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1969年、アポロ11号で世界初の月面着陸を成功させ、人類初の第一歩を月に記したニール・アームストロング船長

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人類史上最も難しいミッションを成し遂げた“男とその家族”を描いた実話です。

『ラ・ラ・ランド』(2016)で、アカデミー監督賞を受賞した若き天才デイミアン・チャゼル監督ライアン・ゴズリングと再びタッグ組んだ意欲作。

Rotten Tomatoesでは批評家支持率は100%のうち87%

平均評価は10点満点中8.06点と高い評価でした。

2018年の第91回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した本作について、あらすじと感想をネタバレを交えて紹介していきます。

『ファースト・マン』(2018)の作品情報とキャスト


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作品情報

原題:First Man
製作年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:141分
ジャンル:ドラマ、歴史

監督とキャスト

監督:デイミアン・チャゼル
代表作:『セッション』(2014)『ラ・ラ・ランド』(2016)

出演者:ライアン・ゴズリング (ニール・アームストロング)
代表作:『ドライヴ』(2011)『ラ・ラ・ランド』(2016)

出演者:クレア・フォイ (ジャネット・アームストロング)
代表作:TVドラマ『ザ・クラウン』(2016~)『蜘蛛の巣を払う女』(2018)

出演者:ジェイソン・クラーク (エド・ホワイト)
代表作:『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)

出演者:カイル・チャンドラー (ドナルド・スレイトン)
代表作:『キング・コング』(2005)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)

『ファースト・マン』(2018)のあらすじ

First Man (2018)

人類初 月面への第一歩 ©︎Universal Studios

アメリカとソ連が宇宙開発競争に凌ぎを削っていた1961年。

アメリカ空軍の試験パイロット、ニール・アームストロングは2歳の娘を難病で亡くしてしまう。

悲しみから逃れるように、彼は宇宙飛行士に志願。

ハードな訓練に耐え、経験も積んでいく。

しかし開発途中の宇宙計画は失敗の連続。

仲間の宇宙飛行士を次々に死に追いやってしまう。

そのような中、人類初月面着陸の船長に任命される。

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『ファースト・マン』(2018)の3つの見どころ

Ryan Gosling in First Man (2018)

訓練中に墜落 たたずむニール・アームストロング ©︎Universal Studios

見どころ①:アポロ11号の舞台裏

『ファースト・マン』(2018)では、華やかに見えるNASA宇宙計画の舞台裏を明らかに。

当時あまり知られていなかった、アポロ11号月面着陸成功を克明に描いています。

見どころ②:若き天才チャゼル監督のこだわり

『ラ・ラ・ランド』(2016)でアカデミー監督賞を史上最年少の32歳で受賞したデイミアン・チャゼル監督。

長編映画3作目の本作でも“音”にこだわり“映像”にこだわった作品になっています。

https://minority-hero.com/cinema_review/LALALAND/765/

見どころ③:ライアン・ゴズリングの無表情

『ドライヴ』(2011)のように、無表情の中に深みのある演技が多いライアン・ゴズリング

実際のニール・アームストロングも、無表情であまり感情を表に出さないタイプ。

過酷なプロジェクトを淡々とこなしていく姿を、ゴズリングは見事に演じ、静かな感動を与えてくれます。

実話を忠実に再現したアポロ11号の月面着陸

Lukas Haas, Ryan Gosling, and Corey Stoll in First Man (2018)

アポロ11号に乗り込むクルー ©︎Universal Studios

月面着陸の瞬間の日本での反応とは?

日本でも歓喜に湧いた人類初の月面着陸

その模様は、浦沢直樹の漫画『20世紀少年』の中でも描かれています。

主人公ケンヂが幼馴染ドンキーと徹夜で白黒TVを眺めていても何も起こらない。

翌日、諦めた仲間は、みんな寝不足。

ただドンキーだけがTVにかじりつき感動!

「俺も絶対月に行くぞ!」という感情は、子供みんなが持った志でした。

月着陸の瞬間は全世界に衛星生中継され、NHKでは12時間にわたり放送しました。

そして日本時間1969年7月21日午前11時56分

ニール・アームストロング船長は、人類で初めて月への一歩を踏み出します。

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」

寡黙な船長が、降り立った瞬間に語った名言です。

当時の世界人口36億3,100万人のうち、およそ4億5,000万人がこの言葉を聞いたと言われています。

日本では、白黒TVに映し出された生中継の不鮮明な映像に、誰もが興奮。

『ファースト・マン』(2018)の中でも、日本の街頭テレビで楽しむ人々が映し出されます。

NHKの視聴率は68%を記録しました。

『ファースト・マン』(2018)の原作とは?

月面着陸したアポロ11号 ©︎Universal Studios

原作は、ジェイムズ・R・ハンセン著「ファースト・マン : 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生」。

ニール・アームストロング公認のノンフィクションです。

ハンセンは、オーバーン大学歴史学教授で、元NASA歴史学者、航空宇宙関連の書籍を数多く刊行しています。

原作では、映画では触れられていないニール・アームストロング晩年が描かれています。

なおニール・アームストロングは、2012年8月25日82歳で亡くなりました。

『ファースト・マン』(2018)の脚本

脚本は、ジョシュ・シンガー

『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)など社会派作品を手がけています。

本作でも、当時起きた反対運動や人種差別、開発費高騰の問題など、当時の社会情勢を描いています。

本編で使っている「ホワイティー・オン・ザ・ムーン」には、「俺は病院代を払えない、なのに白人は月に行く」と皮肉たっぷりの歌詞が入っています。

当時歌っていたのは「黒いボブ・ディラン」と呼ばれたギル・スコット・ヘロンです。

当時の社会情勢を描くことで、反対運動がある中でも命がけでミッションに赴くニール・アームストロングの苦悩が浮かび上がってきます。

【ネタバレあり】『ファースト・マン』(2018)の感想

Ryan Gosling and Corey Stoll in First Man (2018)

アポロ11号でのアームストロング船長 ©︎Universal Studios

『ライトスタッフ』(1983)『アポロ13』(1995)『ドリーム』(2016)。

本作と同じ時代の宇宙計画を描いた映画は、名作ばかりです。

ただ『ファースト・マン』(2018)は他の映画と違う視点で描いたことで“傑作”と言われています。

それは、ニール・アームストロングの視点を中心に描いたパーソナルな映画になっているからです。

ニール・アームストロングの視点で描く映像

ニール・アームストロングの視点は、緊迫した独特な映像を作り出します。

訓練中、故障で脱出するシーンでは、観客がその故障機に搭乗している臨場感が生まれました。

狭い操縦席の激しく動くメーター、窓の外に見える黒煙、脱出パラシュートの自分の足。

その場で体験しているような緊迫感あふれる映像になっています。

映画の中で重要な宇宙船のドッキングや月着陸のシーンでも、説明的な映像は挟まず、船内からの映像のみ。

ニール・アームストロングの視点で描かれた映像は、あたかも観客が同じ経験をしている感覚になります。

その映像から、観客はニール・アームストロングと同化し、寡黙な彼の気持ちが理解出来てきます。

ニール・アームストロング描かれる家族とは?

Ryan Gosling, Claire Foy, Luke Winters, and Connor Blodgett in First Man (2018)

アームストロング家の会話 ©︎Universal Studios

ストーリーもニール・アームストロングの視点で描かれいて、家族との対話に時間が割かれています。

人類最大のミッションをやり抜くには家族の協力、特に妻であるジャネットが重要です。

クレア・フォイが圧巻の演技を見せています。

ただ彼女言葉は、出張の多い旦那に向けて放つ妻の小言です。

子供と会話をしない、家のこと何もしない、黙って出ていく、仕事は死と隣合わせ。

ブスッとして口うるさく言う妻、黙っている夫。

日本のサラリーマンと同じです。

しかしその会話の中から、アームストロング自身の気持が垣間見えてきます。

プロジェクトに挑む勇気

不安にかられている家族への思い

2歳の娘を失った悲しみ

犠牲となった仲間への哀悼

ニール・アームストロングという孤独でストイックな、あまり感情を表さない人間の内面に迫ることが出来ています。

家族を描いた映画

月面着陸を終え、無事地球に帰ってきた時。

ガラス越しでアームストロング夫婦は静かに見つめ合います。

互いに、これまでの苦労をねぎらうように、黙っています。

感動のラストです。

史上最大のプロジェクトを成し遂げた男をヒーローではなく、1人の人間として家族の一員として描いています。

これが本作が傑作たる所以です。

『ファースト・マン』(2018)の映像と音楽を解説

月面に立つアームストロング船長 ©︎Universal Studios

技巧を凝らした撮影手法と映像効果

『ファースト・マン』(2018)において天才チャゼル監督は、さまざまなこだわりで一人の男を描いていきます。

映像においては、当時の雰囲気を映し出すため、ビデオではなくフィルムにこだわって撮影。

IMAXカメラ(70ミリ)、35ミリカメラ、16ミリカメラを駆使し、その場面に合わせた画質にこだわりを見せています。

70ミリ、35ミリ、16ミリはフィルム1コマの幅です。

数字が大きければ大きいほど画質は良くなり、細かい部分まで鮮明に見えます。

IMAXカメラ(70ミリ)では、月面でのシーンなどを撮影、まさに月に降り立ったように感じます。

16ミリカメラは画質は荒くなりますが、小型宇宙船の船内などで手持ち撮影ができ、リアルな雰囲気が出せます。

さらにチャゼル監督は、リアルを追求するため、宇宙船などのセットは実物大のものを作って使用しました。

俳優にその狭い空間で演技をさせ、「彼らの心情まで捉えたかった」と語っています。

圧巻の音楽とサントラ

『セッション』(2014)でアカデミー賞3部門『ラ・ラ・ランド』(2016)でアカデミー賞6部門を獲得。

音楽に関係する作品を作ってきた天才チャゼル監督は、今回も音楽と音にはこだわりを見せています。

病院内のマシンの音、メモを取るノートの音棺が下りる音

地球上のさまざまな音がさり気なく強調され描かれます。

宇宙船内においても、通信、振動、ロケット音など、音が溢れています。

チャゼル監督は「宇宙船の今にも壊れそうな音をリアルに表現して観客に伝えたい」と語るほどです。

ただ宇宙空間は、無音です。

観ている側が恐ろしくなるぐらいの静けさです。

宇宙の静寂と宇宙船内の機械音、この切替がリアルな臨場感を生み出しています。

映画を盛り上げる音楽は、『ラ・ラ・ランド』(2016)に続きジャスティン・ハーウィッツが担当。

テルミンモーグ・シンセサイザーといった古い電子楽器をわざわざ探して、1960年代の雰囲気を出しています。

特にテルミンは、ロシアで生まれた世界初の電子楽器。

名匠ロバート・ワイズ監督『地球の静止する日』(1951)などSF映画には欠かせない楽器です。

悲しい女性の声のような音色を出すテルミン。

アームストロングの深い悲しみを音楽で表現しています。

若き天才チャゼル監督のこだわりが作り出す感動

Ryan Gosling in First Man (2018)

月面に降り立つアームストロング船長 ©︎Universal Studios

映像と音のこだわりによって、『ファースト・マン』(2018)は、大きな感動を生み出しています。

特に効果が出ているのが、月に降り立ったあとでニール・アームストロング船長が目にする月面の風景です。

16ミリカメラの宇宙船内から、IMAXカメラの月へ。

機械音の船内から、宇宙空間の無音へ。

まさに自分が月に降り立ったような感覚に陥ります。

本作のファンタジー要素について

さまざまな苦労や犠牲のもとでたどり着いた月。

その場に立ったニール・アームストロング船長は、2歳の娘と行ったピクニックを思い出します。

16ミリカメラで撮影した荒い画質、テルミンの悲しい音色が流れてきます。

ここでチャゼル監督は、一つのファンタジーを描きます。

彼に娘の髪飾りを月に置いてこさせるのです。

2歳の娘の死から始まった月面着陸の旅は、忘れられない娘との決別の旅でもありました。

若き天才チャゼル監督が生み出した映像と音のコラボ。

究極の臨場感と静かな感動を与えてくれます。

『ファースト・マン』(2018)の評価、評判は?

Ryan Gosling in First Man (2018)

アポロ11号に乗り込むアームストロング船長 ©︎Universal Studios

この映画は公開後、色々な批判にさらされています。

一番は、二人の宇宙飛行士が月にアメリカの国旗を立てるシーンがなかったことに対する抗議です。

開拓心旺盛なアメリカ人にとって、未開の地に国旗を立てるのは誇りです。

そのシーンが無いことに、映画を見てない人までSNSで反応し批判が続いています。

そのためなのか、Rotten Tomatoesの観客の評価は100%のうち65%と低いです。

チャゼル監督は「時間的にすべてを描くことは無理だった」と釈明ともとれる談話を発表しています。

確かにアメリカの税金で、アポロ計画は進められました。

しかし人類史上最も過酷なプロジェクトを成し遂げ、月にその一歩を記した人間を描いた映画です。

アメリカの開拓心は邪魔だったのではないでしょうか。

一大国の国旗を掲げるための偉業ではない。

アメリカ・ファーストを謳い上げる大統領に対する、チャゼル監督の反骨心のように感じます。

『ファースト・マン』(2018)のまとめ

『ファースト・マン』(2018)には、色々と批判もあります。

1人の人間を追いすぎて、アポロ11号の技術的な部分がない

アームストロングの視点が説明的ではない

とも言われています。

しかし『ファースト・マン』(2018)は、ニール・アームストロング、その人を追った映画です。

人の死を乗り越え、家族の支えを感じながら、1人静かにミッションをクリアしていく姿は感動的。

若き天才監督が挑んだ音と映像のコラボ。

まさに『ファースト・マン』(2018)は傑作です。

本作の他にもSF映画のおすすめ作品を紹介しているので、気になった方は合わせてチェックしてください!

https://minority-hero.com/cinema_recommend/SF/978/

デイミアン・チャゼル監督作品を知りたい方はこちら。

https://minority-hero.com/cinema-review/Whiplash/10794/

 
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