単行本累計発行部数は400万部を突破!
今一番面白いと言われる漫画『ザ・ファブル』の実写化した本作は、日本映画界を牽引するV6岡田准一が久々のコメディ出演しています。
YAHOO映画!レビューアー試写会でこの映画オススメしたい100%中97.5%と高く、映画レビューサイトFilmarksでも5点中3.7と高評価を獲得。
映画『ザ・ファブル』(2019)について、あらすじと感想をネタバレを交えて紹介します。
目次
『ザ・ファブル』(2019)の作品情報とキャスト作品情報
原題:ザ・ファブル
公開年:2019年
製作国:日本
上映時間:123分
ジャンル:コメディ アクション
監督とキャスト
監督:江口カン
代表作:『ガチ星』(2018)『劇場版めんたいぴりり』(2019)
出演者:岡田准一(佐藤アキラ)
代表作:『関ヶ原』(2017)『来る』(2018)
出演者:木村文乃(佐藤ヨウコ)
代表作:『RANMARU 神の舌を持つ男』(2016)『伊藤くん AtoE』(2017)
出演者:山本美月(清水ミサキ)
代表作:『ピーチガール』(2017) 『去年の冬、きみと別れ』(2018)
出演者:柳楽優弥(小島)
代表作:『合葬』(2015)『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)
出演者:佐藤二朗(田高田)
代表作:『RANMARU 神の舌を持つ男』(2016)『斉木楠雄のѰ難』(2017)
『ザ・ファブル』(2019)のあらすじ

ファブルの日常:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
伝説の殺し屋“ファブル”(寓話)は、どんな相手も6秒以内で仕留める凄腕。
ある時ボスから1年間一般人として、誰も殺さず普通に暮らすように命じられる。
「休業中に誰か殺したら、俺がお前を殺す」
ボスに絶対服従の彼は名を変え、相棒のヨウコと兄妹のフリをして大阪に移り住む。
しかし、伝説の殺し屋をヤクザが放って置くわけがない……。
『ザ・ファブル』(2019)の3つの見どころ

アルバイト先のメンバー:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
見どころ①:原作のエッセンスを抽出
『ザ・ファブル』(2019)の原作は、2017年度講談社漫画賞を受賞した、週刊ヤングマガジンで連載中の人気コミック。
単行本1巻から8巻の途中までをバランスよくまとめた、原作のエッセンスを抽出した内容になっている。
見どころ②:豪華な共演者
木村文乃、山本美月の2大美女を始め、柳楽優弥、福士蒼汰、向井理、安田顕、佐藤浩市の演技派。
佐藤二朗、宮川大輔、藤森慎吾のお笑い担当まで、注目の役者が脇を固めています。
見どころ③:頭を空っぽにして楽しめる
原作の持つコミカルな部分と伝説の殺し屋というアクションが入り混じって、2時間飽きさせない。
江口カン監督いわく 「頭を空っぽにして楽しんで貰いたい」 というエンターテイメント作品。
ファブルとはどんな男? 原作のシュールな魅力ともに解説

殺し屋ファブル:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
漫画『ザ・ファブル』は、シュールな笑いが満載。
その魅力にハマると癖になる人が多いです。
ファブルは、どんな相手も6秒以内で倒すという殺し屋だが、結構魅力的なキャラを持っています。
殺し屋としての強さと銃の正確さ、危険を察知するカンの鋭さは並外れているけれど、日常が明らかに変。
ファブルという人物の特徴は下記の5点です。
①:“猫舌” 毒を見極めるために舌の感覚が発達し、極度の猫舌。
②:“真っ裸” 家の中では裸族。
③:“風呂で寝る” 襲われたときのため、バスタブで寝る。
④:“食が変” 枝豆は皮ごと、スイカも皮ごと、サンマは頭から、唐揚げは骨ごとかぶりつく。
⑤:“笑いのツボが変” なぜかジャッカル富岡という3流芸人が無茶苦茶好き。
このように、ファブルという主人公のすべてがシュール。
映画『ザ・ファブル』(2019)では、そのシュールな部分を見事に再現しています。
【ネタバレあり】『ザ・ファブル』(2019)の感想

ファブルと美女:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
『ザ・ファブル』(2019)最大の魅力は何と言っても岡田准一。
近年、日本映画界において彼の活躍は確かに凄いです。
海賊とよばれた男(2016) 監督:山崎貴
追憶(2017) 監督:降旗康男
関ヶ原(2017) 監督:原田眞人
散り椿(2018) 監督:木村大作
来る(2018) 監督:中島哲也
そうそうたる監督と立て続けにタッグを組んで、演技派として成長してきています。
しかし、今回は一転してコメディへ。
それも得意のアクションを思う存分発揮した、俳優岡田准一の魅力が詰まった作品です。
しかも『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』(2006)以来の変顔と肉体美?が拝めるという、女性ファンには嬉しい特典もついています。
岡田准一のキレキレのアクションに注目!
岡田准一といえばアクション。
カリ、ジークンドー、USA修斗のインストラクターの資格を持つ程の格闘技オタクです。
カリは、棒やナイフといった武器術を持つフィリピンの武術。
ジークンドーは、ブルース・リーが極めた武道。
USA修斗は総合格闘技のテクニック。
もともとは映画のために始めた格闘技。
『SP 野望篇』(2010)『SP 革命篇』(2011)『図書館戦争』(2013)『図書館戦争-THE LAST MISSION-』(2015)などで見事なアクションを見せていました。
『ザ・ファブル』(2019)では、岡田准一のアクションを世界レベルにまで高めるため、“ファイトコレオグラファー”としてアラン・フィグラルズを迎えています。
『ボーン・アイデンティティー』(2002)、『96時間』(2008)シリーズ、『LUCY/ルーシー』(2014)に携わった世界的なアクション監督。
もちろん岡田准一自身も“ファイトコレオグラファー”とクレジットされており、自分の意見を思いっきり反映させたアクションを見せています。
スタントをあまり使わず、ほとんどのシーンを岡田准一自身が演じた激しいアクション。
たとえば前半、暴力団の組長と若頭を撃ち殺すシーン。
素手の岡田が相手の懐から拳銃を奪って、すばやく撃つ場面、観ている側は何が起こったのか、ついていけないほど早いです。
黒澤明監督作品に出た三船敏郎が、あまりに速くて刀がフィルムに映ってないというように、岡田准一の動きは素早いことが特徴。
また後半、敵のアジトへ潜入する場面で、壁をスルスルと登っていく姿は、あまりにも自然でワイヤー付けて撮影しているのか分からないほどです。
岡田准一の高い身体能力が、『ザ・ファブル』(2019)を支えています。
文句無しに面白いコメディ

ジャッカル富岡のマネをするファブル:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
マンガの主人公は「極度の猫舌」「食事の普通が分からない」「笑いのツボが変」とコメディの要素が十分あるキャラ。
岡田准一は、原作にあるギャグを忠実に再現。
マンガを読んでいる人も、読んでない人も脳天気に笑えます。
極度の猫舌で熱いものを口にすると「アッヂ~!」と大げさに顔をしかめ。
不良に絡まれて、弱く見せなきゃいけない時の泣き顔など。
岡田准一のコメディ感覚はさすがジャニーズ、TVなどで鍛えられているだけあって、すべっても面白いです。
そして『ザ・ファブル』(2019)は、コメディとアクションが岡田准一によって融合したことで、かつてないエンターテイメント映画になっていました。
魅力溢れる豪華な脇役俳優陣を紹介!
『ザ・ファブル』(2019)で岡田准一を支える脇の豪華俳優陣が、いい味を出しています。
柳楽優弥/小島

ヤクザの抗争:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
本作に登場する小島こと柳楽優弥が演じるヤバい感じの演技が素晴らしいです。
ナイフで切られた跡が残る凄みのある顔、ギラギラした目。
彼の無茶苦茶な行動によってファブルも振り回されます。
今回、主役を食うほど魅力的です。
木村文乃/ヨウコ

誘うヨウコ:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
ファブルの相棒、疑似妹役のヨウコは木村文乃が演じています。
酔っぱらったふりをして仲間を弄ぶ演技は、悪女そのもの。
山本美月を思いっきりブス顔にしたり、藤森慎吾を酔わせて遊んだり。
映画の本筋とはあまり関係ないパート担当。
原作マンガと同じテイストで描かれています。
峰不二子並のお色気はないけど、腹の底が相当黒いことが分かる演技です。
佐藤二朗/田高田

田高田のポルシェ:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
佐藤二朗は田高田というファブルのバイト先の社長を演じています。
原作マンガでは、あまり印象に残らない役にも関わらず、佐藤二朗が演じると面白すぎてインパクト大です。
何よりも間のとり方が絶妙。
映画の本筋とは関係ないパートだけど、でてくると笑える。
こういう人がいると、アクションパートが更に輝いて見えます!
宮川大輔/ジャッカル富岡

ジャッカル富岡:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
宮川大輔は、ジャッカル富岡というファブルが唯一好きな芸人を演じています。
原作マンガに出てくるジャッカル富岡とそっくり。
スベリ芸も同じです。
CM界の鬼才! 江口カン監督の映画愛

敵対するヤクザ:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
江口カン監督について説明
『ザ・ファブル』(2019)の監督は、江口カン。
CMで数々のヒット作を作り、カンヌ国際広告祭「クリオ賞」を3年連続受賞。
特にCGを使った映像表現に定評があり、福岡で活躍するCMディレクターです。
北九州市小倉を舞台に、競輪選手として再起を図る元プロ野球選手を描いた『ガチ星』(2018)。
博多を舞台に、辛子明太子を考案した川原俊夫をモデルにした『映画めんたいぴりり』(2019)など、福岡への愛が詰まった作品を手掛けています。
長編3作目、はじめての大型企画映画の監督です。
今回は原作を忠実に実写化することに力を注いでいて、漫画へのリスペクトを感じます。
『ザ・ファブル』(2019)から感じる映画愛
江口カン監督は、映画好きらしく、『ザ・ファブル』(2019)の中には映画のシーンを再現したカットが多くあります。
映画冒頭、料亭の襲撃は『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)、廊下を歩く着物姿の女中はまさにそれでした。
障子に影が映る姿は、『ザ・ヤクザ』(1974)『キル・ビル』(2003)、もしかすると『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』(1966)
銃を解体してバレルを海に捨てるタイトルバックは、『007 スカイフォール』(2012)
接近戦の銃撃は、『ボーン・アイデンティティー』(2002)というより、『ジョン・ウィック』(2014)
空中で放り投げ、ガラスを割って人質を間一髪で助け出すのは、『ダイ・ハード』(1988)
人質を助けながら銃撃をかいくぐるのは、『ミッション:インポッシブル2』(2000)
ひと仕事終わった最後は、チャーリー・コーセイの歌声が流れTV版『ルパン3世』(1971)
まだまだ気が付かない映画へのリスペクトがあるようです。
何度も観て確認する面白さがあります。
『ザ・ファブル』(2019)のまとめ

ポスター:(C)2019「ザ・ファブル」製作委員会
『ザ・ファブル』(2019)は、岡田准一という俳優の高い身体能力があったから出来た作品。
この笑いとアクションにハマって再び観ると、また新しい発見があります。
これまでマンガを原作に映画化すると読み手のイメージが強くて、結構批判的な意見が出てきます。
しかし『ザ・ファブル』(2019)は、アクションのスピーディー感、笑いの間が絶妙で、映画ならではの楽しみがあります。
頭を空っぽにして笑える映画です。
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