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『キャプテン・アメリカ2 /ウィンター・ソルジャー』(2014)の考察!ニックフューリーは死亡した?伏線やラストも解説!【MCU徹底解説】

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のなかでも高く評価されている社会派サスペンスアクション

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『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でおなじみのルッソ兄弟のMCU初監督作でもあります。

本作で登場した暗殺者ウィンター・ソルジャーの強さは計り知れず……超人のキャプテン・アメリカにも負けてません!

人気キャラ ファルコン(サム・ウィルソン)も本作で初登場!

そしてあのドクター・ストレンジも登場?!

さてここからは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の感想や解説、キャストの紹介、暗殺者ウィンター・ソルジャーの由来とは?、さらに続編への伏線もご紹介します!

【『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の評価】

項目 評価 点数
ストーリー ★★★★☆ 80点
配役/キャスト ★★★★★ 90点
アクションシーン ★★★★★ 85点
イケメン度 ★★★★★ 95点
騙しあいサスペンス度 ★★★★☆ 80点
親友同士の友情 ★★★★★ 100点

目次

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の作品情報


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (吹替版)

製作年 2014年
原題 Captain America: The Winter Soldier
製作国 アメリカ
上映時間 136分
ジャンル アクション
監督 アンソニー・ルッソ

ジョー・ルッソ

脚本 クリストファー・マルクス

スティーヴン・マクフィーリー

主要キャスト クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ/日本語吹替:中村悠一

スカーレット・ヨハンソン(ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ)/日本語吹替:米倉涼子

セバスチャン・スタン(ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー)/日本語吹替:白石充

アンソニー・マッキー(サム・ウィルソン / ファルコン)/日本語吹替:溝端淳平

ロバート・レッドフォード(アレクサンダー・ピアース)/日本語吹替:田中秀幸

サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)/日本語吹替:竹中直人

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の概要

本作ではコンビだったスティーブとナターシャ:© 2013 Marvel Studios

70年間の氷漬けから目覚めたキャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)は、国際平和維持組織 S.H.I.E.L.D.(シールド)のメンバーとして活動していた。

しかし、かつてキャプテン・アメリカの敵だった邪悪な科学組織 ヒドラの魔の手がS.H.I.E.L.D.におよび……。

S.H.I.E.L.D.長官のフューリーは暗殺され、未来の平和はキャプテン・アメリカに託された。

そうしてヒドラの暗殺者に追われることになったキャプテン・アメリカ。

しかしついに対面した伝説の暗殺者ウィンター・ソルジャーは、死別したはずの幼馴染だった……!

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『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の感想と考察

エレベーターにいるキャプテン・アメリカとヒドラの戦闘部隊:© 2013 Marvel Studios

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の感想と考察を紹介していきます。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の感想

まずは『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の感想を4つの項目に分けてそれぞれ解説していきます!

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の感想
①あのエレベーター内格闘も!
②ハイスピードな接近戦
③絶対に返ってくる盾を使った奇跡のアクション
④ストーリー重視! 前作から引き継がれた要素多め

あのエレベーター内格闘も!

マーベルファンなら「キャプテン・アメリカ」、「エレベーター」のふたことで通じる超有名なエレベーター内での戦闘シーン!

ヒドラの大勢の暗殺部隊に、狭いエレベーター内で取り囲まれたキャプテン・アメリカが、1人で全員倒してしまうという凄すぎる身体能力を披露。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でもオマージュされたのが本作のこのシーンでした。

ハイスピードな接近戦

アクションシーンでスローモーション演出のある作品は多いですが、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のアクションシーンはその対極にある超ハイスピード映像

いわゆるコマ落とし手法を存分に使った高密度の早わざで、これ系が好きな方は絶対好きなやつ(!)です。

特に、暗殺者ウィンター・ソルジャーのナイフ裁きが本当にすごい!

絶対に返ってくる盾を使った奇跡のアクション

キャプテン・アメリカは盾を防御用にだけではなく、投げつけて攻撃に使用。

そして敵に投げつけてもなんとかして必ず手元に跳ね返ってくるもはや魔法の盾なのです!

盾1つだけで戦闘機を撃墜するシーンも……。

ストーリー重視! 前作から引き継がれた要素多め

前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)からの続きの要素がかなり強い『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)。

つまり『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)を観ていると、本作の面白さは倍増どころじゃない!

特に、『アベンジャーズ』シリーズで4次元キューブの件を知ったうえで『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)観ると、あまりにおもしろい展開で一瞬で見終わってしまうので未見の方はこの機会にぜひ合わせてご視聴を!

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の感想でした。

【ネタバレ】『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の考察

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の考察を下記の3つの項目に分けて紹介します。

【ネタバレ】『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の考察
①伝説の暗殺者ウィンター・ソルジャーとスティーブとの友情
②自由を求めて戦う兵士キャプテン・アメリカの思想
③ヒドラが計画していた自由のない未来とは?

伝説の暗殺者ウィンター・ソルジャーとスティーブとの友情

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のタイトルの“ザ・ファースト・アベンジャー”が、誕生するメインヒーロー キャプテン・アメリカを指すのに対し、本作のテーマは何といっても“ウィンター・ソルジャー”、そしてその正体のバッキー・バーンズです。

バッキー・バーンズは前作でも登場していたスティーブ(キャプテン・アメリカ)の1番の親友。

『キャプテン・アメリカ』シリーズに一貫して続くメインテーマは、スティーブとバッキーの友情です。

Even when I had nothing, I had Bucky.
(僕が何者でもなかったときも、バッキーはいてくれた。)
――スティーブ

「はっきり目が合ったのに僕を知らないみたいだった」と、バッキーが自分のことを忘れていると知りショックを受けていましたが、洗脳されたウィンター・ソルジャーのなかにバッキーの善性が残っていると信じるスティーブ

サム・ウィルソン (ファルコン)に「(暗殺者になってしまったバッキーは)あんたを知らないんだ」と諭されても、「きっと思い出す」と確信したように答えていました。

中盤の回想シーンの、スティーブの母親が死去し天涯孤独になったときに、自分のことを家族同然に気にかけてくれたバッキーの台詞、

「最後までとことん付き合うよ」

は、本作のラストの展開に繋がる重要な台詞でした。

自由を求めて戦う兵士キャプテン・アメリカの思想

「自由の代償は高い。だが払う価値はある」
――スティーブ

2次大戦中と同様、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でも、スティーブはヒドラが行おうとしている抑圧や脅しによる支配と戦いました

自分が終結させたと思っていたヒドラとの戦いが終わっていなかったと気づいたスティーブは、ヒドラも、ひそかな繁栄を許していたS.H.I.E.L.D.も潰すことでけりをつけようと奮闘。

「前の戦争での苦労が無駄だったと分かった割に元気ね」
――ナターシャ

「まあ、戦う相手がはっきりしたからね」
――スティーブ

「S.H.I.E.L.D.は信用を堕としても気づかなかったんだろ。目の前でヒドラが育ってたのに」
――スティーブ

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のころと同じく、スティーブの性格は、組織としての軍隊で貢献することに価値を見い出している兵士

自己犠牲的で、常に理想を求めています。

「兵士は信頼しあう。それが軍隊だ。ただ銃を撃ちまくる集団じゃない」
――スティーブ

「情報の分断というやつだ」
――フューリー

そして“兵士”らしい戦略をとらないフューリーやS.H.I.E.L.D.とは理解しあえない存在です。

『アベンジャーズ』(2012)でも隠し事をされていたためフューリーやS.H.I.E.L.D.への不信感もあり、S.H.I.E.L.D.に所属しているものの、あまりよくは思っていないスティーブ

「フューリーの尻ぬぐいはもううんざりだ」

「嘘をつくのをやめられないのか」(フューリーに対しての発言)

――スティーブ

また、S.H.I.E.L.D.がヒドラの繁栄に気づかず、ヒドラの洗脳からバッキーを救えなかったことにも憤りを感じていました。

「(S.H.I.E.L.D.がヒドラに乗っ取られていたと)気づくまでにどれだけ犠牲を出した?」
――スティーブ

「(バッキー・)バーンズのことは知らなかった」
――フューリー

「知ってても僕に言ったか? それとも情報を分断してた?」
――スティーブ

ヒドラが計画していた自由のない未来とは?

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のヒドラは、ナチスの優生思想から転換し、気に入らない人をいつでも抹殺できると知らしめることで人民の権利を奪ってしまおうと計画しています。

ヒドラにとって危険な人物を全員排除するこの計画は、本作では「インサイト計画」と呼ばれていて、これは『マイノリティ・リポート』(2002)で描かれた、“犯罪が起きる前に予知し犯人となる人物を捕まえる”、というシステムに近いものです。

『マイノリティ・リポート』(2002)は、『ブレードランナー』(1982)の原作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』で有名なSF作家フィリップ・K・ディックの小説が原作で、本作にはディストピアSFの要素も少し含まれています。

本作は政治スリラーや陰謀ものを目指して製作されており、注目すべきは信頼できない人物であるピアースとフューリーの言動です。

とくにピアースの発言、言葉選びは、本作の鑑賞者を混乱させる見事なものばかり!

陰謀渦巻く諜報機関のアクションものとして、『ミッション:インポッシブル』シリーズにも近い作品です。

スティーブとナターシャは嘘をつかない正直な発言をしていることが多く、日本公開時のキャッチコピー「アベンジャーズ以外、全員敵。」というのはかなり的確なフレーズでした。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の考察でした。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の登場人物(キャラクター)一覧まとめ

任務中のキャプテン・アメリカとブラック・ウィドウ:© 2013 Marvel Studios

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の登場人物(キャラクター)を紹介します。

主要キャラクター8人と、そのほかのキャラクターに分けてご紹介!

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の登場人物(キャラクター)一覧まとめ
①スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス)
②ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ(演:スカーレット・ヨハンソン)
③サム・ウィルソン / ファルコン(演:アンソニー・マッキー)
④ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(演:セバスチャン・スタン)
⑤ニック・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン)
⑥マリア・ヒル(演:コビー・スマルダーズ)
⑦アレクサンダー・ピアース(演:ロバート・レッドフォード)
⑧ブロック・ラムロウ(演:フランク・グリロ)
⑨その他のサブキャラクター
⑩エンドロール後の映像で登場するキャラクター

スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス)

S.H.I.E.L.D.本部から脱出するキャプテン・アメリカ:© 2013 Marvel Studios

主人公のスティーブは、超人血清で身体能力を強化された超人 キャプテン・アメリカ。

S.H.I.E.L.D.(シールド)に所属し、特殊部隊S.T.R.I.K.E.(ストライク)チームと一緒に活動。

また、ヒーローチーム“アベンジャーズ”のメンバーです。

高潔な性格で、S.H.I.E.L.D.に対しても不信感を抱いており、大量殺人の計画を進めている主導者はS.H.I.E.L.D.の理事 ピアースだと気づきます。

前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のころからヒドラと戦っており、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)ではヒドラに乗っ取られているS.H.I.E.L.D.ごと崩壊させるため戦います。

身体が強化されたあと、70年間氷漬けで眠っていたため(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の出来事)、現代の暮らしに少し慣れ始めてきたところ

人に教えてもらった、眠っていた間の流行をメモし、リストにしているシーンも。

スティーブのアパートにいたフューリーが狙撃された際に犯人を追いかけ、初めてウィンター・ソルジャーと対面

その後2度目の戦闘で、ウィンター・ソルジャーの顔を覆っていたマスクが外れ、死に別れた親友のバッキーであると確信します。

本作でも、超人血清を投与される前のスティーブの姿も登場

スミソニアン博物館に写真が展示されていたほか、前作で訓練を受けていたニュージャージーのキャンプ・リーハイでの回想シーンや、バッキーとの思い出を回想するシーンもありました。

ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ(演:スカーレット・ヨハンソン)

ナターシャ・ロマノフ:© 2013 Marvel Studios

元ロシアのスパイのナターシャ。

S.H.I.E.L.D.のエージェントであり、スティーブと同じく、S.T.R.I.K.E.チームと一緒に活動。

またスティーブと同様、アベンジャーズのメンバーです。

フューリーが狙撃された後にスティーブと結束、ヒドラを倒すため共に戦います。

「真実なんて状況で変わる」と、人を信頼せず、スパイ工作に向いているタイプと自負していましたが、S.H.I.E.L.D.がヒドラに侵食されていたことが判明しショックを受けていたナターシャ。

「何が嘘かは分かってる自信があったけど、なんだかもう分からなくなったわ」

「S.H.I.E.L.D.に入ってまっとうになれたと思った。KGBからヒドラに鞍替えしただけだった」

――ナターシャ

このときスティーブは、信じられるものを求めるタイプなスティーブに対してナターシャが言った「この仕事に向いてないんじゃない?」という台詞を言い返し、友人として励ましていました。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、スティーブに女性と関わるよう世話を焼き、知り合いの女性を紹介しようとたくさん名前を挙げていたナターシャ。

ハッキングの才能も発揮します。

サム・ウィルソン / ファルコン(演:アンソニー・マッキー)

サム・ウィルソン(ファルコン):© 2013 Marvel Studios

元米軍パラシュート部隊の兵士で、現在は退役軍人省に勤務しているサム・ウィルソン。

サム・ウィルソンは、機械の翼を装着し空を飛びまわれる“ファルコン”であり、本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で初登場。

冒頭の、ランニング中に、「左から失礼」とスティーブに何度も追い抜かれるシーンから登場。

浮世離れしたキャラクターが多いなかサムは常識人であり、本作のはじめで、スティーブの友達になります

相棒を戦場で亡くした心の傷から、戦場を離れていましたが、キャプテン・アメリカを助けるためなら、とファルコンとして復帰することに。

(サムは軍にいたころからすでにファルコンの翼を使って作戦に参加していました。)

スティーブ、ナターシャと共に、ヒドラを倒すため戦います。

サムの経歴を知ったナターシャが「バクマラにいたの? カリード・カンディルを捕らえたの?」と驚いており、軍時代にすごい活躍をしていた様子

本作のファルコンの翼は、メリーランドのフォート・ミード基地に保管されていたものを盗んで使用。

冒頭で、マーヴィン・ゲイのアルバム『トラブル・マン』をスティーブに紹介。

本作の戦いの後のラストで、病院に運ばれ入院中のスティーブを見守っているサムが掛けていた曲が、『トラブル・マン』です。

ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(演:セバスチャン・スタン)

ウィンター・ソルジャー:© 2013 Marvel Studios

ヒドラの命令を遂行する伝説の暗殺者ウィンター・ソルジャー

ナターシャによると、ウィンター・ソルジャーは「存在しないはずの男」、「50年間で20件以上の暗殺を請け負った」、「幽霊」と言われているそうです。

ウィンター・ソルジャーに指示を出していたピアースは、「君が時代を作ってきた」と言っており、歴史を変えるレベルの暗殺にも関わってきた様子。

その正体は、第2次世界大戦中の任務中に、スティーブ(キャプテン・アメリカ)の目の前で崖下に墜落死んだはずの親友、陸軍の軍曹であったバッキー・バーンズでした。

スティーブは、バッキーのことを墜落させてしまった、あと少しで手が届いたのに、と後悔しています。

ヒドラに改造・洗脳されているウィンター・ソルジャーは、身体的にもキャプテン・アメリカに負けない強靭さをもち、銃撃だけでなく多種の小型装置も多用できるように訓練されていて、戦闘機も操縦できます。

フューリーを狙撃した際にスティーブと再会。

高架道路でキャプテン・アメリカ、ナターシャ、ファルコンと交戦になり、死んだはずの親友だと気づいたキャプテン・アメリカに「バッキー?」と尋ねられたことで過去を思い出し始めましたが、ヒドラに記憶を消されます。

ヘリキャリアを墜とそうとしているキャプテン・アメリカとファルコンのもとに現れ、最後までキャプテン・アメリカを妨害、最後の1機のサーバー・ブレード交換をめぐってキャプテン・アメリカと争いました。

任務中にはロシア語を喋るシーンも。

ニック・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン)

キャプテン・アメリカとフューリー:© 2013 Marvel Studios

S.H.I.E.L.D.の長官でありスティーブ、ナターシャの上司。

S.H.I.E.L.D.が進めていたインサイト計画と呼ばれる防衛計画の不審な点に気づいてしまったため、ヒドラの暗殺者ウィンター・ソルジャーに狙撃されます。

死亡確認までされましたが、実は、暗殺に成功したとヒドラに思わせるため死を偽装しており、重症を負ったものの生きていました。

フューリーは前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のラストでも登場。

『アベンジャーズ』(2012)でも、アベンジャーズのメンバーであるスティーブ、ナターシャとはいろいろと軋轢があり、本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でも登場することに。

マリア・ヒル(演:コビー・スマルダーズ)

マリア・ヒル:© 2013 Marvel Studios

S.H.I.E.L.D.の副長官で、長官フューリーの有能な右腕。

インサイト計画について怪しく思ったフューリーに呼び出されており、狙撃されたフューリーが治療室に運ばれたシーンから登場。

フューリーの死亡偽装作戦に協力しており、ヒドラに捕まったスティーブやナターシャを、ヒドラの武装隊員に変装して助けに来るという活躍も。

終盤では、「ヒドラだけでなくS.H.I.E.L.D.も潰す」というスティーブの方針に賛成しました。

マリア・ヒルは『アベンジャーズ』(2012)から登場したキャラクターで、『アベンジャーズ』(2012)でもS.H.I.E.L.D.の副長官でした。

アレクサンダー・ピアース(演:ロバート・レッドフォード)

ピアース:© 2013 Marvel Studios

S.H.I.E.L.D.内で繁栄していたヒドラのメンバーのトップ

S.H.I.E.L.D.本部の高層階で、安全保障委員会のメンバーとバーチャル会議をしているシーンから登場。

表の顔は、長官のフューリーよりも偉いS.H.I.E.L.D.の理事という立場で、安全保障委員会との会議ではS.H.I.E.L.D.の代表として発言しています。

基本的に、嘘や、ミスリードさせるための台詞しか喋っていない悪役です。

「モスクワでテロが起きるのも時間の問題だ。シカゴが電磁パルス攻撃されるかも。力の前には、外交など役に立たん。私はそれをボゴタで学んだよ」

と語っていましたが、実質はただのヒドラのメンバーで、ヒドラが追い求める「秩序」を実現するためインサイト計画を進めていました。

インサイト計画の邪魔になるフューリーをウィンター・ソルジャーに暗殺させ、フューリーが最後に会いに行ったスティーブを危険視し、スティーブを呼び出して何を聞いたのか追及。

暗殺したフューリーを、機密情報を横流しした犯罪者に仕立て上げることで、安全保障委員会にインサイト計画を即時決行させるよう誘導

その後、ニュージャージーのS.H.I.E.L.D.の施設を爆撃してもスティーブとナターシャが生き延びたため、ウィンター・ソルジャーにスティーブとナターシャの殺害を命令します。

ラストでヒドラの計画が暴かれ逃げようとしたところ、フューリーに撃たれ、「ハイル・ヒドラ」と言い残し死亡

アレクサンダー・ピアースは基本的には『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)だけのキャラクターですが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)にも少しだけ登場します。

ブロック・ラムロウ(演:フランク・グリロ)

ブロック・ラムロウ:© 2013 Marvel Studios

S.H.I.E.L.D.内で繁栄していたヒドラのメンバーで、ピアースの側近。

表の顔はS.H.I.E.L.D.のエージェントで、S.T.R.I.K.E.チームのリーダーであり、スティーブやナターシャとともに任務を行う同僚でした。

序盤の海賊からの救出作戦のシーンから登場。

ピアースがスティーブを呼び出しフューリーと最後に会ったときのことを追及したあとで、エレベーター内でヒドラの部隊とともにスティーブを殺そうとします

終盤では、システムを操作しヘリキャリアの打ち上げを実行。

その後撃墜されたヘリキャリアのS.H.I.E.L.D.本部ビルへの衝突に巻き込まれますが、ラストで病院に搬送されており生存しています。

その他のサブキャラクター

ここからは『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のサブキャラクターを紹介します。

その他のサブキャラクター
①アーニム・ゾラ(トビー・ジョーンズ)《コンピューターとして登場》
②ジャスパー・シットウェル(マキシミリアーノ・ヘルナンデス)
③シャロン・カーター / ケイト / エージェント13(エミリー・ヴァンキャンプ)
④マーガレット・エリザベス・“ペギー”・カーター(ヘイリー・アトウェル)
⑤ジョルジュ・バトロック(ジョルジュ・サンピエール)
⑥スターン議員(ギャリー・シャンドリング)
⑦ホーリー(ジェニー・アガター)
⑦警備員(スタン・リー)

アーニム・ゾラ(演:トビー・ジョーンズ)《コンピューターとして登場》

頭脳がデータ化されたゾラ:© 2013 Marvel Studios

ニュージャージーのS.H.I.E.L.D.の施設で頭脳をデータ化し保存した大量の磁気テープとして登場

前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でもキャプテン・アメリカの敵だったゾラ。

ゾラは2次大戦中はヒドラの科学者でした。

戦後にS.H.I.E.L.D.が創立し、科学者として招かれた(※)ゾラはS.H.I.E.L.D.のメンバーになり、S.H.I.E.L.D.内でのヒドラの繁栄に貢献していました。

「第2次大戦後のペーパークリップ作戦ってやつね。S.H.I.E.L.D.がドイツから有能な科学者を集めた。」
――ナターシャ

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、会いに来たスティーブとナターシャに2次大戦後のヒドラの野望を教えます

スティーブとナターシャをゾラのところに引きとめ、ゾラを犠牲にしてミサイルで爆死させるのがピアースたちの作戦で、その結果ゾラの頭脳の磁気テープは破壊されました。

前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)では、科学者でありレッドスカルの右腕として生前の姿で登場しています。

本作でも、「レッドスカルの部下だったドイツの科学者」、「私はスイス人だ」というやりとりがあり、これが『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のころのゾラの説明です。

ジャスパー・シットウェル(演:マキシミリアーノ・ヘルナンデス)

シットウェル(左)とスターン議員(右):© 2013 Marvel Studios

S.H.I.E.L.D.内で繁栄していたヒドラのメンバー

序盤で、海賊に乗っ取られたS.H.I.E.L.D.の船(レムリア・スター)に乗っており、インサイト計画用の衛星打ち上げの担当者でした。

S.H.I.E.L.D.の士官なのに技術者に交じって1人だけレムリア・スターにいたため怪しまれ、スティーブたちに捕らえられ追及された結果、ヒドラが進めるインサイト計画の詳細を白状することに。

スティーブたちを殺しに来たウィンター・ソルジャーに、走る車の中から投げ飛ばされ死亡

エレベータ内でのキャプテン・アメリカ襲撃ではS.T.R.I.K.E.チームに指示を出しておりラムロウと並びピアースの部下だった様子。

ジャスパー・シットウェルは『マイティ・ソー』(2011)から、S.H.I.E.L.D.のエージェントとして多数の作品に登場しているキャラクターですが、本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)ではかなりの重要キャラに。

また、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)にも少しだけ登場します。

シャロン・カーター / ケイト / エージェント13(演:エミリー・ヴァンキャンプ)

シャロン・カーター:© 2013 Marvel Studios

S.H.I.E.L.D.のエージェント

フューリーの命令で、スティーブの護衛任務のため隣人のふりをしていました。

アパートの洗濯機を使いに行こうとしていたシーンで初登場。

スティーブには「ケイト」と名乗っていて看護師と嘘をついていましたが、実はS.H.I.E.L.D.の職員で、業務連絡には「S.H.I.E.L.D.特殊部隊のエージェント13」と名乗っていました。

フューリーがスティーブの部屋で狙撃された際に現場に駆け付けており、終盤のS.H.I.E.L.D.本部での戦いでもヒドラに対抗して戦闘。

マーガレット・エリザベス・“ペギー”・カーター(演:ヘイリー・アトウェル)

老衰しベッドに寝たきりの姿で登場。

前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でのメインキャラクターの1人で、スティーブの片思いの相手

スミソニアン博物館で流れていたペギーの過去映像で、結婚歴があることが分かります。

(「(キャプテン・アメリカが救った人たちの中に、)私の夫となった人もいた」と発言。)

スティーブはペギーへの思いを忘れておらず、普段から会いに行っている様子。

またスティーブは、「君(ペギー)が創設に関わったS.H.I.E.L.D.だから僕はいるんだ」と言っており、ペギーの存在も、スティーブがS.H.I.E.L.D.のメンバーとして活動する理由の1つでした。

スティーブが言っていた「ダンスの約束もあるし」は、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)からの伏線というだけでなく、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)にも関わる重要な約束に

ジョルジュ・バトロック(演:ジョルジュ・サンピエール)

船(レムリア・スター)で戦うジョルジュ・バトロックとキャプテン・アメリカ:© 2013 Marvel Studios

海賊に乗っ取られたS.H.I.E.L.D.の船(レムリア・スター)で、キャプテン・アメリカと一対一で格闘していた暗殺者の男性。

大勢の傭兵を海賊として雇い、海賊のリーダーとしてレムリア・スターを乗っ取りました

元DGSE(フランスの諜報機関)の暗殺者で辞職済み、インターポールに国際指名手配されているという設定でした。

スターン議員(演:ギャリー・シャンドリング)

『アイアンマン2』(2010)で登場した議員。

サム(ファルコン)がシットウェルに会うシーンの直前で登場。

シットウェルに「ハイル・ヒドラ」と挨拶しており、実はヒドラのメンバーだったと判明。

ホーリー(演:ジェニー・アガター)

安全保障理事会(変装したナターシャも):© 2013 Marvel Studios

安全保障委員会のメンバーの女性。

ナターシャは、ヘリキャリア撃墜作戦のときに彼女に変装してS.H.I.E.L.D.本部に潜入

警備員(演:スタン・リー)

2次大戦のころのキャプテン・アメリカの展示をしていた、スミソニアン博物館の警備員。

スタン・リーのカメオ出演者キャラでした。

エンドロール後の映像で登場するキャラクター

ここからは『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のエンドロール後に登場するキャラクターを紹介します。

エンドロール後の映像で登場するキャラクター
①ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)
②ピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー(アーロン・テイラー=ジョンソン)
③バロン・ストラッカー(トーマス・クレッチマン)
④ドクター・リスト(ヘンリー・グッドマン)

ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ(演:エリザベス・オルセン)

双子の超能力者、マキシモフ姉弟の姉。

ロキの杖(セプター)を用いたヒドラの人体実験により、様々な魔法を使える超能力を持つようになりました。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエンドロール後ではテレキネシスを披露。

ピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー(演:アーロン・テイラー=ジョンソン)

双子の超能力者、マキシモフ姉弟の弟。

同じく、ロキの杖(セプター)を用いたヒドラの人体実験により、瞬間移動の能力を持つようになりました。

バロン・ストラッカー(演:トーマス・クレッチマン)

ドクター・リスト(左)とバロン・ストラッカー(右):© 2013 Marvel Studios

本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエンドロール後でMCUに初登場したヒドラの科学者です。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)では主要キャラに。

ドクター・リスト(演:ヘンリー・グッドマン)

本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエンドロール後でMCU初登場。

ヒドラの科学者で、ストラッカーの部下。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)にも登場。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の登場人物(キャラクター)紹介でした。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の用語集・設定を一覧にしてまとめて解説

レプリカ・ユニフォーム:© 2013 Marvel Studios

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)に登場する用語、設定を解説します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の用語集!設定を解説
①アベンジャーズ|ヒーロー・ヴィランの装備
②物語の鍵を握るアイテム
③S.H.I.E.L.D.を中心とした用語
④キャプテン・アメリカの最大の敵ヒドラとは?
⑤テクノロジー・ビークル(乗り物)や関連アイテム

アベンジャーズ|ヒーロー・ヴィランの装備

まずは『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)に登場するヒーローやヴィランの装備を紹介します。

アベンジャーズ|ヒーロー・ヴィランの装備一覧
①キャプテン・アメリカの盾
②キャプテン・アメリカのユニフォーム
③ブラック・ ウィドウの武器
④ウィンター・ソルジャーの装備
⑤ファルコンの装備
⑥エレクトリック・バターリング・ラム(電気破城槌)

キャプテン・アメリカの盾

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で使用されたのは、希少な鉱物ヴィブラニウムでできた円形の盾

製作の経緯は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)で描かれ、このヴィブラニウムの盾をつくったのはトニー・スターク(アイアンマン)の父親ハワード・スタークでした。

スミソニアン博物館に展示されていた四角い盾は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の途中までキャプテン・アメリカが実戦に使用していた盾のレプリカで、こちらはヴィブラニウム製ではありません。

キャプテン・アメリカのユニフォーム

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、S.H.I.E.L.D.製のユニフォーム(ステルス・ユニフォームと呼ばれているもの)を使用していたキャプテン・アメリカ。

ニュージャージーへの逃亡以降、S.H.I.E.L.D.に追われるようになりこのユニフォームが手に入らなくなったため、スミソニアン博物館から、展示されていた古いユニフォームのレプリカ(レプリカ・ユニフォーム)を盗んで使用。

レプリカのもとになった、本物の古いユニフォームは、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でハワード・スタークが製作。

ブラック・ ウィドウの武器

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、主に拳銃(グロック26)を使用。

相手を感電させられる小型の装置テイザー・ディスクをウィンター・ソルジャーに使用した際には、金属製の義手を感電させ、義手がしばらく動かなくなっていました。

フォトスタッティック・ヴェール(もしくはナノ・マスク)と呼ばれる、変装時に人の顔を映し出す膜状のディスプレイも使用。

ウィンター・ソルジャーの装備

戦闘中のウィンター・ソルジャー:© 2013 Marvel Studios

グレネードランチャーなどの多種の銃火器を使用しており、旋条痕のないソビエト連邦製のスラッグ弾を使うのが特徴。

戦闘用ナイフ手榴弾も使用しています。

ウィンター・ソルジャーの戦闘服は、両脚や背中などの複数の箇所に銃を携行できるようになっており、左腕の金属製の義手はヒドラが作ったもので、サイバネティック・アームと呼ばれています。

ファルコンの装備

戦闘中のファルコン:© 2013 Marvel Studios

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、米軍パラシュート部隊所属時に使っていたEXO-7ファルコン マーク1を装着して使用。

EXO-7ファルコン マーク1は飛行のための装備で、攻撃にはピストルを使用していました。

エレクトリック・バターリング・ラム(電気破城槌)

ヒドラの部隊が使用していた、その名の通り電動の破城槌(はじょうつい・壁を打ち抜く鈍器)。

鈍器をぶつけるのではなく衝撃波を発射して壁などを打ち抜く武器です。

地面に設置して使用。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、フューリーの乗った車両防弾ガラスを破壊しかかっていました

物語の鍵を握るアイテム

ここからは、物語の鍵を握るアイテムについて紹介します。

ちなみに、インサイト計画に必要な主要アイテムは、船舶レムリア・スターゾラのアルゴリズム衛星ヘリキャリアです。

物語の鍵を握るアイテム
①インサイト計画|USBメモリ
②USBメモリの行方、移動は?
③ゾラのアルゴリズムとは?
④海賊に乗っ取られた船レムリア・スターとは?

インサイト計画|USBメモリ

インサイト計画とは、ヒドラの邪魔になりそうな人物を予測・検索し、ヘリキャリアに搭載した武器を使って一気に殺してしまおうという計画です。

ヒドラが進めたがっていた計画で、主導していたのが、アレクサンダー・ピアースでした。

対象者が未来に起こすことの危険性まで予測できるのは、ゾラが作成したアルゴリズムを使っているから。

ゾラのアルゴリズムはインサイト計画の殺害ターゲットを選ぶプログラムであり、USBメモリの中身はこのアルゴリズムでした

S.H.I.E.L.D.の船レムリア・スターのハードディスクに、このアルゴリズムのデータが入っていて、ナターシャはそれをUSBメモリにコピーしたということです。

USBメモリの行方は?

データをコピーしたナターシャはフューリーにUSBメモリを提出。

フューリーは狙撃されたときに、「誰も信じるな」と言いながらスティーブにUSBメモリを渡していました

フューリーのいる病院に駆け付けたスティーブは、S.H.I.E.L.D.本部に急遽呼び出され、S.H.I.E.L.D.ももはや信じられないと考えたため、病院のお菓子の自動販売機にUSBメモリを隠しておきます。

スティーブがUSBメモリの回収に来ると、隠したことに気づいていたナターシャが先にUSBメモリを手に入れており、以降2人は協力することに。

ナターシャの解析の結果、データの出所の座標がニュージャージーのキャンプ・リーハイと判明。(ショッピングモールのアップルストアで解析していました。)

キャンプ・リーハイにあるS.H.I.E.L.D.の施設の地下の古いコンピューターにUSBメモリを差すとゾラの頭脳が起動、そしてミサイルで攻撃されます。

ミサイル着弾前にナターシャはUSBメモリを回収していましたが、その後はUSBメモリは登場しませんでした。

ゾラのアルゴリズムとは?

USBメモリの中身であるゾラのアルゴリズム。

具体的なことは分かりませんが、シットウェルの発言によると「ゾラがヒドラに読み方を教えた。銀行の記録、医療記録、投票パターン、メール、電話、SATスコア(アメリカの大学入試)」、「ゾラのアルゴリズムは人々の過去を分析し、未来を予測する」と言っており、個人記録から将来を予測するシステムのようです。

本作ラストで、実際に“ゾラのアルゴリズムが展開”され、殺害ターゲットとなる人物たちが検出される描写がありました。

海賊に乗っ取られた船レムリア・スターとは?

「移動式の衛星打ち上げ用プラットフォーム」と説明されている、衛星を打ち上げることができるS.H.I.E.L.D.の船舶。

レムリア・スターから打ち上げた衛星が、インサイト計画のヘリキャリアとリンクし、ヘリキャリアの武装が有効になるという設定でした。

レムリア・スターのハードディスクに、ゾラのアルゴリズムのデータが入っていたことから、ここで打ち上げた衛星が、危険人物を検索するようです。

海賊の事件が起こる前に衛星打ち上げは完了していました。

S.H.I.E.L.D.を中心とした用語

S.H.I.E.L.D.に関連する用語を紹介します。

S.H.I.E.L.D.を中心とした用語
①S.H.I.E.L.D.(シールド)、トリスケリオン
②SSR(戦略科学予備軍)
③キャプテン・アメリカの博物館展示
④世界安全保障委員会

S.H.I.E.L.D.(シールド)、トリスケリオン

S.H.I.E.L.D.本部トリスケリオン:© 2013 Marvel Studios

フューリーが長官を務め、スティーブやナターシャが所属する国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.。

理事であるアレクサンダー・ピアースはS.H.I.E.L.D.内ヒドラのトップであり、ラムロウをはじめ多くのヒドラのメンバーがS.H.I.E.L.D.に紛れていました

S.H.I.E.L.D.本部の高層ビル トリスケリオンが、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のメイン舞台になり、トリスケリオンの地下にあるインサイト・ベイにインサイト計画のヘリキャリアが格納されています。

インサイト・ベイは天井が開き、そこからそのままヘリキャリアが離陸できるようになっています。

SSR(戦略科学予備軍)

S.H.I.E.L.D.は2次大戦の戦後に設立された組織で、その前身となったのが、SSR(戦略科学予備軍)。

超人血清の実験でキャプテン・アメリカを生み出し、キャプテン・アメリカやバッキーが所属した部隊ハウリング・コマンドーズを擁していたのがSSRです。(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の出来事。)

キャプテン・アメリカの博物館展示

スミソニアン博物館(アメリカを代表するの実在の博物館)に、キャプテン・アメリカとハウリング・コマンドーズ(キャプテン・アメリカ、バッキー、他5名)の展示が登場。

超人血清の投与前のスティーブの姿の写真も登場、過去のバッキーやペギーの映像も放映されており、スティーブも見に来ていました。

世界安全保障委員会

S.H.I.E.L.D.を管理している上位組織で、序盤からバーチャル会議で登場しており、ヘリキャリアの打ち上げのときには本人たちがS.H.I.E.L.D.本部に来ていました。

インサイト計画を進めていましたが、ピアースがヒドラのメンバーであり、ヒドラのために進めていた計画と分かってからは怒りをあらわにし計画を拒絶。

ピアースが「生体認証のためのバッジ」と言って安全保障委員会のメンバーの胸元につけさせたバッジが、つけた人の胸に“穴を開ける”ような小型の破壊兵器になっており、ピアースが起動して殺害されました

キャプテン・アメリカの最大の敵ヒドラとは?

キャプテン・アメリカの最大の敵、ヒドラについて解説します。

キャプテン・アメリカの最大の敵ヒドラとは?
①ヒドラとは?
②ゾラが語った2次大戦後のヒドラの計画とは?

ヒドラとは?

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)で、キャプテン・アメリカの敵だったナチスの科学部門で、本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でも「ナチスから派生した極秘研究部門」と説明されています。

ヒドラのモットーは、

「頭を切り落としてもまた2つ生えてくる」

「人類は自由を持たせるに値しないという考えのもとヒドラは生まれた」

――ゾラ

などと本作でも説明されており、「ハイル・ヒドラ」の挨拶がメンバーの特徴で、紋章は凧のマークです。

(ナチスが元ネタですが、MCU世界でもナチスやヒトラーはヒドラとは別で実在しています。)

ヒドラのメンバーは組織のために自らを犠牲にする傾向があり、ゾラも“切り落とされる頭”として爆破されました。

ヒドラの創設者で、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のメインヴィランだったレッドスカル(ヨハン・シュミット)の変貌前の元々の顔も画像として登場しました。

ゾラが語った2次大戦後のヒドラの計画とは?

本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で新たに登場したヒドラの方針が、インサイト計画でした。

スティーブはヒドラは壊滅したと思っていましたが(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の出来事)、戦争直後からずっと隠れて繁栄しており、S.H.I.E.L.D.も上層部までヒドラに乗っ取られていました

「S.H.I.E.L.D.はヒドラに乗っ取られているんだ。アレクサンダー・ピアースがリーダー。S.T.R.I.K.Eチームとインサイトのクルーもヒドラだ。ほかにも何人もこのビルにいるだろう」

「ヘリキャリアが打ち上げられたらヒドラは邪魔者を自由自在に殺せる力を得る」

――スティーブ

2次大戦での失敗から、「自由を奪おうとすると人類は抵抗する」と気づいたヒドラは、人類が自由を差し出すように仕向けるため、戦争や危機を発生させていたそうで、

「ヒドラは世界を混沌とさせた。今なら人類は安全を得るために自ら自由を差し出す」

「粛清が終わったそのときこそ、ヒドラによる新たな世界秩序が生まれる」

――ゾラ

と、新しい秩序をもたらすのだと主張していました。

テクノロジー・ビークル(乗り物)や関連アイテム

インサイト計画の根幹となるアイテム、インサイト・ヘリキャリアと、そこに搭載されているブレードについて解説します。

テクノロジー・ビークル(乗り物)や関連アイテム
①インサイト・ヘリキャリア
②ブレード/サーバー・ブレード

インサイト・ヘリキャリア

3機のヘリキャリア:© 2013 Marvel Studios

インサイト計画のために作られた3機の新型ヘリキャリアで、トリスケリオン(S.H.I.E.L.D.本部)の地下にあるインサイト・ベイに格納されています。

インサイト計画で使用する武器が設置されていて、「精密な長距離砲を装備。1分で1000人もの敵を一掃できる」と説明されています。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で「あと○時間だ」などと言われているのがヘリキャリア離陸までのカウントダウンで、ヘリキャリアが高度3000フィートに到達し衛星とリンクされてから、マリア・ヒルが「あと○分」とカウントダウンしているのがヘリキャリアの長距離砲からの攻撃までのカウントダウンです。

ヘリキャリア自体は、最終的にラムロウが手動で離陸(打ち上げ)させました。

殺傷ターゲットに照準を合わせるための回路として、ブレード(ターゲティング・ブレード)と呼ばれる部品がそれぞれの機に多数搭載されています。

「ヘリキャリアが高度3000フィートに達したら、衛星(レムリア・スターが打ち上げたもの)とリンクを形成完全に攻撃可能な状態になる」という設定です。

「一度飛び立てば着陸する必要がない。連続的な準軌道(弾道)飛行を行える。リパルサー・エンジンのおかげでな」
――フューリー

「スタークか?」
――スティーブ

「やつのアイデアも入ってる。」
――フューリー

と、トニーのリパルサーの技術を使用することで連続飛行できるというヘリキャリアでした。

フューリーが、「(トニーが)前に旧型のタービンをよく調べたから」と言っているのは、『アベンジャーズ』(2012)でタービンに巻き込まれたアイアンマンのシーンへの示唆。

ブレード/サーバー・ブレード

ブレードは、インサイト計画のヘリキャリアの部品で、3機のヘリキャリアそれぞれにたくさんのブレードが搭載され、殺傷ターゲットに照準を合わせるための装置でした。

ブレードの一つひとつは、小さい板状のパネルです。

本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のラストでは、フューリーが用意していた3枚のブレード(サーバー・ブレード)を、3機のヘリキャリアごとにそれぞれ、もともと搭載されているブレードのうち1つと交換するというミッションが課されました。

「ヘリキャリアに侵入し、照準加速システムの回路(ターゲティング・ブレード)をこれと入れ替える」

「1機や2機じゃだめ。3機全部をリンクさせないと意味がない。もし1機でもやつらの思い通りに動く船があれば、大勢の市民が死ぬ」

もとのブレードと、フューリーが用意したブレードを交換すると、そのヘリキャリアは“ロックされた”と言われています。

本作ラストでは、3機全部をロックすることに成功し、3機のヘリキャリアをマリア・ヒルが操作して互いに爆撃させていました。

つまり3機全部をロックすると、ヘリキャリアのコントロール権を奪える、という設定でした。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の用語、設定の解説でした。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)とアベンジャーズシリーズへの伏線や繋がりを解説

ヘリキャリアの前でインサイト計画をスティーブに教えるフューリー:© 2013 Marvel Studios

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のアベンジャーズシリーズへの伏線や繋がりを解説します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)とアベンジャーズシリーズへの伏線や繋がりを解説
伏線①:インサイト計画とはなにかを解説
伏線②:ファルコンはなぜ仲間になるのかを解説
伏線③:親友のバッキーはウィンター・ソルジャーの正体だった?
伏線④:ロキの杖/セプターと超能力を持つ双子、マキシモフ兄妹を解説
伏線⑤:どこに行った?ウィンター・ソルジャーの行方を解説
伏線⑥:ラストでS.H.I.E.L.D.(シールド)はなぜ崩壊したのかを解説
伏線⑦:ブラック・ウィドウ(ナターシャ)がキャプテン・アメリカ(ロジャース)に交際を勧めるナースとはだれかを解説
伏線⑧:スタン・リーのカメオ出演を解説
伏線⑨:フューリーの左目の眼帯の理由を解説
伏線⑩:スティーブの家のレコードで流れていた曲を解説
伏線⑪:インサイト計画で消される候補者にドクター・ストレンジが?
伏線⑫:アイアンマンの父親ハワード・スタークを殺害したのはだれかを解説

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線①:インサイト計画とはなにかを解説

インサイト計画とは、ヒドラに乗っ取られたS.H.I.E.L.D.が実行しようとした危険人物の殲滅計画で、ヒドラの理想とする新たなる秩序を実現させるための計画です。

ヒドラは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のときからキャプテン・アメリカの敵であった極秘研究部門。

計画したヒドラのメンバーたちの目的は、邪魔者の排除でした。

丸め込まれていたフューリーの考えとしては、

「テロリストのDNAを衛星が読み取り、脅威自体が起こる以前に無効化できる。危険の種が未然に除去できる」
――フューリー

「悪さをする前に罰を与えるのか」
――スティーブ

「ニューヨークの戦いのあと世界安全委員会に防衛の強化を訴えた。こいつがあれば先手を打てる」
――フューリー

「全人類に銃を向けることでか」
――スティーブ

「この先にあるのは恐怖だ」
――スティーブ

という考えのもと同意、計画を推進。

上記のように、スティーブはこの計画についてはじめて聞いたときから否定的でした

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線②:ファルコンはなぜ仲間になるのかを解説

パラシュート部隊にいたころにライリーという相棒を戦場で失い、心の傷を抱え戦いから離れていたサム・ウィルソン(ファルコン)。

日課のランニングがきっかけでスティーブと友人になり、追われる身となり助けを求めてきたスティーブに「キャプテン・アメリカが助けを求めてる。これ以上の戻る理由あるか?」と言いファルコンに復帰。

サムはパラシュート部隊のときもファルコンとして機械の翼を使って活躍しており、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でそれを軍から盗み出して使用しています。

本作からファルコンはスティーブの仲間になり、続編『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)や、『アベンジャーズ』シリーズにも登場します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線③:親友のバッキーはウィンター・ソルジャーの正体だった?

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のヴィラン ウィンター・ソルジャーの正体は、ヒドラに洗脳・改造された、スティーブ(キャプテン・アメリカ)の幼馴染で1番の親友だったバッキー・バーンズでした。

前作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)では、ウィンター・ソルジャーになる前のバッキーが登場しています

ウィンター・ソルジャーも、ファルコンと同じく続編『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)や、『アベンジャーズ』シリーズにも登場。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線④:ロキの杖/セプターと超能力を持つ双子、マキシモフ兄妹を解説

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエンドロール後のシーンで、ヒドラの科学者であるバロン・ストラッカーとドクター・リストがロキの杖(セプター)を研究しておりセプターを用いた人体実験の結果、双子のマキシモフ姉弟が超能力を得ていることが判明。

MCUシリーズの『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)では、このマキシモフ姉弟がアベンジャーズのメンバーと対立します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑤:どこに行った?ウィンター・ソルジャーの行方を解説

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のラストでどこかへ歩き去っていったウィンター・ソルジャー。

本作でスティーブと再会し、過去の記憶がより一層蘇り始めたウィンター・ソルジャーは、エンドロール後のシーンでスミソニアン博物館を訪れ、2次大戦の英雄だった自分の展示を発見し見入っていました。

本作のラストでヒドラから逃れることになったウィンター・ソルジャーは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で、潜伏先だったルーマニアのブカレストでまたスティーブと再会します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑥:ラストでS.H.I.E.L.D.(シールド)はなぜ崩壊したのかを解説

S.H.I.E.L.D.は戦後70年間ずっとヒドラに侵食されていたことが本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で判明。

そもそも平和組織としてのS.H.I.E.L.D.は内部から崩壊しかかっていました。

それを知ったスティーブは、S.H.I.E.L.D.ごとヒドラを潰すと言い、ナターシャ、マリア・ヒル、ニック・フューリーもこれに合意します。

ヘリキャリア撃墜で本部のトリスケリオンも崩壊し、ナターシャとフューリーが機密情報をネット上にすべて流出させたため活動は不可能になりました。

長官フューリーも、ラストで身辺整理をして自分の墓を建て死んだことにしたままヨーロッパへ去ります。

組織としてのS.H.I.E.L.D.は崩壊しましたが、主要人物だったフューリーやマリア・ヒルは、ヒーローをサポートするという似たような立場でこの後も『アベンジャーズ』シリーズに登場しています。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑦:ブラック・ウィドウ(ナターシャ)がキャプテン・アメリカ(ロジャース)に交際を勧めるナースとはだれかを解説

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、ナターシャによって「シャロン」という名前だけが明かされたS.H.I.E.L.D.の女性エージェント。

実はフルネームはシャロン・カーターで、彼女はペギー・カーターの姪孫(きょうだいの孫)もしくは姪、という設定。

本作のラストでS.H.I.E.L.D.からCIAに転職しており、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でCIAエージェントとして登場します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑧:スタン・リーのカメオ出演を解説

スタン・リーのカメオ出演:© 2013 Marvel Studios

スミソニアン博物館の警備員役でカメオ出演したスタン・リー。

キャプテン・アメリカの展示マネキンからユニフォームが盗まれているのを発見し、「なんてこった。これはバレたら即クビだぞ」という台詞も。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑨:フューリーの左目の眼帯の理由を解説

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で、「人を信じた結果、この目を失った」と語っていたフューリー。

フューリーが左目を怪我する原因となった出来事は、『キャプテン・マーベル』(2019)で分かります!

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑩:スティーブの家のレコードで流れていた曲を解説

「イッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム」(It's Been A Long, Long Time)は、戦争から恋人が帰還してくる心情を歌った1945年の曲。

フューリーがスティーブのアパートに来ていたシーンで流れていました。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)に登場したペギーも、帰還したスティーブについて「長かったわ、とても」(It's been so long.)と感極まる場面も。

これは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)への非常に重要な伏線になりました。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑪:インサイト計画で消される候補者にドクター・ストレンジが?

ヒドラのメンバーだったS.H.I.E.L.D.の士官のシットウェルが、インサイト計画で危険人物と判定され攻撃される人物として、キャプテン・アメリカ、ブルース・バナー(ハルク)、スティーヴン・ストレンジの名前を挙げていました。(ラストの衛星からの検索では、トニー・スタークも候補者だったと判明。)

スティーヴン・ストレンジは『ドクター・ストレンジ』(2016)で登場するドクター・ストレンジの本名。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)は作中の舞台も2014年。

『ドクター・ストレンジ』(2016)で、外科医スティーヴン・ストレンジが魔術師になるきっかけとなる事故が起こるのが2016年なので本作のときにはまだエリート神経外科医です。

また、シットウェルが言った「カイロ(※エジプト)のテレビキャスター」は、ムーンナイト(マーク・スペクター)への伏線の可能性も一応あります

ムーンナイトはエジプトで誕生する多重人格者のヒーローで、MCUのドラマシリーズ『ムーンナイト』の製作が発表されています。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の伏線⑫:アイアンマンの父親ハワード・スタークを殺害したのはだれかを解説

コンピューターになったゾラが見せた記録映像のシーンで、トニーの父親ハワード・スタークの暗殺にヒドラが関与していたことを示唆。

これは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)への伏線です。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のアベンジャーズシリーズへの伏線や繋がりの解説でした。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の順番や時系列は?

船でのナターシャとスティーブ:© 2013 Marvel Studios

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズでは9作目、『キャプテン・アメリカ』シリーズでは、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)に続く2作目の作品です。

本作の舞台は2014年。

70年間の眠りから覚めたキャプテン・アメリカが『アベンジャーズ』(2012)で初めて現代で戦ってから2年後、となっています。

キャプテン・アメリカブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)は次に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で登場します。

ファルコン(サム・ウィルソン)やウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ)が次に主要キャラとして登場するのは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)です。

【なぜ?】『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の疑問を解説

ピアース(左)とフューリー(右):© 2013 Marvel Studios

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の疑問を解説します。

【なぜ?】『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の疑問を解説
①親友バッキーはどうやってウィンター・ソルジャーになった? 死ななかったわけは?
②ナターシャはウィンター・ソルジャーに殺されかけていた?
③海賊に乗っ取られたS.H.I.E.L.D.の船レムリア・スターの事件はなんだった?
④はじめナターシャはどこまで知っていた?
⑤海賊を雇って襲わせたのはフューリー?
⑥フューリーはインサイト計画のUSBのデータを開けなかった? なぜ暗殺された?
⑦悪役ピアースとフューリーの過去は何があった?
⑧フューリーがスティーブの家に盗聴器を仕掛けた?
⑨フューリーが死の偽装に使ったテトロドトキシンBとは?
⑩ピアースの父の所属した101師団とは?
⑪ナターシャはなぜ自分で自分を感電させ倒れた?
⑫ゾラとナターシャの会話で言っていた、映画の台詞はなに?

親友バッキーはどうやってウィンター・ソルジャーになった? なぜ死ななかった?

バッキーがスティーブと死に別れるより以前に、バッキーは1度ヒドラの施設に捕まっており(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の出来事)、その際にすでに人体実験を受けていたことが本作で確定

「70年前に死んでるんだろ?」
――サム

「ゾラだ。バッキーは1943年に捕虜になったときすでにゾラに人体実験をされてた。だから列車から落ちても生きてた
――スティーブ

そして崖下に墜落後再度ヒドラに回収され、義手をつけ改造・洗脳されていたと判明します。

また、本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で、ウィンター・ソルジャー(バッキー)は昔の記憶を断片的に思い出していました。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)に登場したウィンター・ソルジャー(バッキー)が思い出していた記憶のシーン
・スティーブの目の前で、自分が列車から墜落した
・ゾラが墜落した自分を拾いに来た
・義手をつけられ改造、冷凍保存されていた
・ゾラの言った台詞「バーンズ軍曹。実験はすでに始まっている。これで君はヒドラの暗殺者になる。氷漬けにしろ」

そして昔の記憶を断片的に思い出しても、ヒドラの技術者に装置で記憶を消されていました

コールドスリープから目覚めてから時間が経つと記憶が戻ってしまう、という設定も示唆されました。

ナターシャはウィンター・ソルジャーに殺されかけていた?

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でフューリーを狙撃したのがウィンター・ソルジャーであると指摘したのはナターシャ。

ナターシャは、5年前にウクライナでウィンター・ソルジャーに腹部を撃たれており、その弾の特徴(「ソ連製スラッグ弾、旋条痕なし」)から、フューリーを撃ったのも同じくウインター・ソルジャーだと気づいていました。

海賊に乗っ取られたS.H.I.E.L.D.の船レムリア・スターの事件はなんだった?

フューリーはレムリア・スターの動向を不審に思っており海賊(ジョルジュ・バトロック)を雇って襲わせ、その隙にナターシャにデータを抜き取らせました

海賊事件のシーンの初めにラムロウが、“レムリア・スターが、ジョルジュ・バトロック率いる海賊に乗っ取られ、S.H.I.E.L.D.の乗組員を人質にとり引き換えに15億ドル要求している”、と説明しています。

海賊は、船が領海侵犯をしていたことをきっかけに襲ったようです。

この海賊事件の真相がわかるのは病院に隠していたUSBメモリをスティーブが回収しに来るシーンでのナターシャとの会話のシーン。

「私がすべてを知ってると思わないで」
――ナターシャ

ナターシャは、スティーブたちとは別でフューリーから指示を受けており、船のハードドライブに入っているデータを中身を知らないまま抜き取っていました。

「フューリーが海賊を雇ったことは?」
――スティーブ

スティーブは、怪しいピアースが言っていた「フューリーが海賊を雇った」という話をナターシャに確認。

それに対しナターシャは、「フューリーは船が怪しかったから海賊を利用して調べたのでは?」と言っています。

フューリーに依頼されているジョルジュ・バトロックは当然目的を知ってそうですが、海賊として雇われた傭兵たちは金目当てとしか聞いていない可能性も。

襲わせたのはフューリーなので、人質にされたヒドラ側のシットウェルはやらせの海賊だと知らなかったと思われます。

はじめナターシャはどこまで知っていた?

フューリーが海賊を雇ったことは、知っていたかは不明ですが、ナターシャにとって想定内の出来事のようでした。

ナターシャはスティーブに「(USBメモリを)どこで手に入れたの?」と聞いており、フューリーがスティーブにUSBメモリを渡したことを知らなかったようです。

海賊を雇って襲わせたのはフューリー?

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)での描写から考えると、“海賊を雇って、船の乗っ取りに見せかけS.H.I.E.L.D.の機密情報を盗んだ”のは本当で、情報を売ろうとして殺されたというのはピアースの嘘です。

「有力な説としては、船の乗っ取りに見せかけS.H.I.E.L.D.の機密情報を盗みよそに売った。だが買い手と揉めて殺された」
――ピアース

スティーブがピアースに、「(暗殺は)やつのやり方じゃないでしょ」と言うのは、序盤の海賊からの救出任務の作戦中にラムロウが「(ジョルジュ・バトロックは)派手に犠牲者を出すので有名」という情報を言っていたことから。

フューリーはインサイト計画のUSBのデータを開けなかった? なぜ暗殺された?

フューリーは、ナターシャから回収したUSBメモリの中から、レムリア・スターの衛星打ち上げファイルを開こうとし、アクセスできませんでした。

「誰の権限だ?」
――フューリー

「ニコラス・J・フューリー」
――システムの音声返答

これは、誰か(おそらくアレクサンダー・ピアース)が細工して、フューリーの権限でアクセス拒否していると返答が返ってくるように設定していたと考えられます。

万が一、他の職員がファイルを開こうとしたとして、フューリーが何かを隠していると思うように仕向ける作戦のようです。

フューリーは自分でファイルを開こうとして、“自分の権限でアクセス不可”という不可解な返答が返ってきたので、もともと疑っていたレムリア・スターについてさらに不審に思い、「インサイト計画の実施を延期していただきたい」とピアースに依頼。

それを邪魔に思ったピアースが暗殺命令を出したということです。

悪役ピアースとフューリーの過去は何があった?

ピアースは過去に国務省に所属しており、ボゴタの大使館で勤務していたとき、民族解放軍が大使館を占拠。

自分は救出されたたものの大勢が人質にとられる事件が発生。

当時、現地S.H.I.E.L.D.の副支部長だったフューリーが提案した突破作戦(下水道から侵入する)を、ピアースは却下し、民族解放軍と交渉したものの失敗

そして民族解放軍が人質を殺そうとしたところ、フューリーが命令を無視して勝手に作戦を遂行していたおかげですでに全員救出されていたという出来事が。

このときからピアースは、強行的な作戦でも成功させれば正しかったことになるという考えに。

当時自分の娘も人質にされた経験から、「もしお前の娘が人質にされたら」と安全保障委員会のメンバーを脅しています。

フューリーがスティーブの家に盗聴器を仕掛けた?

ピアースの発言で、スティーブのアパートの部屋が盗聴されていたことについて、「仕掛けたのが彼(フューリー)だってことも?」という台詞がありました。

事実は不明ですが、シャロン・カーターが「フューリーの命令で安全のため(スティーブを)監視していた」と言っているので、盗聴器を仕掛けたのがフューリーというのは否定できません

仕掛けたのがフューリーであってもヒドラであっても、ヒドラが悪用し盗聴していたことに変わりはないでしょう。

ピアースがフューリーを悪人に仕立て上げようとしたミスリードのための台詞です。

フューリーが死の偽装に使ったテトロドトキシンBとは?

脈を毎分1回に遅らせる作用がある薬で、フューリーによると「ブルース・バナーがストレス対策のために作った」そうです。

この薬は、ハルクにはそんなに効かなかったとのこと。

フューリーを処置していたのはファインという名前の医師で、フューリーの死亡偽装計画を知っていた協力者

この医師ファインは、本作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の監督の1人 ジョー・ルッソカメオ出演キャラ。

ちなみに、実在する“テトロドトキシン”はフグの毒として有名です。

ピアースの父の所属した101師団とは?

ピアースの「私こそ光栄だ。父は101師団にいた」という台詞は、特に『キャプテン・アメリカ』シリーズとの伏線はないです。

101師団はノルマンディー上陸作戦などで知られるアメリカ陸軍の組織で、『プライベート・ライアン』(1998)や『バンド・オブ・ブラザース』(2001)でも映像化されています。

ナターシャはなぜ自分で自分を感電させ倒れた?

自らの電撃武器テイザー・ディスクを使って自分に電撃をかけ、ピアースが胸元に着けさせていた「生体認証のためのバッジ」型の破壊兵器を無効化・解除するため

ゾラとナターシャの会話で言っていた、映画の台詞はなに?

「ゲームをしましょう」(Shall we play a game?)
――コンピューターの表示

「映画の台詞よ」
――ナターシャ

「知ってる。見た」
――スティーブ

『ウォー・ゲーム』(1983)の台詞です。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の疑問の解説でした。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の裏話・小ネタ・トリビアの解説

本作中盤のウィンター・ソルジャー:© 2013 Marvel Studios

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の裏話・小ネタ・トリビアを解説します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の裏話・小ネタ・トリビアの解説
①ウィンターソルジャー(バッキー)の名前の意味・由来とは?
②ウィンターソルジャー(バッキー)はブラック・ウィドウ(ナターシャ)と付き合っていた?
③ウォーター・ゲート事件との関係とは?

ウィンターソルジャー(バッキー)の名前の意味・由来とは?

寒いロシアの環境と、冷戦、虐殺を1度に連想させる「ウィンター・ソルジャー」は、アメリカを代表するキャプテン・アメリカのヴィランの名前としてぴったりだから、とのことです。

バッキーがウィンター・ソルジャーとして原作コミックに登場したのは以外にも2004年と最近のことで、ウィンター・ソルジャーという名前を命名したのはコミックの作者であるエド・ブルベイカーです。

冷戦下のロシアの暗殺者のイメージや、 ベトナム戦争での米軍の戦争犯罪や残虐行為を告発した「ウィンター・ソルジャー調査」、エド・ブルベイカーが好んでいた哲学者トマス・ペインが使った「サマー・ソルジャー」や「ウィンター・ソルジャー」というフレーズから着想を得ています。

ウィンターソルジャー(バッキー)はブラック・ウィドウ(ナターシャ)と付き合っていた?

原作コミックでのウィンター・ソルジャーは、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)が訓練を受けていたスパイ養成施設レッド・ルームの教官をしており、ウィンター・ソルジャーとナターシャは一時付き合っていたことがあります。

ウォーター・ゲート事件との関係とは?

1972~74年に発生したウォーター・ゲート事件は、最終的にニクソン大統領の辞任に発展したアメリカの政治スキャンダル

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)では、S.H.I.E.L.D.本部ビルの遠景に、ウォーター・ゲート事件で盗聴器が仕掛けられようとしていたウォーターゲートビルと呼ばれている建物が映っていました。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)は政治スリラーを目指して製作された作品で、ウォーター・ゲート事件をはじめとする実際の政治犯罪が発想元になっているようです。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の裏話・小ネタ・トリビアの解説でした。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の最後は? ラストシーンや結末を解説

撃墜されるヘリキャリア:© 2013 Marvel Studios

これから『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のラストシーンや結末を解説します。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の結末・ラストシーン

ヘリキャリアに乗り込んだキャプテン・アメリカ:© 2013 Marvel Studios

ヒドラによる大量虐殺まで残り30秒を切ったところでようやく残る1機のブレードの交換場所に辿り着いたキャプテン・アメリカ(スティーブ)。

ウィンター・ソルジャーから銃撃を受けながら、コンマ1秒のギリギリで交換に成功、虐殺は回避されます。

マリア・ヒルは3機のヘリキャリア同士を互いに砲撃させ撃墜。

スティーブは、鉄骨に挟まれたウィンター・ソルジャーを救出し、バッキーの過去を告げ「お前とは戦えない」と言って盾を捨てます。

バッキーは攻撃を続けますが、スティーブは「なら終わらせろ、最後までとことん付き合うよ」と過去のバッキーの言葉を引用。

そうしてヘリキャリアから川に墜落したスティーブを、バッキーが川岸に引き上げました

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のその後は?

ヒーロー側のその後

S.H.I.E.L.D.とヒドラのすべての機密をネットに流したことで平和維持組織を破壊し、“世界を無防備にした”ため、ナターシャが公に糾弾されることに。(スティーブ、フューリーは行方不明扱いになったため。)

ここで問われた、アベンジャーズのメンバーの行動の是非、自由にヒーローの活動をする権利があるのかという問題は、今後も『アベンジャーズ』シリーズで大きな問題に。

その後のシーンでは、スティーブは「やることがある」と言ってナターシャからウィンター・ソルジャーに関する機密書類を受け取っており、バッキーの行方を探すことになります。

サム(ファルコン)はスティーブに「で、いつ始める?」と持ち掛けておりバッキーを探すスティーブを手伝うようです。

S.H.I.E.L.D.長官だったフューリーは、自分の墓を建て死んだことにしたままヨーロッパへ去ります。

マリア・ヒルはスターク・インダストリーズの人事部を訪問しており、これからスターク・インダストリーズに就職する様子。

シャロン・カーターはCIAのエージェントの訓練を受けるシーンが描かれ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)ではCIAエージェントとして登場。

ヒドラ側のその後

ヒドラにはまだまだ残党がおり、『アベンジャーズ』(2012)で地球にきたロキの杖(セプター)を回収済みで、セプターを用いて人体実験を進めていたことが発覚。

ブロック・ラムロウはボロボロで病院に搬送されており、このあとヴィラン クロスボーンズになります

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)では、ラムロウはクロスボーンズとして登場します。

以上『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)のラストシーンや結末の解説でした。

【レビュー】『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の評価・評判

ナターシャを心配するスティーブ:© 2013 Marvel Studios

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の低評価、高評価のレビューをそれぞれ紹介します。

【つまらない?】低評価のレビュー

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の低評価レビュー
Filmarks:★★★★☆ 3.6
「登場人物が多くて分かりにくい」
映画.com:★★★☆☆ 3.0
「印象に残らなかった作品」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★☆☆☆ 2.0
「戦闘シーンが似たような格闘ばかりで、敵もまたヒドラ」

上質な陰謀サスペンスで、裏工作が面白い作品なのでストーリーに目に見える派手さはないです……しかしそれぞれのキャラの策略を読み取ると裏でやっていることは結構すごい?!

キャプテン・アメリカの敵がまたヒドラで、ヒドラの残党が多すぎ、という意見は……確かにその通りかも!

【面白い?】高評価のレビュー

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★★ 4.5
「情報量のボリュームがすごい! だけど『アベンジャーズ』(2012)と『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の2作品を観ておけばOK」
映画.com:★★★★★ 5.0
「MCU作品で1番好き。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)より好き」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★★ 4.5
「MCU作品で1番好き。スパイ映画とアメコミ映画の完璧な融合」

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)は、どのレビューサイトでも軒並み高評価な意見がほとんど!

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの初期で1番好きな作品とコメントしている方も多かったです。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)は、素晴らしい出来だった『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を監督したルッソ兄弟のMCU監督デビュー作で、本作のあと多くのMCUシリーズの監督に起用されるのも納得。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の総合評価:2度と会えないはずの大親友が、暗殺者になって殺しにきた?!

フューリーの暗殺を命じられたウィンター・ソルジャー:© 2013 Marvel Studios

実はまだ終わっていなかったヒドラとの戦いを、今後も継続することになったキャプテン・アメリカ(スティーブ)。

記憶を取り戻しかけたものの失踪したバッキー(ウィンター・ソルジャー)。

スティーブの人生には、まだやらなければならないことが山積みです。

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)はエンドロール後に本編はある?

ヒドラが所有していたロキの杖:© 2013 Marvel Studios

『キャプテンアメリカ2 /ウィンターソルジャー』(2014)の本編終了後の映像について紹介します。

エンドロールの途中のシーン(ミッドクレジットシーン)

ヒドラの科学者であるバロン・ストラッカーとドクター・リストがまだ残っているヒドラの研究所で会話しているシーンです。

ロキの杖(セプター)をヒドラが所有しており、人体実験に使っていたことが判明。

実験台にされたワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)ピエトロ・マキシモフ(クイックシルバー)が施設に収容されており、それぞれワンダはテレキネシスを、ピエトロは瞬間移動の能力を発現していました。

ストラッカーが、「ヒドラの研究機関は世界中にまだいくつも残ってる」と言っており、まだまだヒドラの残党がいるそうです。

エンドロール後のシーン(ポストクレジットシーン)

普段着で、スミソニアン博物館を訪れ、2次大戦の英雄だった自分の展示に見入っているバッキーの姿が登場。

マーベル映画・MCUの時系列、順番について知りたい方はこちら。

https://minority-hero.com/cinema_recommend/1894/Marvel_series/1894/

シリーズ前作の『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)の感想や考察が知りたい方はこちら。

https://minority-hero.com/cinema-review/Captain+America+The+First+Avenger/9631/

次回作である『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の詳しい考察や解説、伏線やアベンジャーズシリーズとのつながりを知りたい方はこちら。

https://minority-hero.com/cinema-review/captain-america-3-civil-war/15834/

マーベル映画・MCUの第6弾である『アベンジャーズ』(2012)の考察と解説はこちら。

https://minority-hero.com/cinema-review/The-Avengers/12637/

 
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