
X-MENシリーズで初めてタイムトラベルを扱った『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)。
新旧キャストが勢ぞろいするシリーズ屈指の大作になりました。
新シリーズでの人気キャラクター クイックシルバーも本作で初登場!
ここからは『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の、キャラクター・キャストの紹介、感想と考察、続編への伏線や時系列、ローグ・エディションとの違いは?などをネタバレありで解説します!
項目 | 評価 | 点数 |
知名度 | ★★★★☆ | 85点 |
配役/キャスト | ★★★★★ | 100点 |
ストーリー | ★★★★★ | 95点 |
物語の抑揚 | ★★★★☆ | 85点 |
SF度 | ★★★★☆ | 85点 |
泣ける映画!度 | ★★★★★ | 95点 |
目次
- 1 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の作品情報
- 2 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の概要
- 3 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介
- 4 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の感想と考察
- 5 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の時系列・順番!続編やシリーズとしての位置づけは?
- 6 X-MEN フューチャー&パスト ローグエディションとは?違いはある?
- 7 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)が意味不明・矛盾していると言われる理由、疑問や伏線を解説
- 8 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の小ネタ・裏話・トリビア
- 9 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の最後は? ラストシーンや結末を解説
- 10 【レビュー】『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の評価・評判
- 11 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の総合評価:悲惨な未来を過去に!
- 12 『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)はエンドロール後に本編はある?

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『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の作品情報
製作年 | 2014年 |
原題 | X-Men:Days of Future Past |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 131分 |
ジャンル | アクション |
監督 | ブライアン・シンガー |
脚本 | サイモン・キンバーグ |
主要キャスト | ヒュー・ジャックマン(ローガン/ウルヴァリン)/日本語吹替:山路和弘
パトリック・スチュワート(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX)/日本語吹替:大木民夫 ジェームズ・マカヴォイ(チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX)/日本語吹替:内田夕夜 イアン・マッケラン(エリック・レーンシャー/マグニートー)/日本語吹替:家弓家正 マイケル・ファスベンダー(エリック・レーンシャー/マグニートー)/日本語吹替:三木眞一郎 |

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『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の概要

ハンク、チャールズ、ウルヴァリン:© 2014 - Twentieth Century Fox
2023年の荒廃した近未来、ミュータントとセンチネル(対ミュータント兵器の大型ロボット)との戦争が激化し、X-MENは敗北寸前だった。
平和な世界を取り戻すためには、過去を改変してセンチネル開発を阻止するしかない、と考えたX-MEN。
「人の意識をその人の過去の肉体に送る」というキティの能力を利用して、ウルヴァリンを過去に送り込むことに。
センチネル開発への転換点と推測された1973年で目覚めたウルヴァリンは、作戦通り、当時のプロフェッサーXとマグニートーに協力を依頼。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介

ウルヴァリン、エリック、チャールズ :© 2014 - Twentieth Century Fox
ここでは、本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)で初登場したキャラクターをご紹介します。
シリーズですでに登場しているキャラクターについては、それぞれ前作の記事をご参照ください。
下記の、過去シーン(1973年のシーン)の登場人物については、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)が前作になります。
https://minority-hero.com/cinema-review/x-men-days-of-future-past/19957
エリック・レーンシャー/マグニートー(演:マイケル・ファスベンダー)日本語吹替:三木眞一郎
レイヴン・ダークホルム/ミスティーク(演:ジェニファー・ローレンス)日本語吹替:剛力彩芽
ハンク・マッコイ/ビースト(演:ニコラス・ホルト)日本語吹替:浅沼晋太郎
アレックス・サマーズ/ハヴォック(演:ルーカス・ティル)日本語吹替:鶴岡聡
下記の、未来シーン(2023年のシーン)の登場人物については、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)が前作になります。
https://minority-hero.com/cinema-review/x-men-the-last-stand/19732
それでは、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)で初登場したキャラクターを下記の順に見ていきましょう。
ピーター・マキシモフ/クイックシルバー(演:エヴァン・ピーターズ)日本語吹替:吉野裕行

クイックシルバー :© 2014 - Twentieth Century Fox
超高速で動けるミュータント。
マグニートーをペンタゴンから脱獄させるため、ウルヴァリンたちに呼び出されました。
マグニートーの実の息子ですが、本作でクイックシルバーとマグニートーが出会ったときにはお互いそのことに気づいていません。
「金属を操れるの?」
「ママの知り合いにそんな男がいる」
――クイックシルバー
クイックシルバーを演じたエヴァン・ピーターズは、ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズの人気キャスト。
アメコミ映画では、著名作『キック・アス』(2010)にも出演しており、『キック・アス』から2人のクイックシルバーが誕生したことは有名。(エヴァン・ピーターズ(X-MEN版)とアーロン・テイラー=ジョンソン(MCU版))
ボリバー・トラスク(演:ピーター・ディンクレイジ)日本語吹替:佐々木睦

トラスク :© 2014 - Twentieth Century Fox
ミュータントを敵視する科学者、センチネル(対ミュータント兵器)の開発者。
1973年にミスティークがトラスク博士を殺害したことが、のちの荒廃世界をもたらす転換点になったとのこと。
もともとの未来では、ミスティークの遺伝子を利用して改良したセンチネルとの戦争によって、ミュータントは全滅の危機に瀕しています。
ボリバー・トラスクを演じたピーター・ディンクレイジは、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の主要キャスト。
マーベル映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)にも出演しています。
ウィリアム・ストライカー(演:ジョシュ・ヘルマン)日本語吹替:高橋広樹

ストライカー :© 2014 - Twentieth Century Fox
X-MENシリーズを通してミュータントと敵対する人物、また、のちのウルヴァリンの宿敵。
ストライカーは、『X-MEN2』(2003)、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)にもっと年上の姿で登場していた人物であり、本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)では若いころのストライカーが登場。
本作のストライカーは、 トラスク博士の協力者。
ベトナムのシーンでは、ミュータントの部隊をトラスク博士の施設に実験体として移送しようとしていました。
トラスク博士に同行し、パリ和平協定のシーンにも登場。
そこでウルヴァリンと対面したことでウルヴァリンの精神に大きな乱れが生じ、ウルヴァリンの意識が一時不安定に。
前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)に登場していたのは、ストライカーの父親であるウィリアム・ストライカー・シニアです。
本作で名前のみ言及されたストライカーの息子「ジェイソン」は『X-MEN2』(2003)に登場しています。
ここからは、未来のシーン(2023年のシーン)に登場したX-MENの協力者たちをご紹介します。
ビショップ(演:オマール・シー)日本語吹替:楠大典

ビショップ :© 2014 - Twentieth Century Fox
あらゆるエネルギーを吸収し利用できるミュータント。
ウルヴァリンが過去に戻る作戦を決行するまでは、ビショップがキティの能力で数日過去に戻り、センチネル襲来を事前に伝えセンチネルを回避していました。
クレア・ファガーソン/ブリンク(演:ファン・ビンビン)日本語吹替:たなか久美

ブリンク :© 2014 - Twentieth Century Fox
紫に光るポータルを開ける能力をもつミュータント。
ロベルト・ダコスタ/サンスポット(演:エイダン・カント)日本語吹替:下妻由幸

サンスポット :© 2014 - Twentieth Century Fox
太陽のエネルギーを吸収し利用できるミュータント。
X-MENシリーズ最終作『ニュー・ミュータンツ』(2020)にも登場します。
ジェームズ・プラウドスター/ウォーパス(演:ブーブー・スチュワート)日本語吹替:三宅貴大

ウォーパス :© 2014 - Twentieth Century Fox
超人的な身体能力をもつミュータント。
ナイフを使って戦います。
本作では、センチネルの襲来を察知する係に。
最後に、改変された未来シーンでカメオ出演で登場したキャラクターを簡単にご紹介します。
詳細は、その他の未来シーン(2023年のシーン)の登場人物と同様、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の記事をご覧ください。
ジーン・グレイ(演:ファムケ・ヤンセン)日本語吹替:日野由利加《カメオ出演》

ジーン (『X-MEN:ファイナル ディシジョン』より) :© 2006 Twentieth Century Fox
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)で、ウルヴァリンによって殺されて死亡していましたが、本作の歴史改変の影響で復活。
サイクロップス(演:ジェームズ・マースデン)日本語吹替:倉富亮《カメオ出演》

サイクロップスとジーン(『X-MEN:ファイナル ディシジョン』より):© 2006 Twentieth Century Fox
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)でフェニックス(ジーンの別人格)に殺されていました。
ジーンと同じく、本作の歴史改変の影響で復活。
そのほか、改変された未来シーンでは、ローグ(演:アンナ・パキン)もカメオ出演で登場。
本作の過去シーン(1973年のシーン)でウルヴァリンから「死んでいる」と言われていたハンク(ビースト)も、改変された未来では生き返っており、年配のハンク(演:ケルシー・グラマー)が登場。
以上『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のキャスト・登場人物(キャラクター)の紹介でした。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の感想と考察
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レイヴン(ミスティーク) :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の感想と本作のテーマの考察をご紹介します。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の感想
まずは、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の感想を4つご紹介します。
それでは見ていきましょう。
クイックシルバー初登場! 新シリーズ恒例のスローモーションシーン

クイックシルバー :© 2014 - Twentieth Century Fox
新4部作で新たに登場したキャラクターのなかでも、もっとも評価の高い人気キャラ クイックシルバーは、本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)で初登場。
脱獄ミッションを難なくこなしたうえ、銃撃を受けそうになったプロフェッサーXたちをあっさり助けてしまうという大活躍。
クイックシルバーの体感風に表現されたスローモーションのシーンはX-MENを代表する名シーンに!
ちょっと変わった性格や、窃盗の常習犯なこと、わりと大人になっても実家の地下室に住んでいることなど、不思議なキャラクター設定も話題になりました。
プロフェッサーXの衝撃の過去再び

チャールズ :© 2014 - Twentieth Century Fox
前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)で調子に乗っていた過去を披露したプロフェッサーXは、本作でまたしても衝撃的すぎる過去が発覚。
一旦開いていた“学園”のメンバーを、ベトナム戦争への徴兵で多数失ったプロフェッサーXは、ハンクが作った薬を過剰摂取し、自棄になりふさぎ込んでいました。
そして「薬を打たないと辛い声が聞こえてしまう」と言ってかなりの薬物依存状態に。
本作でもまだ子供たちを導く指導者らしくは全然見えません。
旧3部作のように安定して学園を運営するようになる前には、学園はなかなか順調にはいかず、いろいろと紆余曲折があったことが判明しました。
マグニートーがケネディ大統領暗殺の容疑者に
マグニートーは前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)でプロフェッサーXと袂を分かったあと、すぐにゴタゴタを起こしてしまいなんとケネディ大統領暗殺容疑で捕まっていたことが発覚。
(『ファースト・ジェネレーション』は1962年が舞台、実際のケネディ大統領暗殺事件は1963年。)
前作のあの後ほとんどずっと収監されていたようです。
このように、歴史ネタ・時事ネタを上手く拾っているX-MENの新シリーズ。
前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)ではキューバ危機がかなり大きな要素を占め、本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)では、ベトナム戦争終結後のパリ和平協定(1973年)が舞台の一部として登場。
また、マグニートーの件は冤罪であり、「ケネディ大統領は実はミュータントで、マグニートーは暗殺を阻止しようとして銃弾の軌道を曲げた」という驚愕の設定が本作で登場。
これは今でも陰謀論が多数残っている、実際の暗殺事件および使用された弾丸の軌道の謎がモチーフになっています。
前作『ファースト・ジェネレーション』の若手メンバーがほどんど死亡
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アレックス・サマーズ(ハヴォック) :© 2014 - Twentieth Century Fox
前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)で招集され活躍した初代X-MENの若手メンバーは、なんと“本作までの期間にアレックス・サマーズ(ハヴォック)以外死んでしまった”というまさかの事態に!
このことにはマグニートーもショックを受けていたようです。
「エンジェル(・サルバドーレ)、アザゼル、エマ、バンシー。
ミュータントの同志は死んだ」
――マグニートー
アザゼルとエンジェル・サルバドーレは、本作で映ったトラスク博士の実験ファイルに、殺害された状態の写真で登場するという悲惨な結末に。
以上『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の感想でした。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の考察
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の考察を3つご紹介します。
それでは見ていきましょう。
シリーズの最大の悲劇を救済!
本作は、旧3部作の登場人物たちの不幸な運命を救済。
ラストではなんとジーンとサイクロップスが生き返り、ウルヴァリンと再会するというものすごいハッピーエンドで奇跡の大団円に。
旧3部作の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の悲劇を打ち消してしまう強力な展開でした。
タイムトラベルのシステムは?
本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)で行ったタイムトラベルは、「過去を改変することで新たな歴史が派生、未来が変わる」というもの。
「精神が過去に戻る間、肉体は眠る。その間、過去と未来は同時に存在する」
「あなたの行動は歴史を変える。未来の世界も影響を受ける。
これまでの50年は白紙の状態。この世界も、この戦争も、あなた以外は誰も知らない」
――キティ
本作ラストでタイムラインが切り替わった瞬間は、荒廃した未来の中国の戦闘現場でプロフェッサーXたちが消滅したシーン。
つまりもともとの未来でそこにいた人物たちは消滅し、起きていた出来事はなかったことになるようです。
マグニートーの脱獄は必要?

収監中のエリック :© 2014 - Twentieth Century Fox
本作でウルヴァリンに課されたミッションでいちばん難しいポイントが、「マグニートーを協力させる」という部分。
「私も必要だろ。ミスティークは私と共に危険な道を歩んだ。
当時の私と、当時のチャールズを協力させろ」
――マグニートー
今まで純粋にX-MENに協力していた試しがないマグニートーをどうして「協力させなきゃ」と思ったのかよく分かりませんが、一応ミスティークのことが念頭にあるようです。
「レイヴンは耳を貸さない。彼女は心を他の誰かに奪われてる」
――プロフェッサーX
「だからマグニートーと組む」
――ウルヴァリン
無事にペンタゴンから脱獄した過去のマグニートーはやはり暴走気味。
“レイヴンがトラスク博士を殺し、レイヴンのDNAを研究されたせいでセンチネルが開発されミュータントが滅ぼされる”と教えられた1973年のマグニートーはレイヴンを狙撃、その後はいつものマグニートーのやり方に。
「もう無駄だ。君のDNAは人間の手に渡った」
――マグニートー
「誰のせい?」
――レイヴン
「俺だ。奴らの計画を見た。奴らは兵器の改良に必要なものも手に入れた。
だが今攻めれば勝つことができる」
――マグニートー
そしてこうなることに未来の誰もが気づいていそうなのに、容認したうえで作戦を決行しました。
また、旧3部作でマグニートーは捕まっておらずヴィランとして活躍しているので、未来から来たウルヴァリンの関与がなくても、どちらにしろこのあと脱獄します。
未来のマグニートーは、「過去の自分がセンチネル開発の顛末を知れば、X-MENの作戦に頼らずともレイヴンを殺すだろう」と考えてウルヴァリンに自分を脱獄させるよう依頼した可能性もあります。
また、未来のプロフェッサーXは薄々そのことに気づきつつ、1973年の時点でマグニートーと共闘することでマグニートーの将来が善性に向かうかも、と期待していたのかもしれません。
以上『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の考察でした。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の時系列・順番!続編やシリーズとしての位置づけは?

エリック、クイックシルバー、チャールズ :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)は、X-MENシリーズ 7作目。
本作では1973年のシーンと2023年のシーンが同時に進行しますが、ウルヴァリンがタイムトラベルして戻った1973年の過去シーンがメインとなるストーリー。
前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)の続編が、過去シーン(1973年のシーン)。
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の続編が、未来シーン(2023年のシーン)です。
つまり本作はこれら2作品の続編にあたります。
ここからは、順番やタイムラインについて、下記の4つに分けてご紹介します。
それでは見ていきましょう。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の順番は?
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)は、新4部作のうちの2作目です。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の時系列は?
本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の導入部分は2023年の荒廃した未来。
これは『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)(時代設定は2006年頃)のおよそ17年後。
また、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)にプロフェッサーXとマグニートーがカメオ出演していたシーン(時代設定は2015年)からは8年後。
そして本作で、未来のウルヴァリンがタイムトラベルして戻るのが1973年。
これはベトナム戦争終結のころであり、本作では戦後のパリ和平協定のサミットが舞台のひとつになりました。
1973年のもともとのウルヴァリンがどう過ごしていたかというと、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)(1800年代~1980年頃が舞台)が、その時代を舞台に含んでいます。
当時のウルヴァリンはまだX-MENと知り合っておらず、本作過去シーンではウルヴァリンとプロフェッサーXたちはほぼ初対面。(本作中指摘があったように『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)で一瞬会ったのみ。)
また、荒廃した未来のシーンでは、ニューヨーク、モスクワなども少し登場しましたが、プロフェッサーXやマグニートー、ウルヴァリンがいたメインの舞台は中国。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の続編は?
劇場公開順での続編は、デッドプールのスピンオフ1作目『デッドプール』(2016)。
X-MENがメインとなる次の公開作は、『X-MEN:アポカリプス』(2016)。
本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の過去シーンの続編であり、およそ10年後のプロフェッサーXや「恵まれし子らの学園」メンバーが登場。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の改変された未来シーンについては、X-MENがメインの続編映画はなく、ウルヴァリン スピンオフ3作目『LOGAN/ローガン』(2017)がウルヴァリンとプロフェッサーXのその後を描いています。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)を観る前に観るべき作品は?
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)を観る前にどうしても観ておきたい作品は2つ。
未来シーン(2023年のシーン)の前作である『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)。
それと過去シーン(1973年のシーン)の前作である『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)。
これら2作品の“その後”、が本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)です。
本作の過去シーンでプロフェッサーXとマグニートーが険悪なのは、前作『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)でかなり揉めているからです。
以上『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の時系列や順番の解説でした。

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X-MEN フューチャー&パスト ローグエディションとは?違いはある?

ローグとウルヴァリン :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN フューチャー&パスト ローグエディション』は、ブルーレイでリリースされた長尺版。
劇場公開時にカットされていたシーンが約17分追加されています。
劇場公開版ではカメオ出演程度になっていたローグ(旧3部作での主要キャラクター)が、荒廃した2023年のシーンで作戦に参加しているほか、過去シーンでのミスティークのシーンも追加されています。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)が意味不明・矛盾していると言われる理由、疑問や伏線を解説

エリックとクイックシルバー :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の疑問や、矛盾について解説します。
それでは見ていきましょう。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説①:なぜタイムスリップするのか?過去を変える理由とは?

キティとウルヴァリン :© 2014 - Twentieth Century Fox
タイムトラベルの方法と、過去に戻ることになった経緯を解説します。
ウルヴァリンはどのようにしてタイムスリップする?

キティ :© 2014 - Twentieth Century Fox
キティの、「人の意識をその人の過去の肉体に送る」能力を使って、ウルヴァリンの意識を過去(1973年)のウルヴァリンの肉体に送り込みました。
もとの未来のウルヴァリンはその間ずっと台に横になっています。
もともとキティたちは、ビショップを数日前の過去に送ることでセンチネルの襲撃を回避する、という身を削った作戦を繰り返し生き延びていました。
本作のタイムトラベルはそれを飛躍させた作戦です。
キティのメインの能力はフェージング(※Phasing。構造を変化させ、触れたものと透過しあえる能力)であり、旧3部作では「壁を通り抜けられるミュータント」として登場していたキャラクターです。
タイムスリップをする目的とは?なぜ過去を変える必要があるのか?

2023年のセンチネル :© 2014 - Twentieth Century Fox

1973年のセンチネル初期型 :© 2014 - Twentieth Century Fox
センチネルとの戦争を終わらせるため。
強力なセンチネルの軍にどうやっても勝てないため、プロフェッサーXとマグニートーは、センチネル開発を阻止する作戦を考案。
1973年の、レイヴン(ミスティーク)によるトラスク博士の殺害を止めれば、センチネルは開発されない、と考えました。
「センチネル計画の考案者は、トラスク博士」
「ミュータントを使って秘密実験を行った。超能力を兵器開発に利用するためだ。
あるミュータント(※ミスティーク)がたくらみに気づいた」
「ミスティークはトラスクを追い、1973年、ベトナム戦争後のパリ協定調印の時、トラスクを見つけ、殺した」
「その結果、政府はトラスクの計画を必要と考えた。
彼女は捕らえられ、拷問を受け、実験台にされた。
彼女のDNAから変身能力の秘密が発見され、全てのミュータントに対抗できる兵器が開発されることになったのだ」
「きっかけは、1973年のあの日だ」
――プロフェッサーX
また、本作の過去シーンによると、レイヴンがトラスク博士に復讐する動機として、仲間のミュータントが実験の犠牲になり多数殺されたことが大きいようです。
またウルヴァリンによると、センチネルはミュータント以外の人に対しても攻撃を始めており、未来の戦争はかなり激化していた様子。
「センチネルの標的はミュータントだったが、やがて人間も襲い始めた。
ミュータントの子孫を生む人間を。
我々を助けた人間が次々と殺され、最悪の人間だけが残った」
――ウルヴァリン
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説②:なぜウルヴァリンが過去に戻った?
何十年ものタイムトラベルに耐えられるのが、ヒーリングファクターをもつウルヴァリンしかいなかったため。
「何十年も前に戻るんでしょ? 精神が破壊されるかも」
――キティ
「壊れた精神がもとに戻るなら? 傷ついてもすぐ回復するなら?」
――ウルヴァリン
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説③:プロフェッサーX(チャールズ)はなぜ生きている?能力を失った理由とは?
プロフェッサーXは、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)でフェニックス(ジーンの別人格)に体を破壊され殺されましたが(※2006年の出来事)、同じく『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)のエンドロールの後の映像ですでに復活しています。
脳死状態の双子の兄弟の体に意識を移して復活しました。
なので本作の未来シーン(2023年)でも生きています。
本作過去シーン(1973年)のプロフェッサーXがテレパスの能力を失っているのは、ハンクが作った薬を打っていたため。
仲間が苦しむ声が聞こえてくるのに耐え切れなかったプロフェッサーXは、歩けるようになる薬の副作用を利用してテレパスの能力を消し、声が聞こえないようにしていました。
「薬の副作用で消えた」
――プロフェッサーX
「歩くため、能力を犠牲に?」
――マグニートー
「眠れるようになるためだ」
――プロフェッサーX
「彼は全てを失った。エリック、レイブン、自分の脚も。
学校や研究所を作った。最初の学期の後で、ベトナム戦争が悪化。
教師や生徒の多くが徴兵された。彼はそのせいで自分の殻の中に」
「僕は脊髄治療薬を作った。僕が自分の体を制御する薬の改良版だ。
僕は適量だけ使ってるが、彼は過剰に」
「止めようとしたけど、彼は痛みや声に耐え切れず」
――ハンク(ビースト)
本作で薬の投与をやめた直後も、精神不安定が能力に影響しており、セレブロを壊してしまうほど不安定になっていたようです。
ウルヴァリンの意識を通じて未来の自分自身と対話し励まされたことで、折れていた心が善の方向に回復し、本来の能力を取り戻しました。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説④:なぜウルヴァリンの爪は骨の爪?アダマンチウムがない理由
ウルヴァリンがアダマンチウムの骨格に改造されるのは、1979年(※)の出来事。(※歴史改変前のタイムラインでは)
なので本作の過去シーン(1973年)ではまだもとの骨の爪です。
また、本作による歴史改変後も、詳細は不明ですが結局ウルヴァリンはアダマンチウム骨格に改造されます。
なので新タイムラインでもウルヴァリンはアダマンチウムの爪をもちます。
歴史改変前のタイムラインでのウルヴァリンの改造は、映画作品でいうと『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)(舞台は1800年代~1980年頃)の出来事。
本作にも若い姿で登場していたウィリアム・ストライカーによって改造されます。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説⑤:クイックシルバーとウルヴァリンの関係とは?

クイックシルバー :© 2014 - Twentieth Century Fox
X-MENシリーズでクイックシルバーとウルヴァリンが知り合いだったことが分かるシーンは本作以外にありませんが、ウルヴァリンの発言によると知り合いだったようです。
「仲間がいる。今は若いが、D.C.郊外にいる」
――ウルヴァリン
「速いだけだ。俺が知っている彼より若い」
――ウルヴァリン
クイックシルバーとウルヴァリンは、映画シリーズでの描写に限って言うと、本作のシーン以外で関わったことがありません。
ただし、『X-MEN:アポカリプス』(2016)ではかなり近くにいるシーンがあります。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説⑥:ウルヴァリンがストライカーを見て混乱する理由とは?
ウィリアム・ストライカーは、ウルヴァリンをアダマンチウムの骨格に改造した人物。
1973年のストライカーに出会ったウルヴァリン(※意識は2023年のウルヴァリン)は、改造実験の記憶が想起されて精神状態が乱れ、タイムトラベルが一時不安定になりました。
1973年のストライカーはまだ何も知りません。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の解説⑦:矛盾が残ると言われる理由とは?
本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)に限って言えば、シリーズとの大きな矛盾点はありません。
本作では歴史を改変し、新たなタイムラインに書き換えたので、整合性を考える必要はあまりないです。
X-MENシリーズが矛盾が多いと言われるのは、1973年~の歴史改変より時代設定が昔である『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)と、同タイムラインのその後の話である旧3部作とのあいだに矛盾点が多いからです。
ただしそれも本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)で、かなり無理矢理、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)とほかのX-MENシリーズとの世界観を繋げてしまったせいともいえます。
(『ファースト・ジェネレーション』はほぼリブートの予定で製作されたので、きっちり繋げることを重視していません。)
ここからは、本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)で疑問に感じるかもしれないポイントとその解説を3つご紹介しておきます。
『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)で切られたウルヴァリンの爪が戻っている?
『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)で、ウルヴァリンはアダマンチウムの爪を切られましたが、本作の荒廃した未来シーンでは爪は普段通り。
これは、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013)から本作までの間にマグニートーが直したとのこと。
マグニートーは『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)で能力を失った?
マグニートーは本作の荒廃した未来シーンでいつも通り能力を使っています。
マグニートーは、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)でキュアを打たれ一時的に能力を失いましたが、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)のラストですでに少し回復しています。
そして本作の未来パートではもう完全に回復しています。
ウルヴァリンはストライカーではなくミスティークに捕獲されたので、アダマンチウムの爪にならない?
ウルヴァリンは本作ラストでストライカーに変身したミスティークに捕獲されます。
あの引き揚げシーンは、監督のアイデアによって「実はミスティークだった」というシーンになったようですが、とくに今後の展開には影響せず、ウルヴァリンはあとで結局ストライカーに捕まり改造されます。
なので爪はちゃんとアダマンチウムになり、矛盾しません。
以上『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の疑問、伏線の解説でした。

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『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の小ネタ・裏話・トリビア

クイックシルバーと妹 :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の小ネタや原作との違いを解説します。
それでは見ていきましょう。
「X-MEN」シリーズの最高興行収入成績を塗り替えた
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の世界興行収入は7.4億ドル。
本作までのX-MENシリーズで第1位の興行収入に。
日本でもヒットし、新4部作のなかで興行収入トップの10.3億円を記録。
このあともX-MENシリーズでは、『デッドプール』(2016)と『デッドプール2』(2018)がともに世界興収7.8億ドルとさらなる成功をおさめています。
監督は「X-MEN」シリーズ旧三部作のブライアン・シンガー
本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)では、旧3部作のうち『X-メン』(2000)、『X-MEN2』(2003)を監督したブライアン・シンガーが監督に復帰。
そのせいか、旧3部作のなかでもとりわけ『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)(※旧3部作の完結作、ブレット・ラトナーが監督)の内容を書き換えるようなストーリー展開になりました。
スタン・リーのカメオ出演はなし!
本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)ではマーベルコミック原作者 スタン・リーのカメオ出演はありません。
本作では、監督のブライアン・シンガーと撮影監督のニュートン・トーマス・サイジェルがカメオ出演。
また、コミック『デイズ・オブ・フューチャーパスト』原作者のクリス・クレアモントやレン・ウェインもカメオ出演しています。
原作との比較!どの部分が描かれている?
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の元になったコミックは、『デイズ・オブ・フューチャーパスト(Days of Future Past)』(1981年)。
未来世界がセンチネルに支配されているという設定や、未来と過去が描かれ、「タイムトラベルによって未来を救う」というストーリーも共通しています。
コミックでは過去に戻るのはウルヴァリンではなくキティ本人。
また、コミックでミスティークが暗殺することになっていたのは、トラスク博士ではなくケリー上院議員(※)。
(※ケリー上院議員は、映画では旧3部作の『X-メン』(2000)で登場済み。)
以上『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の小ネタや原作との違いの解説でした。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の最後は? ラストシーンや結末を解説

生きていたジーン :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の結末をご紹介します。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の結末・ラストシーン
ウルヴァリンたちは、パリでのトラスク博士殺害をなんとか阻止。
しかしレイヴンはホワイトハウスで行われる式典に向かったので、今度はそこでの殺害を阻止することに。
ホワイトハウスでの衝突で、レイヴンはマグニートーを撃って人類側に味方。
またプロフェッサーXの説得を聞き入れトラスク博士を殺さなかったため、歴史は良いほうに改変され作戦は成功。
改変された未来で目覚めたウルヴァリンは、学園でジーンやサイクロップスたちと再会。
1973年のウルヴァリンは川から引き揚げられ、ストライカーに変身したレイヴンに回収されます。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の最後の解釈と考察
もとのタイムラインや荒廃した未来、歴史改変のことを知っているのは、ウルヴァリンと、その記憶を読んだプロフェッサーXだけ。
またウルヴァリンは、新タイムラインの1973~2023年の出来事をまったく知らない状態で未来で目覚めています。
そして、センチネルとの戦争とは関係なく、フェニックス関連の事件(※『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)の出来事が主)によって死亡していたジーン・グレイとサイクロップスが改変された未来で復活。
このことから、本作で行った歴史改変によって、ジーンの“フェニックス人格”関連の出来事も良い方向に改変されたようです。
そして、フェニックス関連で死亡した人物といえばプロフェッサーXであり、プロフェッサーXは本来は双子の兄弟の体を使って生き返っていました。
ここで、歴史改変の結果、プロフェッサーXもサイクロップスと同様、「フェニックスによって殺されていない」という可能性が浮上します。
したがって本作ラストに登場した2023年のプロフェッサーXは、もともとの体(双子の兄弟ではなく)というパターンも考えられます。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のその後、現在は?
平和な学園で終わった本作ですが、あの平和は長くは続きません。
本作の未来シーンのその後が描かれるのは『LOGAN/ローガン』(2017)であり、ほんの6年後の話ですが、そこではもう学園はありません。
【レビュー】『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の評価・評判

エリック :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の低評価、高評価のレビューをそれぞれ紹介します。
【つまらない?】低評価のレビュー
「旧3部作の話がなかったことになっているのが残念」という意見がちらちらありました。
また、これまでのX-MENシリーズを観ていないとストーリーがややこしく感じるとのこと。
【面白い?】高評価のレビュー
旧3部作から観ていた方は、ラストのジーンとサイクロップスのシーンでどうやっても感動するはず。
これまでのシリーズを観てから鑑賞するとかなりいい、という意見が多いです。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)の総合評価:悲惨な未来を過去に!

対面した過去と未来のチャールズ :© 2014 - Twentieth Century Fox
ウルヴァリンの頑張りで未来を救った『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)。
本作をきっかけに、旧3部作と『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)以降の新シリーズが統合されることになった、シリーズでもトップクラスに重要な作品です。

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『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)はエンドロール後に本編はある?
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エン・サバ・ヌール(アポカリプス) :© 2014 - Twentieth Century Fox

ピラミッドを作るアポカリプス :© 2014 - Twentieth Century Fox
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のエンドロール後の映像では、エン・サバ・ヌール(アポカリプス)(演:ブレンダン・ペダー)が登場。
黙示録の四騎士が元ネタのアポカリプスの手下 フォーホースメンも映りました。
このシーンは、続編『X-MEN:アポカリプス』(2016)への伏線。
アポカリプスは能力を使ってエジプトのピラミッドを建造しており、「ピラミッドを作ったのは実はアポカリプスだった」というシーンでした。
アポカリプスはほかの体に乗り移っていくミュータントであり、『X-MEN:アポカリプス』(2016)ではオスカー・アイザックがアポカリプス役で出演。
また本作『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)でも、オープニングの20世紀フォックス ロゴで「X」の文字が残ります。
X-MENシリーズ旧三部作の順番や時系列が知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema_recommend/x-men-series/3407/