
夫婦喧嘩を子供に仲裁させないで!子供への影響とケア方法とは?
違う環境に育った夫婦が一緒になるのですから夫婦喧嘩をするのは仕方がありません。会話がない夫婦より喧嘩する夫婦の方がいいと言われています。
でも、子供がいるとそういうわけにはいきませんよね。結婚してから夫婦がより深くお互いを理解するには、それなりの時間が必要です。
夫婦喧嘩をすることで理解できることもあるので、お互いのことを理解できるようになるまでは夫婦喧嘩は絶えません。とはいえ、夫婦喧嘩の時子供はどうすればいいの?と気になっている人も多いのではないでしょうか。
では、夫婦喧嘩は子供にどのような影響を与えるのか、子供に仲裁された時の対処法や子供の前で夫婦喧嘩をしないためにはどうすればいいのか、子供への心のケアについて書いてみます。
目次
相手を理解するための夫婦喧嘩ならまだ建設的なのでいいのですが、問題は夫婦喧嘩を単なるストレスのはけ口にしてしまっている場合。
イライラする相手が他人なら気を遣って言ったりやったりしないようなことを、夫婦だからと甘えて感情をぶつけたり傷つけるようなことを平気で言ったり手を出してしまうケースです。
全ては甘えからきているのですが、醜い争いになることがほとんどなのでいただけません。どちらにしても、夫婦喧嘩は子供には衝撃的過ぎます。
父親も母親も子供にとっては大好きな親です。
両親が仲良くしているから子供は安心して毎日明るく元気でいられるのに、大好きな両親に喧嘩をされたら子供は傷つき不安になってしまいますよね。
夫婦喧嘩を見ながら育つと子供の成長にいろいろな影響が?
子供が夫婦喧嘩を見ながら育つと子供の成長にどのような影響があるのでしょう。子供への影響を箇条書きにしてみます。
アダルト・チルドレンになりやすい
アダルト・チルドレンとは、親からの虐待や家庭問題が原因で子供が成人しても心理的外傷(トラウマ)を持つ人のことです。
人間関係を築くのが下手で破滅的な考えや完璧主義になりやすいといった特徴を持っています。
また、親を気遣って夫婦喧嘩の険悪な空気を和ませるために、子供が場を和ませる役を演じ続けることで、将来原因不明の心身症やうつ、パーソナリティー障害で苦しむケースも少なくありません。
うつ的症状が出る
夫婦関係が悪化するとパートナーの悪口を子供に聞かせてしまったり、最悪の場合、子供に八つ当たりすることも出てきます。
そうなると子供は夫婦不和の原因が自分にあるのではないかと考え始めてしまったり、これから両親はどうなるのかと不安を抱くようになるのです。
そして、相当なストレスが子供にかかることによって、うつ的な症状が出てきてしまうので、子供には「あなたが夫婦喧嘩の原因ではないのよ」と必ず伝えましょう。
子供の学力が向上しにくくなる
子供の学力が向上しにくくなる原因は、親のことで不安を抱えると精神が安定しなくなり集中力が発揮できなくなるからです。
子供は、両親の機嫌を敏感にキャッチします。
両親の機嫌がいつも良くて子供を大切に可愛がり、子供のことでどれだけ喜んでくれているかを子供は常にどこかでチェックし、それを心の活力や安定剤としているのです。
夫婦喧嘩が原因で子供の学力が向上しにくくなったら、親は自分の心の状態を今1度チェックしてみて下さい。
このように、夫婦喧嘩が子供に与える影響は計り知れません。
子供の心を傷つけず、幸せな人生を送ってもらえるように、親は子供の前で喧嘩をしないようにしましょう。
悪影響はいつまで続くの?ずっと直らないの?
前述した夫婦喧嘩が子供に与える悪影響は、子供から大人までずっと続きます。
うつ的症状に関しては、眠りが浅くなり集中力の低下に伴う学力低下、拒食、笑わなくなる、不眠、登校前に熱が出るといった症状が子供の頃から出始めるのです。
「生まれてこなければよかった」などと言うようになったら要注意と考え、子供のメンタルケアをしてあげて下さい。
人間関係を築くのが下手で破滅的な考えや完璧主義になりやすいアダルト・チルドレンは、大人になってからの話です。
原因不明の心身症やうつ、パーソナリティー障害で苦しむケースも少なくないので気をつけなければなりません。
どれも精神的、心理的外傷によるものなので、それぞれに専門医がいます。
そもそも子供が病にかからないように親は配慮すべきなのですが、なってしまった場合は専門医に相談して下さい。
夫婦喧嘩を子供に仲裁されたらまずどうしたらいい?
夫婦喧嘩を見るに見かねた子供が仲裁に入ってきたら、どれだけヒートアップしていても必ず喧嘩をやめましょう。
興奮しているとすぐに喧嘩をやめるのは難しいかもしれませんが、子供にまず「ごめんね」と謝ります。
あなたが見ている相手を夫から子供へ変えることで自然と気持ちは切り替わります。喧嘩をしている夫から子供へと意識を逸らせるのです。
可愛い子供のことを真っ先に考えることで、ヒートアップしていた喧嘩も一旦は落ち着くでしょう。
子供がどれだけストレスを感じ、恐怖と不安を抱えて仲裁に入っているかを察して矛を収めてあげて下さい。
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夫婦喧嘩を子供の前でしないためにはどんな方法があるの?
夫婦喧嘩を子供の前でしないための方法を箇条書きにしてみます。
イラついたらとりあえず他の事を考える
イラつくことがあってもすぐに喧嘩を始めてしまわず、とりあえず他の事を考えて気を紛らわせます。
気を紛らわせると冷静になれますが、冷静になれたからといってイラついたことをうやむやにしてしまうのはよくありません。
必ず後でイラついたことについて話し合って下さい。
ドライブに出かけてみる
夫婦でドライブに出かける距離が長ければ長いほど離婚する確率は低くなると言われています。
2人きりでドライブしていると、その日あったことや仕事や家事のストレスなどを話し合うことができるからです。
お互いに何を考えているのか、何に悩んでいるのかを話し合い、理解し合うことで仲が良くなり夫婦喧嘩も減ります。
また、家を離れて2人きりでいる時であれば、たとえ喧嘩になったとしても子供に見られることはありません。夫婦2人でドライブをすることでみんなが幸せになれるよう努力してみて下さい。
メールやラインでコミュニケーションを密に取る
わかって欲しいことや伝えたいこと、聞いてほしい事はラインやメールでしっかり伝えましょう。我慢をしたりなかったことにするのはよくありません。
その日の出来事を逐一報告しあうのも夫婦円満の秘訣です。普段からコミュニケーションを密に取っていれば、子供の前で取っ組み合いの喧嘩をすることもなくなるでしょう。
喧嘩になってしまっても、早めに修復するのにメールやラインは役に立ちます。
以上3つのことを上手に活用して、子供の前で夫婦喧嘩をしなくてもすむようにしてみて下さい。
仲裁に入られたあとの子供への心のケアの方法とは?
仲裁に入ってきた子供の心をケアするには、まず両親が仲直りをする必要があります。子供は親が仲直りしてくれることで精神は安定し、不安も消えてなくなるからです。
そして、子供には「あなたが喧嘩の原因ではないのだから、あなたが心配することは何もないのよ」と伝え、安心させてあげましょう。
最後に「心配かけてごめんね」と両親で一緒に謝ってあげて下さい。
子供が小学生くらいなら、ハグしてあげたり親子で仲良く川の字で寝るのもいいですよね。
とにかく子供が安心できるように、あたたかな言葉かけや優しい態度で接し、怯えた心を慰めてあげて下さい。
まずは子供のことを一番に考えよう!
夫婦喧嘩の仲裁を子供がしなくてもすむように、親は日頃から夫婦のコミュニケーションを密にしておかなければなりません。
夫婦がお互いのことをどれだけ深く理解しているかによって、夫婦喧嘩をする回数も違ってくるからです。
取っ組み合いや罵り合いの夫婦喧嘩をするタイプは、往々にして会話が少な過ぎる傾向にあります。
よく話す夫婦は、話すことでストレスを発散していたり、話すことで相手が今何を考えているのかをよく理解しているので喧嘩になりにくいのです。
子供のことを一番に考えて、子供の心を傷つけてしまうような夫婦喧嘩をしなくてもすむように、日頃からお互いのことをよく理解するように心がけましょう。
夫婦喧嘩を見ながら育つと子供の成長にどのような影響があるのかまとめてみます。
- アダルト・チルドレンになりやすい
- うつ的症状が出る
- 子供の学力が向上しにくくなる
- 大人になってから原因不明の心身症やうつ、パーソナリティー障害で苦しむケースが少なくない
夫婦喧嘩は子供にいろいろな悪影響を及ぼします。夫婦喧嘩が原因であなたの可愛い子供が精神的な病気になってしまっては悲しいですよね。
子供が明るく健康に育つためには、親は仲のよい夫婦でいる必要があります。
仲の良い夫婦でいるための努力を怠らず、夫婦喧嘩をして子供に心配をかけたり子供の心を傷つけてしまわないようにしましょう。