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映画『沈黙 -サイレンス-』(2016)が怖い理由、海外の評価とは? 宗教と信仰、神やキチジローの存在意義から紐解く

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は、江戸初期、キリシタン弾圧下の長崎を舞台にした歴史ドラマ映画です。

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監督は、マーティン・スコセッシ。

日本人役では、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮らが出演しました。

宣教師とキリシタンの迫害や苦しみを描いた重厚なドラマ『沈黙 -サイレンス-』(2016)について、海外の評価や宗教と信仰、神やキチジローの存在意義から紐解いていきます!

【『沈黙 -サイレンス-』(2016)の評価】

項目 評価 点数
知名度 ★★★★☆ 80点
配役/キャスト ★★★★☆ 80点
ストーリー ★★★★☆ 85点
物語の抑揚 ★★★★☆ 70点
ドラマ性 ★★★★☆ 85点
重厚度 ★★★★★ 90点

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の作品情報


沈黙-サイレンス- [DVD]

製作年 2016年
原題 Silence
製作国 アメリカ
上映時間 159分
ジャンル 歴史ドラマ
監督 マーティン・スコセッシ
脚本 マーティン・スコセッシ/ジェイ・コックス
原作 沈黙
主要キャスト アンドリュー・ガーフィールド(セバスチャン・ロドリゴ神父)

アダム・ドライヴァー (フランシス・ガルペ神父)

リーアム・ニーソン(クリストヴァン・フェレイラ神父)

浅野忠信(通辞)

窪塚洋介(キチジロー)

イッセー尾形(井上筑後守)

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の概要

クリストヴァン・フェレイラ神父:ⒸParamount Pictures Corporation

17世紀、江戸時代初期ではキリシタンの弾圧が行われていた。

宣教師のセバスチャン・ロドリゴ神父とフランシス・ガルペ神父はポルトガルから日本へやって来る。

その目的は、先に日本へ布教に来ていたクリストヴァン・フェレイラ神父が棄教したと聞きつけたからであった。

二人は日本人のキチジローの助けを借り、日本のトモギ村に密入国。

そこでは隠れキリシタンが潜んでおり、二人を歓迎する。

しかし、キリシタン弾圧の手はトモギ村に忍び寄ってくるのであった。

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『沈黙 -サイレンス-』(2016)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介

セバスチャン・ロドリゴ神父とモキチ:ⒸParamount Pictures Corporation

ここでは『沈黙 -サイレンス-』(2016)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介していきます。

セバスチャン・ロドリゴ神父(アンドリュー・ガーフィールド)

セバスチャン・ロドリゴ神父:ⒸParamount Pictures Corporation

ポルトガル、イエズス会の宣教師。

フランシス・ガルペ神父と共に日本(長崎)へやって来る。

トモギ村や五島列島で隠れキリシタンのために布教活動する。

演じたのは、アンドリュー・ガーフィールド。

『ハクソー・リッジ』(2016)では、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

フランシス・ガルペ神父(アダム・ドライヴァー)

フランシス・ガルペ神父:ⒸParamount Pictures Corporation

ポルトガル、イエズス会の宣教師。

セバスチャン・ロドリゴ神父と共に日本(長崎)へやって来る。

トモギ村や五島列島で隠れキリシタンのために布教活動する。

演じたのは、アダム・ドライヴァー。

ヴェネツィア国際映画祭男優賞受賞歴を持ち、『ブラック・クランズマン』(2018)ではアカデミー助演男優賞にノミネートされました。

クリストヴァン・フェレイラ神父(リーアム・ニーソン)

クリストヴァン・フェレイラ神父:ⒸParamount Pictures Corporation

ポルトガル、イエズス会の宣教師。

セバスチャン・ロドリゴ神父とフランシス・ガルペ神父が尊敬する師である。

布教に行った日本で棄教したとの噂が流れる。

演じたのは、リーアム・ニーソン。

ヴェネツィア国際映画祭男優賞受賞の経歴を持つ、北アイルランド出身の俳優です。

キチジロー(窪塚洋介)

キチジロー:ⒸParamount Pictures Corporation

五島列島出身のキリシタン。

セバスチャン・ロドリゴ神父とフランシス・ガルペ神父を密入国させる手引きをした。

かつて踏み絵をして棄教したが、自分以外の家族は踏み絵を行えず、処刑されてしまう。

演じたのは、窪塚洋介。

歌手としても活動し、数々の映画やドラマに出演している俳優です。

通辞(浅野忠信)

通辞:ⒸParamount Pictures Corporation

主にセバスチャン・ロドリゴ神父の通訳を担当する通訳者。

南蛮貿易、オランダ貿易、中国貿易などを担当した。

演じたのは、浅野忠信。

数々の映画賞を受賞し、国際的に活躍している俳優です。

井上筑後守(イッセー尾形)

井上筑後守:ⒸParamount Pictures Corporation

江戸幕府の大目付。

幕府のキリシタン禁教政策の中心人物でキリシタンを弾圧していく。

捕らえたセバスチャン・ロドリゴ神父に棄教を勧めた。

演じたのは、イッセー尾形。

映画、ドラマ、舞台、作家、ラジオ、CMと幅広く活躍している俳優です。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の感想と考察

ガルぺとロドリゴ:ⒸParamount Pictures Corporation

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の感想

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は、キリシタン弾圧を描いた非常に重い作品であります。

キリシタン弾圧は歴史の授業で学んだことがあるはずなので、日本人なら知っているかと思います。

しかし、その実態がどれほど残酷であったのかは、あまりよく知られていないのではないでしょうか。

本作は、ポルトガルから来た宣教師の目線でキリシタン弾圧の実態をリアルに描いた作品。

キリシタンに対する惨い拷問、処刑、迫害されるシーンが多く、「どうしてここまでするのか」と胸を痛めながら観ていました。

熱湯をかけて磔、磔て火あぶり、突然の斬首……。

私は、宗教に対して全く信仰がないし、キリスト教でもないので、なぜキリシタンは命を捨ててまで棄教をしなかったのか、彼らの気持ちを100%理解することはできません。

踏み絵に関してもどれだけの苦しみなのかは、分かりません。

しかし、何かを信じようとする姿はとても尊いと感じましたし、それを断絶される姿は憤りすら感じます。

今日の日本は、何を信仰しても良い自由な国です。

弾圧され、無残に殺されたキリシタンが今の日本を見たら、何を思うでしょうか。

歴史に興味がなくても、日本人なら一度は観ておくべき作品です。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の考察

巨匠マーティン・スコセッシが手掛けた『沈黙 -サイレンス-』(2016)でしたが、日本、米国も含めて興行収入は惨敗に終わりました。

なぜ、興行収入はふるわなかったのでしょうか。

理由はいくつか考えられるのですが、まず日本が舞台になっている点が原因ではないでしょうか。

世界から見ると日本のマイナーな歴史ですし、時代背景が分かっていないと作品の中に入っていけないのではないかと思います。

我々日本人ならキリシタン弾圧に関しては、歴史の授業で学んでいるので、その背景は少なからず知識はありますが、世界からしてみるとそんなことはないでしょう。

原作を読んでいれば、違うかもしれませんが。

日本でも興行収入がふるわなかったのは、エンターテインメント感は全くなし、惨いシーンが多くあるからだと考えられます。

音楽に関しては、人工的な効果音・音楽・BGMを使わず、波・風・虫の音だけ。

しかし、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙』に対する愛と本気度はひしひしと感じます(マーティン・スコセッシ監督は遠藤周作の小説をほぼ読破してるほどのファン)。

本作は芸術的な作品の位置づけとして観たほうが良いでしょう。

作品としての評価は高く、アメリカタイム誌の企画「Top 10 Everything of 2016」で、「2016年に公開された映画のトップ10」の第5位に選ばれています。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は波がなくてつまらない? 退屈しない見どころを解説

ロドリゴとキチジロー:ⒸParamount Pictures Corporation

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は「波がなくてつまらない」というレビューがあります。

確かに本作は、上映時間159分と長く、起伏が少ない作品。

さらに拷問・処刑と内容が重いため、退屈してしまう人もいるかもしれません。

しかし、退屈しない見どころはあります。

本作で注目すべきポイントは、ロドリゴ神父の心境の変化。

ロドリゴ神父の心理描写は秀逸です。

日本に来て隠れキリシタンと出会い、弾圧を目の当たりにし、自身も捕らえられて苦痛を強いられる中でロドリゴ神父は一体何を思うのか。

キリスト教、神、そして己に対しての心境の変化に注目です。

また、宗教とは何か、神とは何か、について考えながら観てみるのも良いでしょう。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の原題・タイトルの意味とは?なぜ沈黙なのかを解説!

キリシタン:ⒸParamount Pictures Corporation

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の原題・タイトルは、なぜ『沈黙』なのでしょうか。

『沈黙』の意味は、「信仰する者が苦しみ死ぬ間際でも、なぜ神は沈黙したままなのか」というテーマから来ていると考えられます。

この言葉は、「なぜ神は何もせず、見捨てるのか」と言い換えることができるのではないでしょうか。

つまり、沈黙=見捨てる。

弱き者、苦しむ者を救い、手を差し伸べるはずの神。

そんな神が弾圧され、苦しむ弱きキリシタンを救わないのは、なぜなのか、と問うているのではないかと思います。

本当に神はいるのか、と。

また、『沈黙』には別の意味もあるのではないかと思います。

それは、迫害を受けるキリシタンの沈黙。

彼らは「キリシタンである」と自分の信仰を発することができず、沈黙したままでした。

『沈黙』とは、自由のない弱き者の声なき声を象徴した意味も含まれているのではないでしょうか。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は実話なのか?原作や元ネタと事実との違いを解説

ロドリゴと通辞:ⒸParamount Pictures Corporation

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の原作と元ネタとは?

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の原作と元ネタは、谷崎潤一郎賞を受賞した遠藤周作の『沈黙』。

『沈黙』はキリシタン弾圧を描いた歴史小説で、1981年に新潮社より出版されました。

戦後日本文学の金字塔と評価され、世界20カ国以上で翻訳されています。

今も読み継がれている遠藤周作の代表作であり、名作。

【比較】『沈黙 -サイレンス-』(2016)の映画版と現実の違いとは?

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の映画版は現実(原作)を忠実に再現していたと言えるでしょう。

江戸初期のキリシタン弾圧は、もちろん実話です。

クリストヴァン・フェレイラ神父は実在の人物で、棄教した後、沢野忠庵と名乗って日本で暮らしたのも史実通り。

ただ、セバスチャン・ロドリゴ神父は架空の人物で、ジュゼッペ・キアラ神父という人物がモデル。

また、トモギ村は架空の村であり、長崎の黒崎村という村がモデルのひとつと言われています。

【意味不明?】『沈黙 -サイレンス-』(2016)が難しいと言われる理由・疑問を解説

井上筑後守:ⒸParamount Pictures Corporation

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説①:本作に登場する殉教という言葉の意味とは?

殉教とは、自らの信仰のために死ぬこと。

迫害を受けて死んでしまった場合や、棄教を強制され、それに応じず処刑された場合を指します。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説②:なぜセバスチャン・ロドリゴ神父とフランシス・ガルペ神父は日本へと向かった?

セバスチャン・ロドリゴ神父とフランシス・ガルペ神父は、尊敬する師であるクリストヴァン・フェレイラ神父が日本で棄教したという噂を聞きます。

その噂が信じられない二人の神父は、危険を冒して来日を決意。

クリストヴァン・フェレイラ神父に会って真相を確かめるため、日本へと来たのです。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説③:なぜクリストヴァン・フェレイラ神父が棄教した?

クリストヴァン・フェレイラ神父が棄教した理由は、苦しむキリシタンを見ていられなかったからでしょう。

目の前でひどい拷問を受けるキリシタンたち。

「自分が棄教することで彼らを救える」とフェレイラ神父は思ったのではないでしょうか。

フェレイラ神父は自らの信仰よりも、キリシタンの命を優先したということです。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説④:なぜ舞台は日本の長崎でも撮影地は台湾なのか?

撮影地が台湾となった理由は、予算が抑えられるから。

17世紀の日本という舞台を再現するのが非常に高くつくのだそう。

映画スタッフは、ニュージーランド、カナダなどさまざまな場所を見て回り、台湾で完璧なロケ地を見つけました。

台湾は、長崎の風景や地形が似ており、天候も似ていことが決め手になったそうです。

「山や海のそばの景色は我々が求めていたものだ」とマーティン・スコセッシ監督は話しています。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説⑤:キチジローが神父の手助けをするのはなぜ?

妻と子への罪滅ぼし

キチジローはかつて家族と共に弾圧を受けました。

その際、キチジローは踏み絵をして棄教を示したのですが、家族は踏み絵を拒み、妻と子供は処刑されてしまうのです。

罪の意識を負ってしまったキチジローは、妻と子への罪滅ぼしのために神父の手助けをしたのです。

キチジローはキリシタンだったから

キチジローは踏み絵をして棄教を示しましたが、信仰を捨てていませんでした。

キチジローはまだキリシタンだったのです。

彼自身、踏み絵をした罪を償い、再びキリシタンであると堂々と名乗りたかったのではないでしょうか。

そんな時に神父がやって来た。

手助けしたロドリゴ神父が懺悔を聞いて、キチジローは信仰をとりもどします。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説⑥:キリシタンを弾圧する理由とは?

江戸幕府は最初からキリスト教を禁止、弾圧していたわけではありませんでした。

しかし、徐々にキリスト教禁止の動きを見せるように。

その理由の一つは、他国を脅威に感じたから。

ポルトガルやスペインと交易があったのですが、オランダやイギリスとも交易するようになると、「キリスト教布教を口実にしてポルトガルやスペインは日本を侵略しようとしている」(植民地化しようとしている)といった内容を江戸幕府に警告していたのだそう。

それを脅威に感じた江戸幕府は、ポルトガルやスペインと交易をやめ、キリスト教を禁止していきます。

もう一つは、国内勢力を警戒したから。

江戸時代が始まった頃、国内にキリスト教を信仰する人たちは多かったのだそう(75万人くらいという話)。

敵対する豊臣勢力と大勢のキリシタンが幕府に反乱を起こすことを警戒したのです。

豊臣勢がポルトガル・スペインから支援を受け、軍事力を拡大させるのを防ぐためでもあったと言います。

また、キリスト教は邪教だという考えがあったとも言われています。

余談ですが、織田信長は「キリストになろうとしていた」「イエズス会に抹殺された」「キリシタン大名の反感を買って殺された」なんていう都市伝説も。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の解説⑦:日本人の信仰とキリスト教の信仰の特徴を解説

日本人の宗教・信仰を解説

一般的に日本人は八百万の神を信仰をしています。

八百万の神とは、たくさんの神々という意味。

山、川、火、水といったものにまで神が宿るという、いわゆる多神教です。

キリスト教という宗教・信仰を解説

キリスト教は一神教。

自らの神以外に神を認めず、神に並ぶものも神の上に立つものも認めません。

そして、キリスト教の特にカトリックは厳格な階級社会。

教皇をトップにすえ、ピラミッドのような階級社会となっています。

日本人に根付く仏教の考えとキリスト教の違いまとめ

日本人の宗教とキリスト教の違いは、唯一神であるかどうかの違いだと言えます。

唯一神への信仰を持つキリスト教では、キリスト像への冒涜(唾を吐く、踏み絵)ができない一方で、日本人はそのような行為が平気な人が多いのではないでしょうか。

劇中でフェレイラ神父は、

日本人にはキリスト教の神が理解できない

と言っています。

八百万の神々も仏もいた日本では、唯一神という考え(信仰)が理解できなかったのでしょう。

結婚式は教会で挙げ、葬式は仏式、クリスマスパーティーをやる現代の日本人の宗教観から見てもそれが分かります。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の最後は? ラストシーンや結末を解説

ロドリゴ神父:ⒸParamount Pictures Corporation

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の結末・ラストシーン

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の結末・ラストシーンで、ロドリゴ神父は亡くなります。

監視役が棺のそばで見張ります。

ロドリゴ神父は棺の中に入れられ、妻がその中に「守り刀」を入れる時、「何か」を遺体の手に隠しました。

棺は仏式で火葬。

燃やされる遺体の手の中には、モキチから譲り受けたロザリオが握りしめられていました。

最後のセリフ「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか?」の意味・解釈と考察

「なぜ神は我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか?」とは、「なぜ救いがないのか?」という意味ではないでしょうか。

「試練を与えるなら、その試練を越えた喜びや救いがあってもいいはずなのなのに、それがないのはなぜだ?」と神に問うているように感じます。

試練を与えるだけで、苦しむ者を救わない神を嘆いているのかもしれません。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)のその後、現在は?

禁止され、弾圧されたキリスト教でしたが、幕末、開国が始まると禁教令の緩和が取られ始めます。

幕府は開港場居留地において、外国人の信仰の自由を認め、宣教師の来日を許可。

横浜天主堂や大浦天主堂が建立されます。

アメリカ、イギリス、カナダ、オランダからはプロテスタントの宣教師が来日しています。

しかし、信仰の自由が明確に宣言されたのは、戦後になってからでした。

【レビュー】『沈黙 -サイレンス-』(2016)の評価・評判

ガルぺとロドリゴ:ⒸParamount Pictures Corporation

【つまらない?】低評価のレビュー

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の低評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の低評価レビュー
Filmarks:★★☆☆☆ 2.5
「感情移入は到底できない。こうゆうことが実際にあったんだなと」
映画.com:★★☆☆☆ 2.5
「まずは160分と時間が長い!当然話の内容も全体的に暗い」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★☆☆ 3.0
「テーマが重厚で映像に魅入る暇なんかなかった。終わり方も重い」

という低評価レビューがありました。

「重い」「暗い」「辛い」という低評価のレビューが多いです。

キリシタンに対する惨い拷問、処刑、迫害されるシーンが多いため、「重い」「暗い」と感じてしまう人も多いでしょう。

痛々しいシーンが苦手な人は低評価になってしまうかもしれません。

【面白い?】高評価のレビュー

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の高評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★☆ 4.5
「ほとんが自然音のみのBGM、コントラストの高い絵作り、真俯瞰からの映像など、印象に残る演出が多かった。」
映画.com:★★★★☆ 4.0
「どのようにも解釈できる奥の深い映画でした。久々に生きる意味を考える機会が持てました」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★★ 5.0
「人間性に迫るドラマをブレずに描いている。俳優も素晴らしい」

という高評価レビューがありました。

奥の深い作品性や表現力、演出に高評価レビューがありました。

表現力や演出力はさすが巨匠マーティン・スコセッシ監督といったところでしょうか。

また、俳優陣の演技力を評価する声も。

日本の映画レビューサイト映画.comの点数は5点満点中3.8という高評価になりました。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の海外の評価は?

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は海外で高評価を得ました。

タイム誌の企画「Top 10 Everything of 2016」で、「2016年に公開された映画のトップ10」の第5位に選出。

アカデミー賞では、撮影賞にノミネートされました。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)は赤字で失敗作?興行収入を解説

作品としては、高評価を受けた『沈黙 -サイレンス-』(2016)。

しかし、興行収入は赤字となってしまいました。

本作にかけた費用は約56億円でしたが、興行収入は世界で25億円ほど。

約30億円の赤字です。

興行収入の面から見ると失敗作と言えるかもしれません。

名作が必ず稼げるわけではないですが、とても良い作品だけに興行収入が伸びなかったのは残念です。

『沈黙 -サイレンス-』(2016)の総合評価:キリシタン弾圧を背景に描く重厚な人間ドラマ

キチジロー:ⒸParamount Pictures Corporation

宗教をテーマに重厚な人間ドラマを描いた『沈黙 -サイレンス-』(2016)。

エンタメ感はありませんし、惨い拷問、処刑、迫害されるシーンが多く、重苦しい作品です。

しかし、心理描写は巧みで宗教や信仰、神について考えさせられる作品。

日本人なら一度は観ておくべき傑作です!

 
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