『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの第三弾!
前作のPART2のラストではドクの乗ったデロリアンが雷にうたれて消えてしまいました。
しかし、マーティはドクが1885年の西部開拓時代に生きていることをドクが書いた手紙で知ります。
ドクを救うため1885年に向かおうとするマーティ……。
前作のPART2ではスポーツ年鑑の奪い合いが見せ場となっていました。
PART3ではどういった展開が待ち受けているのでしょうか。
シリーズ完結編となる『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(1990)のあらすじと感想をネタバレを交えながら紹介していきます。
目次
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(1990)の作品情報とキャスト
作品情報
原題:BACK TO THE FUTURE PART3
公開年:1990年
製作国:アメリカ
上映時間:119分
ジャンル:SF、アドベンチャー、冒険
監督とキャスト
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
代表作:『E.T』(1982)『ジュラシック・パーク』(1993)『インディ・ジョーンズ』シリーズ
監督:ロバート・ゼメキス
代表作:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)
出演者:マイケル・J・フォックス/吹替:山寺宏一(マーティ・マクフライ)
代表作:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ『アニー』(2014)
出演者:クリストファー・ロイド/吹替:青野武(エメット・ブラウン)
代表作:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ『カッコーの巣の上で』(1975)
出演者:メアリー・スティーンバージェン/吹替:吉田理保子(クララ・クレイトン)
代表作:『メルビンとハワード』(1980)『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』(2011)
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(1990)のあらすじ

1885年に来たマーティ:©︎Universal Studios
修理したデロリアンに乗り込んだマーティは1885年にタイムトラベルする。
しかし、デロリアンの燃料がなくなってしまい、マーティは帰れなくなってしまった。
デロリアンを動かす方法を探すドクは機関車を使ったアイデアを思いつく。
その機関車の視察中、クララとドクは運命的な出会いを果たす。
ふたりはお互いに惹かれあった。
未来に帰るため、馬を走らせて機関車へと急ぐマーティとドク。
高速の機関車に押されたデロリアンは無事タイムトラベルする。
1985年に戻ってきたマーティはタイムトラベルしてきたドクと再会する。
そこにはクララと2人の息子もいた。
機関車型のタイムマシンに乗ってドクは再びタイムトラベルすることを決意する!
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(1990)の3つの見どころ

銃をかまえるドク:©︎Universal Studios
見どころ①:西部開拓時代
PART3は西部開拓時代が舞台になっています。
そこで繰りひろげられる銃を使ったアクションや馬で疾走するシーンがすごくカッコいいです!
PART1、2にはないアクションなので注目です。
見どころ②:ドクの恋
PART3ではラブロマンス要素も入っています。
その主役はドク!
恋愛に無縁そうなドクがクララを想う姿には応援したくなります。
ドクとクララの恋の行方に注目です。
見どころ③:ド迫力なクライマックス
クライマックスに機関車を使った大掛かりなタイムトラベルシーンがあります。
そのタイムトラベルシーンがド迫力!
しかもさすがバック・トゥ・ザ・フューチャー、迫力満点だけでなく、ハラハラさせる仕掛けをもってきます。
ハラハラドキドキ、最後まで見逃せません。
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(1990)の感想

時計台で写真を撮るドクとマーティ:©︎Universal Studios
シリーズ中で1番のアクション
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3では西部開拓時代が舞台ということもあり、馬、銃を使った派手なアクションシーンがたくさん見られます。
そのどれもがカッコいいんです!
乗馬して荒野を疾駆していくマーティとドクの姿には惚れ惚れしてしまいます。
それから銃を使ったアクション。
現代でやったらちょっと問題になりそうですが、西部開拓時代なので問題ナシ。
悪役である“マッド・ドッグ”ことビュフォード・タネンはバンバン銃をぶっ放してます。
マーティが銃をかまえる姿もかなり様になっていてカッコいいです。
ぜひ派手なアクションで躍動する登場人物達に酔いしれてみてください。
ドクとクララの一途な恋
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3ではドクの恋模様が描かれています。
PART3ではドクの恋が重要なストーリーになっていきます。
それにしても科学にしか恋をしていないようなドクが恋をするなんて。
恋に落ちたお相手はクララ・クレイトンという教師。
暴走した馬に乗っていたクララを助けたドク。
その瞬間、二人は恋に落ちてしまうのです。
この恋というのがなんともうぶな感じがして素敵なんです。
まるで中学生が初めて恋に落ちたときのように。
いい年をしたドクとクララですが、二人の初々しい恋、そして一途にお互いを愛する姿はラブロマンス映画顔負けするくらいいいものがあります。
ドクとクララは結婚してジュールとヴェルヌという二人の息子ができるわけですが、全然予想つきませんでしたね。
パワーアップしたタイムトラベルシーン
PART3のクライマックスシーンでは機関車を使った大掛かりなタイムトラベルシーンがあります。
PART1の時よりもスケールのデカさもハラハラドキドキ感もパワーアップしています。
今回はマーティだけでなくドク、そしてクララもいるのです。
ドクを追ってきたクララはドクとマーティがいる機関車に飛び移るのですが、そこからがハラハラドキドキタイム!うまい具合に仕掛けてくれます。
クララをなんとか救出しようとするドク。
しかし、足場が悪く高速で速度をあげていく機関車ではそう簡単に助け出せません。
救出できそうで救出できない。
ついつい力が入って見てしまうわけです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズを通しての主題

乗馬するマーティとドク:©︎Universal Studios
バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズを通しての主題はやはり“未来は変えられる”ということ。
それはPART3のラストでドクがマーティとジェニファーに語っています。
「つまりだね、君の未来はまだ決まっていないということ。誰のでもそうだ。未来は自分で切り開くものなんだよ。だから頑張るんだ、二人ともな!」
ドクの名台詞だと思います。
例え今がドン底であってもこの先もずっとドン底であるとは限らないのです。
未来は白紙なのですから。
よりよい未来をつくっていくために私たちは日々、努力をしていかなければなりません。
もし未来に対して不安を抱いたらバック・トゥ・ザ・フューチャーを見てドクの言葉を聞いてみましょう。
未来は自分で切り開くもの。
人生の糧にしておきたい言葉です。
おわりに

機関車に押されるデロリアン:©︎Universal Studios
PART3をもって『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは完結します。
全三部作で仕掛け、アクション、想像力、ユーモア、音楽で私たちを大いに楽しませてくれました。
ここまでのハイレベルな要素が集結した作品は今後現れないのではないでしょうか。
間違いなく映画史上に残る傑作です。
世代を超えて愛された不朽の名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
これからどんなに時が経っても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は名作として語り継がれていくでしょう。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの感想を全て書いています!
シリーズの初めの作品であるPART1の感想はこちら。
https://minority-hero.com/cinema_review/BACK+TO+THE+FUTURE/2104/
https://minority-hero.com/cinema_genre/BACK+TO+THE+FUTURE+PART+II/2187/