
希望の大切さを教えてくれる映画『ショーシャンクの空に』(1994)。
今回は、そんな『ショーシャンクの空に』(1994)の名言・名セリフをまとめていきます。
胸に響く名セリフと名場面を振り返っていきましょう。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言・名セリフ一覧表
レッド |
「あのときのアンディは弱々しい感じがした。彼の第一印象だ。」 |
ノートン |
「私は規律と聖書を重んじている。肝に銘じておけ。」 |
レッド |
「彼は気取ってみえた。それもそうだ。物腰がここの連中とは違う。公園でも散策するかのように歩いてた。自分だけの世界を持っていたのだ。俺は人間的に彼が好きだった。 |
レッド |
「午前中にタール塗りをしていた俺たちが午前中に作業を中断し、ビールにありついたのだ。ショーシャンク刑務所の鬼主任の計らいで。自由の身にでもなったみたいだ。シャバのように思えた。我々が神のようにも。」 |
レッド |
「俺だけが有罪さ。」 |
レッド |
「恐れているんだ。50年もムショ暮らしだ。ここしか知らない。あの塀を見ろよ。最初は憎む。次第に慣れ、長い月日の間に頼るようになる。"刑務所慣れ"さ。」 |
レッド |
「お前に言っとくが希望は危険だぞ。正気を失わせる。塀の中では禁物だ。」 |
レッド |
「不運は誰かの頭上へ舞い下りる。不運がこれほど恐ろしいとは。」 |
レッド |
「40年間許可なしでは小便をできなかった。冷酷な事実だ。」 |
レッド |
「興奮してる自分がいる。じっと座っていられず、何かを考えることもできない。結末の分からない長い旅のスタートに立つ自由な人間だけが感じる興奮なのだろう。国境を越えたい。友人に会って、握手をしたい。太平洋が、私が思い描いていたような青い色をしていて欲しい。俺はそう希望する。」 |
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言・名セリフを一覧でまとめました。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言・名セリフを紹介

『ショーシャンクの空に』(1994)©Columbia Pictures Industries, Inc.
これから『ショーシャンクの空に』(1994)の名言・名セリフを1つずつ紹介していきます。
『ショーシャンクの空に』(1994)1.「あのときのアンディは弱々しい感じがした。彼の第一印象だ。」

アンディ©Columbia Pictures Industries, Inc.
大銀行の副頭取だったアンディが、ショーシャンク刑務所に入所した際にレッドが語ったアンディの第一印象です。
アンディはとても傷心しきっており、刑務所の独特な世界に圧倒されていました。
これまでのアンディの人生ではきっと見ることのない刑務所の囚人たち。
果たしてこれからどんなドラマが繰り広げられるのかと思う最初の名セリフです。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言2.「私は規律と聖書を重んじている。肝に銘じておけ。」

ノートン©Columbia Pictures Industries, Inc.
ショーシャンク刑務所のノートン所長による新入りの囚人たちへの言葉です。
この言葉通り新入りたちは最初に服と聖書を与えられました。
ノートンはとても強欲な人間で自分の利益のために様々な罪を犯します。
彼が聖書の言葉を拝み奉るのは、罪深いからこその信仰心なのでしょうか。
ノートン所長が大切にする聖書に対する気持ちがいずれ自らを窮地に追いやることになります。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言3.「彼は気取ってみえた。それもそうだ。物腰がここの連中とは違う。公園でも散策するかのように歩いてた。自分だけの世界を持っていたのだ。俺は人間的に彼が好きだった。」

レッド©Columbia Pictures Industries, Inc.
アンディがみんなと打ち解けないのはみんなを見下しているからとレッドは思っていましたが、実際のところレッドには本当の理由が分かりませんでした。
それでも、他の誰とも違うアンディの姿に惹かれているレッドの心情がよく読み取れるセリフです。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言4.「午前中にタール塗りをしていた俺たちが午前中に作業を中断し、ビールにありついたのだ。ショーシャンク刑務所の鬼主任の計らいで。自由の身にでもなったみたいだ。シャバのように思えた。我々が神のようにも。」

ビールを飲むシーン©Columbia Pictures Industries, Inc.
ハドリー刑務官の兄の遺産の事務処理を自分が無料奉仕でする代わりに、一緒に働く仲間たちにビールをとアンディはハドリーにお願いしました。
「外で働いている時のビールは最高です。」
とアンディは言い、無料奉仕のお礼として、その言葉の通り彼らは一緒に外で最高のビールを飲みます。
そんな彼の行動は媚を売っているようにも見えますが、2年間という長い間、ボグズたちからレイプを繰り返され、もしこれ以上繰り返されていれば廃人になる瀬戸際の中で、少しの間でも安らぎを感じたかったのです。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言5.「俺だけが有罪さ。」

ボグズ©Columbia Pictures Industries, Inc.
「なぜ殺した?」
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言6.「恐れているんだ。50年もムショ暮らしだ。ここしか知らない。あの塀を見ろよ。最初は憎む。次第に慣れ、長い月日の間に頼るようになる。"刑務所慣れ"さ。」

ブルックス©Columbia Pictures Industries, Inc.
ブルックスはある日突然囚人の喉をかっ切ろうとします。
彼は仮釈放になりましたが、50年という長い月日を経て、外の世界を知ることを怖がり、再び罪を犯すことで刑務所にまだいようとしたためです。
ブルックスは子供の頃に1度自動車を見ましたが、その車も今では至る所にあって、
「変化の大きさに思わず息をのむ。」
と仲間たちに送った文面に書いていました。
誰もがブルックスのようにはならないと願いますが、塀の中の世界でしか生きてこなかったのに突然自由が与えられれば、私たちにとっては自由な世界も彼らにとってはどれほど恐ろしい世界なのかと感慨深い気持ちになりますね。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言7.「お前に言っとくが希望は危険だぞ。正気を失わせる。塀の中では禁物だ。」

アンディ©Columbia Pictures Industries, Inc.
1:11:55頃
「フィガロの結婚」を全館に流したアンディは、懲罰房に入れられる。懲罰房から出てきたアンディは、仲間たちに話をする。アンディは、音楽を聞いたことで世の中の素晴らしさを再認識し、希望について語る。だが、レッドは希望の危険性を語る。「希望」は「ショーシャンクの空に」の重要なキーワードです。
ーーー
レッドが刑務所にいた30年はとても長く、レッドの30年は彼の中にある希望が刻々と失われた時間でもありました。
そんな希望を失ったレッド含め、囚人達にアンディは、
「心の豊かさを失ってはダメだ。心の中には何かある。誰も奪えないものが...君の心にも。希望だよ。」
と語ります。
アンディは音楽の素晴らしさを囚人に知ってもらうべく、フィガロの結婚を刑務所中に流したり、レッドに希望を思い出させるべくハーモニカをプレゼントしました。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言8.「不運は誰かの頭上へ舞い下りる。不運がこれほど恐ろしいとは。」

トミー©Columbia Pictures Industries, Inc.
トミーは、テレビを盗もうとして2年の刑で家宅侵入罪で捕まり、ショーシャンク刑務所に入所してきました。
そんなアンディの妻とその愛人のゴルフプロの殺害をした本当の犯人を知っていたことで、アンディを失うことを拒んだ所長により手にかけ殺されます。
希望を失い、独房に1ヶ月入れられ弱気になったアンディは果たして無実の罪を証明できるんでしょうか。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言9.「40年間許可なしでは小便をできなかった。冷酷な事実だ。」

アンディ©Columbia Pictures Industries, Inc.
レッドは何度も仮釈放不可のハンコを押されてきましたが、40年経ち、やっと仮釈放を許可してもらえることになり、ブルックスファ過ごした同じ部屋に住み、ブルックスが働いた同じスーパーで仕事をすることになりました。
この言葉は、仕事中にトイレに行きたいことを求めた彼に、
「いちいち許可を求めなくていい」
と言ったマネージャーの対して、トイレを済ませながら彼が言った言葉です。
レッド自身ブルックス同様、外の世界では生きられないと思い、同じように再び犯罪に手を染めることや、死の選択までも考えてたそう。
そんな40年染み付いた彼の呪縛を解き、死え選んだ状況を変えたのは他でもないアンディの存在でした。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言10.「興奮してる自分がいる。じっと座っていられず、何かを考えることも出来ない。結末の分からない長い旅のスタートに立つ自由な人間だけが感じる興奮なのだろう。国境を越えたい。友人に会って、握手をしたい。太平洋が、私が思い描いていたような青い色をしていて欲しい。俺はそう希望する。」

レッド ©Columbia Pictures Industries, Inc.
死さえ選んだレッドがアンディがいるジワタネホ行きのバスに乗りながら語った名言です。
「希望は素晴らしい何にも替え難い。希望は永遠の命だ。」
アンディの手紙の言葉や、行動が誰かの人生を変えた素晴らしい瞬間でした。
『ショーシャンクの空に』(1994)の名言・名セリフまとめ
エンドロール直前の最後に「アレン・グリーンを忍んで。」と出てくる言葉が気になった方も多いのではないでしょうか?
この方はフランク・ダラボン監督の親友で、『ショーシャンクの空に』(1994)の芸能事務所担当者をしていた方で、この映画の完成前に亡くなられていたため、追悼の意だったそうです。
『ショーシャンクの空に』(1994)のイメージとして印象深いのはなんといっても映画のポスターですよね。
アンディが自由になったこのシーンを切り取った世界観は大変素晴らしいです。
誰にでも、「希望なんて……」と思う瞬間は必ずあります。
そんな瞬間こそ、大切なのはアンディのように挫けず、諦めず、希望を胸に生きることが大切だということです。
素敵な希望溢れる名言・名セリフと合わせて、『ショーシャンクの空に』(1994)、ぜひ自分だけにしかない、いろんな問いを持ちながら、名言も踏まえた上で、ぜひご覧になってください!