
白雪姫(1937)は世界初の長編アニメーション映画である。
レビューサイトには"好きなワンシーン"や"曲が懐かしい"などの感想が多く、子供の頃にこの作品に触れたことのあるユーザーが多いことが分かります。
監督はデイヴィッド・ハンド。
原題は直訳すると「白雪姫と7人の小人達」
そんな白雪姫(1937)の名言を・名セリフ付き一覧で紹介していきます。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ紹介
白雪姫(1937)の名言・名セリフ1.「魔法の鏡よ、この世で最高に美しい女は誰か。」

女王© Disney. All rights reserved.
“Magic Mirror on the wall, who is the fairest one of all?”
この問いの後に魔法の鏡は、
「Famed is thy beauty, Majesty. But hold, a lovely maid I see. Rags cannot hide her gentle grace. ALas,she is more fair than thee.」
「確かに女王様はお美しい。しかし、若い娘の姿が見えます。ボロを纏ってはいてもその可憐な美しさ、素晴らしい。」
いくら外見が美しくても、白雪姫の純真で素直な内面の美しさには敵わないということが冒頭から表現されています。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ2.「とても不思議よ。この井戸はね望みを叶える井戸。」

白雪姫© Disney. All rights reserved.
「Want to know a secret? Promise not to tell?We are standing by a wishing well.」
このセリフは、白雪姫が井戸から水を汲む際に井戸に向かっていった一言です。
過酷な状況でも希望を歌い、前向きな気持ちを持ち続ける白雪姫。
白雪姫の純粋で勇敢な生き方そのものが読み取れます。
(日本語版セリフ)とても不思議よ。この井戸はね。
のぞみかなえる井戸 願いを言えば たちまちすぐ
こだまが聞こえて 夢がかなう。誰か(誰か) 愛してよ。
来てよ(来てよ) 今(今)
胸が(胸が) 震えるわ。
ここへ(ここへ) 来て(来て)ハハハハハ(ハハハハハ)ハハハハハ(ハハハハハ)
ハ~ハハハハハハ誰か(誰か) 愛してよ。
来てよ(来てよ)今(王子)今
井戸に向かって歌う白雪姫の元に王子様が現れるシーンはとても乙女心をくすぐりますね。
そして恥ずかしがる白雪姫もまたチャーミングで素敵です。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ3.「さあ元気を。笑ってみせて。ふふふ。その調子よ。」

白雪姫と小鳥© Disney. All rights reserved.
「 Come on, perk up.Won’t you smile for me?」
白雪姫は森で花を摘んでいる最中に迷子の小鳥に会います。
この言葉は悲しそうに泣く小鳥に対して発した優しい言葉です。
動物に愛される人の特徴を調べてみると、
1.落ち着いた態度で接する
2.リーダーシップが強い
3.魅力ある雰囲気を持っている
4.相手が興味を持つまで待つ
5.相手と同じ目線で接する
まさに白雪姫そのものです。
そんな白雪姫の優しさに小鳥も段々と心を許し、安心していく描写からも白雪姫の内面を感じることのできるワンシーンです。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ4.「困ったときはどうしたらいいの。そうなの歌うのね!」

白雪姫と動物たち© Disney. All rights reserved.
「What do you do when things go wrong? 」
「Oh! You sing a song!」
女王の手下の狩人は、女王から「白雪姫を森に連行し殺せ。」と命令されたましたが、美しい白雪姫を手にかけることができませんでした。
そして彼は、女王から命令された内容を白雪姫に伝え「逃げなさい。追っ手がくるから逃げろ。森の中に。二度と戻らないで。」でと告げます。
そんな恐怖の中、森の中で倒れ泣きじゃくる白雪姫に鳥が歌うことを教えてくれた際の名言です。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ5.「きっとなにもかもうまくいくわ。」

白雪姫© Disney. All rights reserved.
「Everything’s going to be all right.」
この言葉は、小鳥から困ったときは歌うことを教えてもらった白雪姫が、
歌を歌い ほほえむとき
苦しみは消えて日が光る
歌を歌い ほほえむとき
喜びが胸で 目を覚ます
嵐のふく夜も じっとだいていれば
やがて朝がくる
歌を歌い ほほえむとき
苦しみは消えて 日が輝く
と、この歌を歌ったあとに言ったセリフです。
悲しみの中で動物たちに励まされた白雪姫。
「I really feel quite happy now.
I’m sure I’ll get along somehow.
Everything’s going to be all right.」「 元気が出てきたみたい。
この分なら大丈夫だわ。
きっと、なにもかもうまくいくわ。」
どんな状況でも前向きな白雪姫にとても元気をもらえるシーンです。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ6.「ハイホーハイホー仕事がすき。」

七人の小人達© Disney. All rights reserved.
「Heigh-ho!」は仕事を終え、家に向かう際に小人達が歌っていた歌です。
日本語では「仕事がすき。」と口ずさんでおり、仕事がすきな小人達なのだと子供心に思った記憶もありますが、実は翻訳をみると、
「Heigh-ho, Heigh-ho
It's home from work we go.」「仕事が終わった、さあ帰ろう。」
という意味で、日本語の歌詞とは意味合いが変わっています。
日本と海外の仕事の文化の違いが、この歌から汲みとれるので、とても面白いです。
ディズニー映画ということもあり、分かりやすい英語なので、日本語版と海外版の違いをみるのも面白いです。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ7.「全く綺麗な子だよ。どうみても天使だよ。」

七人の小人達© Disney. All rights reserved.
「She’s beautiful, just like an angel.」
仕事から帰ると2階には寝ている白雪姫がいました。
そんな白雪姫をみて、ねぼすけがいったセリフです。
白雪姫(1937)は表情の捉え方がとても線密で、アニメーションではありますが、実際に人が演技をしているよりも生感があり素晴らしいです。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ8.「女は同じさ。男をたぶらかす。」

小人達のベッド© Disney. All rights reserved.
「hah! She’s a female! And all females is poison! 」
このセリフは、
「She’s beautiful, just like an angel.」
「全く綺麗な子だよ。どうみても天使だよ。」
と、ねぼすけがいったあとに、おこりんぼうがいったセリフです。
他の小人は楽天的な印象がありますが、おこりんぼうだけはとても心配性で、リスク管理のできる小人に感じます。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ9.「彼みたいは人はどこにもいないわ。」

白雪姫と王子様© Disney. All rights reserved.
「There's nobody like him. Anywhere at all
Did he say he loved ya?」
小人たちが「できれば恋の物語が聞きたい。」というと、白雪姫はあるお姫様(自分)のお話しをしました。
その中で彼(王子様)への想いを告げる歌を歌います。
Someday my prince will come
Someday we'll meet againとても素敵な王子様
いつか必ず 王子様がAnd away to his castle we'll go
To be happy forever I know私を見つけ出しお城へ連れて行く
いつか必ず 幸せになるSomeday when spring is here
We'll find our love anewいつの日か春がきた頃に
もう一度私たちの愛を見つけるのAnd the birds will sing and wedding bells will ring
Someday when my dreams come trueとこしえの愛のかねがなり渡るでしょう
多く語らずともこの歌から王子様への愛が伝わる名場面です。
白雪姫(1937)の名言・名セリフ10.「そして2人はいつまでもいつまでも幸せに暮らしました。」

白雪姫の王子様© Disney. All rights reserved.
They lived happily ever after.
小人達は死んでしまった白雪姫を土に埋めることができませんでした。
金作ったガラスと金で作った棺におさめていつもお祈りしていていました。
そのうちに王子がガラスの棺で眠っている美しい姫君の噂を耳にしました。
毒リンゴを食べて死んでしまった白雪姫が生き返る唯一の方法が王子様のキスでした。
白雪姫は王子のキスで目覚めます。
王子のキスで目覚めたあとの展開がとても早いように感じますが、
「They lived happily ever after. 」
「そして2人はいつまでもいつまでも幸せに暮らしました。」
この言葉は、そのあとの描かれていない部分も観る側に想像させてくれます。
白雪姫(1937)の名言・名セリフまとめ
白雪姫(1937)は一見、王子様に向けた恋物語が多いと感じる映画です。
しかし、白雪姫(1937)は違う側面を持っています。
“”女王に虐げられた生活を送る白雪姫が労働者の小人達に助けられ、権力を持った女王に勝つ。””という、弱者が強者に勝つという物語なのです。
映画はその時の社会情勢に沿って作られるものも多いですが、白雪姫はまさにその象徴であり、感情浄化です。
世界恐慌(1929-1939)が真っ只中の時代の中で作られたこの映画は、混乱の中でも希望、愛、夢を諦めないというメッセージ性があります。
白雪姫(1937)は世界初の長編アニメーション映画であるということを知った上で改めて観ると、アニメの語源であるラテン語ANIMA=生命、魂を正に感じる作品でした。
ぜひ白雪姫(1937)の他の名言もチェックしてみてください。