が描かれていました。

このように、殺し屋と共に少女が行動する映画には、これまでの多くの名作が作られてきました。

本作以外にも『タクシードライバー』 (1976)や『マイ・ボディガード』(2004)、『イコライザー』(2014)といった作品群が挙げられ、これらの作品は多くの映画ファンにも高く評価されています。

『レオン』(1994)の考察

【ネタバレ】『レオン』(1994)はハッピーエンドなのか

『レオン』(1994)のラストは、一般的にはバッドエンドと考えられるでしょう。

愛を誓い合った2人が共に生きる夢は叶わず、悲劇に見舞われる展開には多くの人々が涙を流すことでしょう

しかし、本作のラストは本当に絶望的なバッドエンドだったのでしょうか。

筆者はそうは思っていません。

愛を知ることのなかった孤独な暗殺者・レオンがどう変わり、家族を失ったマチルダが将来どのように生きていくのか

単純な勧善懲悪では解決できない本作の問題を考えると、一見、切ないラストシーンも彼らにとっては大きな希望を含んでいたのかもしれません。

『レオン』(1994)の主題

『レオン』(1994)は普遍的な「愛」を描いた物語と言えるでしょう。

少女と中年男性による「異性愛」にも近い関係性は現実では問題視される内容

しかし、そこには映画というフィクションだからこそ許される「究極の愛の形」があったようにも思います。

年齢や世代にとらわれないレオンとマチルダの絶妙な関係性は、多くの人々に深い共感を呼んだといえるのです。

【なぜ?】『レオン』(1994)疑問や見どころを解説

大人びた表情のマチルダ© This content is subject to copyright. - Image courtesy gettyimages.com

マチルダはなぜ人気なのか? 魅力を徹底解説!

『レオン』(1994)のヒロインを務めたのは、当時13歳だった女優・ナタリー・ポートマン

家族を奪われ、復讐を誓うことになった大人びた12歳の少女・マチルダを熱演し、高く評価されました。

「私が死んだら悲しむの」、「愛はだれにも止められないわ」など、年齢を感じさせない言葉の数々には多くの人々が感動させられたことでしょう。

また、ボブカットでチョーカーをつけた彼女の風貌は少女ゆえのあどけなさと大人に近づく色っぽさを混在させ、多くの観客を虜にしました。

マチルダ役を演じたナタリー・ポートマンは本作の出演後、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)のヒロインに抜擢。

一躍、ハリウッドスターの仲間入りを果たし、『ブラック・スワン』(2010)では栄えあるアカデミー賞主演女優賞の栄冠に輝きました。

【どっち?】トニーは善人? 悪人?

『レオン』(1994)の登場人物・トニーは観客の間でも善人なのか悪人なのか意見が分かれている存在ですが、筆者自身は善人だったと考えています。

劇中、マチルダに特別な思いを抱いたレオンがトニーに相談するシーンがあります。

ここで、トニーは、かつて恋人を失った経験があるレオンの過去を踏まえ、女性に深入りする彼の身を心配していました。

また、完全版で追加された「レオンがマチルダに彼の過去の語るシーン」では、レオンの父親もトニーのもとで殺し屋の仕事をしていたことが明かされます。

これらの内容を踏まえると、トニーにとってレオンは仕事上の関係でありながらも親子に近い関係があったように思います。

ニューヨークへ単身やって来たレオンは、トニーが面倒を見てくれたことで生活することが出来たといえるのです。

なぜトニーはマチルダにレオンの全財産を与えなかった?

それは、彼女を自立させるためだったと解釈しています。

本作でレオンの貯金はすべてトニーが預かっており、レオンはトニーにマチルダへ全財産を渡すようにお願いしていました。

しかし、その際、トニーは「女性を信用することは危険」だとレオンに伝えます。

結果的にレオンの死後、トニーはマチルダに全財産を渡すことはなく、「時々ここへ来ると良い」と伝え、彼が銀行代わりにお金を預かることを選択しました。

この展開にトニーの信頼を疑う観客もいたようですが、筆者自身はそう思いませんでした。

これまでのトニーとレオンの関係性を踏まえ、大金を与えることでマチルダの危険を考えた彼が、彼女の身を案じたからこその決断だったのではないでしょうか。

『レオン』(1994)の通常版と完全版の違い

『レオン』(1994)の通常版と完全版の大きな違いは、22分の追加シーンの有無です。

本来、監督が公開したかったのは完全版でしたが、試写会での「刺激的すぎる」「不健全である」という意見を受け、通常版が作られることになりました。

以下が追加された22分のおおよその内容です。

・マチルダが頭に銃口を突き付け、レオンへの愛を口にするシーン
・マチルダがレオンの殺し屋稼業を手伝うシーン
・マチルダとレオンが高級レストランで食事をするシーン
・大人びたマチルダと幼い心を持ったレオンを強調するシーン
・レオンがマチルダに彼の過去の語るシーン

これらのシーンがあることで、レオンとマチルダの関係性は「疑似親子」から「1組の男女」へと、より強く印象づけられることになりました。

『レオン』(1994)の舞台はどこ?

『レオン』(1994)の舞台はニューヨークです。

監督にとっては、初めてのフランス・アメリカの合作にもなりました。

本作の冒頭、海から少しずつ街へとつながっていく印象的な空撮ショットは「ニューヨーク」という街そのものが、もう一つの主役のような感覚さえ抱かせます。

また、ニューヨーク・マンハッタンに位置する緑豊かな公園・セントラル・パークは、本作におけるレオンの「植物」とも呼応しているように感じられます。

『レオン』(1994)の原題・タイトルの意味とは?


LEON(レオン)2020年 06・07月号

『レオン』(1994)の原題・タイトルは文字通り、主人公の殺し屋・レオンのことを指し示しています。

また、本作のブームがきっかけで「クールなおじさん」の代名詞となったこの言葉は、のちに男性向けファッション雑誌『LEON(レオン)』の名前の由来にもなりました。

ちなみに、本作の英題は『The Professional』で、これには「知的職業、専門職に従事している(人)、特別な教育、訓練、スキルを必要とする職に就いている(人)」という意味があるそうです。

『レオン』(1994)の最後は? ラストシーンや結末を解説

レストランで食事をとるレオンとマチルダ©ColumbiaPicturesPhotofestMediaVastJapan

『レオン』(1994)の結末・ラストシーン

悪徳刑事・スタンスフィールドの急襲に見舞われるレオンマチルダ

命からがら彼らのもとを離れる2人でしたが、捨て身の攻撃に出たレオンはスタンスフィールドと共に命を絶ってしまいます。

悲しみに暮れながらも彼の形見である植物を抱き続けるマチルダは、不登校だった学校に行くことを決意

校舎の庭の草原に植物を埋めることで、レオンの弔いを果たすのでした……。

マチルダのその後はどうなった?


コロンビアーナ (字幕版)

物語のあと、マチルダがどうなったのかは詳しく明かされていません

しかし、本作から17年後、同監督が製作・脚本を手がけたアクション映画『コロンビアーナ』(2011)では、彼女と似た設定を持つ女性暗殺者が主人公となりました。

こちらの作品では、9歳の時、目の前でマフィアに両親を殺され、復讐を誓ったヒロイン・カトレア役を『アバター』(2009)のゾーイ・サルダナさんが演じました。

『レオン』(1994)の最後の解釈と考察

劇中、レオンはマチルダにある言葉を語りかけます。

「(鉢植えの植物は)俺と同じで根がない。」

これに対して、マチルダは「大地に植えれば根を張るわ」と答えました。

この会話は殺し屋という職業柄、各地を転々とし、落ち着くことがない主人公の人生を表した比喩でもあります。

また、本作のクライマックスでは、レオンがマチルダを逃がす際、「大地に根を張って暮らしたい。独りにはしないよ。」と語ります。

本作のラストシーンでマチルダがレオンの分身である鉢植えの植物を埋めたこと

それはまさしく、彼に安息の地を与えたことと解釈できるのではないでしょうか。

【レビュー】『レオン』(1994)の評価・評判

レオンとマチルダ© This content is subject to copyright. - Image courtesy gettyimages.com

【つまらない?】低評価のレビュー

様々なレビューサイトを確認したところ、本作の批判意見には以下のようなものがありました。

『レオン』(1994)の低評価レビュー
Filmarks:★☆☆☆☆ 1.0
ロリコン映画
映画.com:★★☆☆☆ 2.0
「なんで殺し屋なのに少女に声かけられてそれに答えちゃうの?最初は無視するくらいじゃなきゃかっこよくない。」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★☆☆☆ 2.0
「なぜ多くの人々が傑作や偉大な映画として評価しているのか、私には理解できなかった。」

これらの感想をみると、中年の主人公と幼い少女の関係性のリアリティを気にしてしまう人が多いようです。

【面白い?】高評価のレビュー

一方、本作を絶賛する意見には以下のようなものがあります。

『レオン』(1994)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★★ 4.9
頭に焼きつくほどに素晴らしい作品
映画.com:★★★★☆ 4.0
「役者が素晴らしすぎる。」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★★ 5.0
「とても良い。最後には泣かされる。」

これらの意見をまとめると、映画ならではのロマンティックな展開や役者の演技が高く評価されていると言えそうですね。

筆者自身は、フィクションだからこそできる夢のある展開を期待しているので、本作には好意的な印象を受けました。

『レオン』(1994)の総合評価:「愛」の本質を描いた物語

見上げるレオン© 1994, Sony Pictures Home Entertainment.

以上、ここまで『レオン』(1994)が、世代にとらわれない深い愛の物語であることを語ってきました。

ただのアクション映画だと侮っていると予想外に胸を締め付けられる切ないクライマックス。

優しいユーモアや普遍的な愛も描かれた本作は、文句なしの傑作ハードボイルド映画といえるでしょう。

大切な人との時間が、より重要に感じられるようになった現代

そんな今だからこそ、改めて大切な人と観てほしい一作でした。

この作品を見た人におすすめ


『ニキータ』(1990)


女性暗殺者を主演にした物語で、ジャン・レノが演じた掃除人のキャラクターは本作にも通じています。

リュック・ベッソン監督が『レオン』の4年前に監督した本作の「原点」となる一作。

『グロリア』(1980)



『レオン』(1994)とは逆に女性の殺し屋が少年を守るハードボイルド・アクションの傑作。

実際に本作と類似している部分も多く、一説には原型というウワサも……。

『ANNA/アナ』(2019)

ANNA/アナ

『ニキータ』(1990)から約30年。

リュック・ベッソン監督が、再び女性暗殺者を主役に手掛けた待望の最新作

https://minority-hero.com/cinema-recommend/France/movies/8171/

 
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