『ブラックパンサー』(2018)は2018年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画であり、マーベル作品。
マーベル・シネマティック・ユニバースシリーズ(MCU)としては、第18作品目の映画となります。
アメコミ史上最初の黒人ヒーローとして知られる『ブラックパンサー』(2018)は、北米で史上最高の興行成績を残しました。
また、本作はももいろクローバーZのリーダー、百田夏菜子もシュリ役として吹き替えに参加。
国王とヒーロー、ふたつの顔を持つ男を主人公にしたスーパーヒーロー映画『ブラックパンサー』(2018)について、あらすじと感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!
目次
『ブラックパンサー』(2018)の作品情報とキャスト
作品情報
原題:Black Panther
公開年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:134分
ジャンル:アクション
監督とキャスト
監督:ライアン・クーグラー
代表作:『フルートベール駅で』(2013)『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)
出演者: チャドウィック・ボーズマン/吹替:田村真(ティ・チャラ)
代表作:『42 〜世界を変えた男〜』(2013)『ジェームス・ブラウン〜最高の魂を持つ男〜』(2014)
出演者: マイケル・B・ジョーダン/吹替:津田健次郎(ウンジャダカ)
代表作:『クロニクル』(2012)『フルートベール駅で』(2013)
『ブラックパンサー』(2018)のあらすじ

ブラックパンサー:©︎Walt Disney Studios Motion Pictures
アフリカの秘境に存在している高度な科学技術を持った超文明国のワカンダ。
爆破テロによって国王が亡くなり、息子のティ・チャラが王位を継ぐことになる。
ワカンダの国王は世界を崩壊させるパワーを秘めたヴィブラニウムという鉱石の秘密を守らなければならなかった。
ブラックパンサーの称号も勝ち取り、国王とヒーローという2つの重責を担うことになったティ・チャラ。
そんな中、エリック・スティーブンスという男がクロウと結託してロンドンの博物館を襲撃し、ヴィブラニウムを手に入れようと暗躍を始める。
【ネタバレあり】『ブラックパンサー』(2018)の感想

ブラックパンサー:©︎Walt Disney Studios Motion Pictures
異色のマーベル作品
『ブラックパンサー』(2018)はマーベル作品の中でも異色の作品になっていました。
どこが異色だと感じたのかというと、
・主人公が黒人であり、出演者のほとんどが黒人
・アフリカの秘境を舞台にしている
・いくつかの部族が出てくる
・主人公がワカンダという超文明国の国王であり、ヒーロー
の4点です。
マーベル作品というと、アメリカの都会が舞台になっているようなイメージですが、『ブラックパンサー』(2018)は違います。
舞台はアフリカ。
アフリカ文化を背景にしていて、アフリカにいそうないくつかの部族が出てきたり、独特な衣装、風習を見せてきます。
また、出演者のほとんどが黒人であることも異色だと感じました。
ちなみに監督のライアン・クーグラーも黒人。
これだけ黒人の出演者が多い映画も珍しいのではないでしょうか。
異色な作風に注目です。
ダイナミックなアクション
『ブラックパンサー』(2018)では迫力のあるアクションが展開されます。
注目していただきたいのは以下の2点。
・カーチェイスアクション
・クライマックスとなる戦闘シーン
まずひとつ目はカーチェイスアクション。
映画の中盤、韓国の街中でカーチェイスのアクションが繰り広げられるのですが、そのシーンが最高にエキサイティング!
車のスピード感あふれるシーン、銃撃、そしてブラックパンサーの躍動感あるアクションが見どころとなっており、車が派手に破壊されるシーンも見どころとなっています。
ここでブラックパンサーのカッコよさに惹かれました。
続いてふたつ目がクライマックスとなる戦闘シーン。
このクライマックスシーンは大人数の派手な戦闘シーンとなっています。
ブラックパンサーVSウンジャダカの戦闘シーンも見ごたえありますが、部族同士の戦いも見ごたえあり!
スーパーヒーロー映画というと1対1が基本かと思いますが、『ブラックパンサー』(2018)は大人数の戦闘シーンもあってそちらも注目。
手に汗にぎる戦いとなっており、女性も活躍します。
迫力のあるアクションを楽しんでください!
高度な科学技術
『ブラックパンサー』(2018)では高度な科学技術にも注目してみてください。
超文明国のワカンダでは現代の文明を超越した科学技術が見られます。
特に注目していただきたいのは、遠隔操作。
これはその名の通り、離れた位置から車や飛行機を操作する技術です。
これが映画の中で結構、重要な技術となってくるわけで、その高度さにとても感心しました。
近い将来、こういった高度な技術が実現出来ていたら素晴らしいと思います。
ワカンダではこの他にも現代では考えられないような高度なテクノロジーが見られるので、注目です!
『ブラックパンサー』(2018)のラストは?

ティ・チャラ:©︎Walt Disney Studios Motion Pictures
『ブラックパンサー』(2018)のラストはどのようになっているのでしょうか。
本作のラストではティ・チャラが国連でワカンダの知識と資源を世界に分かち合うことを宣言します。
ここで名言だと思ったのが、
人間というのは本来は他人と繋がりを持てるものです。
困難の時代に賢き者は橋を架け、愚かな者は壁をつくる。
自分と異なる人々を認め、相手を受け入れる勇気を持ちましょう。
という、現代に警鐘を鳴らすような発言。
現代では直接的な戦争はなくても貿易戦争のような間接的な戦争があります。
今の私たちがそうです。
私たちはこの発言に耳を傾けてはいかがでしょうか。
私たちは“愚かな者”になっていないでしょうか。
相手が悪いと勝手に決めつけ、壁をつくる。
そうではなく、“賢き者”として、相手を受け入れる勇気を持ち、橋を架けるよう努力することが重要です。
難しいことだとは思いますが、そうしていかない限り世界平和は訪れません。
スーパーヒーロー映画とは思えない世界平和について考えさせられるラストに注目です。
『ブラックパンサー』(2018)の時系列は?

ブラックパンサー:©︎Walt Disney Studios Motion Pictures
『ブラックパンサー』(2018)はマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの第18作品目の映画。
ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバースとはマーベルコミックスを原作としたスーパーヒーロー達の単独映画作品の共通する世界観をクロスオーバーさせる作品群のこと。
Marvel Cinematic Universeの単語の頭文字を取り、MCU(エムシーユー)と呼びます。
本作はその中の18作品目の映画となるわけです。
本作、『ブラックパンサー』(2018)までの時系列を整理すると、
2.インクレディブル・ハルク(2008)
3.アイアンマン2(2010)
4.マイティ・ソー(2011)
5.キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011)
6.アべンジャーズ(2012)
7.アイアンマン3(2013)
8.マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013)
9.キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)
10.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)
11.アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
12.アントマン(2015)
13.シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
14.ドクター・ストレンジ(2016)
15.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ―:リミックス(2017)
16.スパイダーマン・ホームカミング(2017)
17.マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)
18.ブラックパンサー(2018)
となります。
ブラックパンサー(ティチャラ)が初登場する『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の詳しい考察や解説が知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema-review/captain-america-3-civil-war/15834/
『ブラックパンサー』(2018)の評価は?

ティ・チャラ:©︎Walt Disney Studios Motion Pictures
映画レビューの評価
『ブラックパンサー』(2018)はどのような評価がなされているのでしょうか。
映画レビューサイトでのレビューをいくつかまとめると、
・「最高のエンターテイメントに仕上げた歴史的傑作」
・「アクションがマジで神‼️」
・「正義感、自己犠牲、愛、ヒーロー像がしっかり描かれていて、カッコいい」
など高評価が多いです。
さらに全体の点数としても5点満点中3.8と高評価。
中には、「民族間の紛争を描いただけ」という批判的な声もありましたが、全体的には評価が高いです。
『ブラックパンサー』(2018)はアカデミー賞をとったのか?
『ブラックパンサー』(2018)はアカデミー賞を受賞したのでしょうか。
答えは、受賞しました!
本作は作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞の3部門に輝いています。
美術賞、衣装デザイン賞を受賞しただけあって、アフリカにあるような民族衣装がユニークでした。
オコエやシュリが身に着ける戦闘スーツも印象的。
また、劇中ではアフリカをイメージするような独特な音楽が流れていたのも評価されたのだと思います。
本作ではアカデミー賞を受賞した衣装や音楽にも注目!
『ブラックパンサー』(2018)のまとめ

ティ・チャラ:©︎Walt Disney Studios Motion Pictures
迫力あるアクションや骨太な人間ドラマで楽しませてくれた『ブラックパンサー』(2018)。
ブラックパンサーのスピード感あるアクションが印象的であり、世界平和に対するメッセージも胸に響きました。
マーベル作品の中では異色な作品ではありますが、おもしろい!
『ブラックパンサー』(2018)以外にもマーベル作品には、おもしろい映画がありますので、ぜひ観てみてください。
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