
『マイノリティ・リポート』(2002)は、予知された犯罪を未然に防ぐシステムが構築された未来を描くSF映画です。
監督は巨匠スティーブン・スピルバーグ、主演トム・クルーズ。
2054年を舞台にした未来のヴィジュアルはもちろん、サスペンス性も見どころ。
殺人犯になると予言された真相が気になる『マイノリティ・リポート』(2002)について、目玉の謎や原作、サイコパスと似ている言われる理由の解説をしていきます!
項目 | 評価 | 点数 |
知名度 | ★★★★☆ | 80点 |
配役/キャスト | ★★★★☆ | 75点 |
ストーリー | ★★★★☆ | 85点 |
物語の抑揚 | ★★★★☆ | 80点 |
SF性 | ★★★★☆ | 85点 |
サスペンス性 | ★★★★☆ | 85点 |
[toc]
目次
- 1 『マイノリティ・リポート』(2002)の作品情報
- 2 『マイノリティ・リポート』(2002)の概要
- 3 『マイノリティ・リポート』(2002)の感想と考察
- 4 『マイノリティ・リポート』(2002)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介
- 5 『マイノリティ・リポート』(2002)の原題・タイトルの意味とは?
- 6 『マイノリティ・リポート』(2002)の原作や元ネタとは? 映画版との比較
- 7 【なぜ?】『マイノリティ・リポート』(2002)の疑問を解説
- 8 【パクリ疑惑?】『マイノリティ・リポート』(2002)が未来に与えた影響をサイコパスなどの類似作品から解説!
- 9 映画『マイノリティ・リポート』(2002)の続きも描かれる?ドラマ版『マイノリティ・リポート』
- 10 『マイノリティ・リポート』(2002)の最後は? ラストシーンや結末を解説
- 11 【レビュー】『マイノリティ・リポート』(2002)の評価・評判
- 12 『マイノリティ・リポート』(2002)の総合評価:スピルバーグ監督の予言映画!
『マイノリティ・リポート』(2002)の作品情報
製作年 | 2002年 |
原題 | Minority Report |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 145分 |
ジャンル | SF |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | ジョン・コーエン/スコット・フランク |
原作 | マイノリティ・リポート(旧題:『少数報告』) |
主要キャスト | トム・クルーズ(ジョン・アンダートン)/ 日本語吹替:堀内賢雄/須賀貴匡
コリン・ファレル(ダニー・ウィットワー)/ 日本語吹替:楠大典 サマンサ・モートン(アガサ)/日本語吹替: 根谷美智子/水樹奈々 マックス・フォン・シドー (ラマー・バージェス局長)/日本語吹替:大木民夫 |
『マイノリティ・リポート』(2002)の概要

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
2054年のアメリカ、ワシントンD.C.。
プリコグという3人の予知能力者たちにより、犯罪予知システムが構築されていた。
犯罪予防局の捜査官として勤務するジョン・アンダートンは、いつものように予告された犯罪のイメージを見ようとする。
しかし、予知されたイメージ映像にはジョンが殺人を犯すと予告されていた。
「これは何かの間違いだ」と疑うジョン。
犯罪予防局から脱出し、ウィットワー達の追跡をかわしながら事件の真相を突き止めていく。
『マイノリティ・リポート』(2002)の感想と考察

ジョンとアガサ:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
『マイノリティ・リポート』(2002)の感想
『マイノリティ・リポート』(2002)は、ジョンが殺人を犯すという予告された真相が気になる映画です。
犯罪予防局の捜査官として勤務するジョンであるのですが、取り締まる側である自分の犯罪が予告されてしまうのです。
この予告されたジョンの殺人の真相とは一体何なのか。
ジョンが追い求める真相に引きつけられ、クライマックスのたたみかけは見ごたえ十分。
145分と長めではあるのですが、最後まで飽きることなく観ることができます。
また、本作ではサスペンス性のあるストーリーの他にも見どころがたくさん。
トム・クルーズのダイナミックなアクション、未来を感じさせるヴィジュアルなど。
特に2054年の近未来の世界は、興味深い様々なシステムや道具、乗り物が登場するので、面白いです。
もしかしたら近い将来、本作のような世界が訪れるかもしれません。
2002年に公開されたとは思えないほど、未来を予言しているかのような想像力、そしてヴィジュアルは素晴らしいです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の考察
『マイノリティ・リポート』(2002)が革新的なSF映画である理由を考察
『マイノリティ・リポート』(2002)が革新的なSF映画である理由は、未来を見通しているからでしょう。
その想像力は決して的外れなものではなく、とても現実的。
まさに未来を予言していると言えます。
本作が公開されたのは2002年ですが、的確に起こりうる未来を想像していたのではないでしょうか。
例えば、本作のキーとなる「犯罪予知」。
本作では、プリコグと呼ばれる3人の予知能力者が犯罪を予知するという設定ではありますが、現在ではSNSなどの書き込みや日頃の言動から分析してAIに犯罪を予知させるという動きがあります。
他にも網膜照合(スキャナー)、徹底された管理社会も未来を見通していたと言えます。
そういったシステムだけでなく、近未来を思わせるヴィジュアルも革新的。
特に車のフォルムや車の走行シーンはとても革新的に感じましたし、ヴァーチャル体験する設備も興味深いです。
近いうちにVRが身近なものになってくるでしょう。
『マイノリティ・リポート』(2002)の伝えたいことや主題・メッセージの考察
『マイノリティ・リポート』(2002)の伝えたいことや主題・メッセージとは何でしょうか。
劇中で議論もありましたが、「犯罪を犯していないのに逮捕してしまうのは人権侵害ではないか」という主題があると考えられます。
果たして犯罪を犯していないのに逮捕してしまうのは人権侵害と言えるのでしょうか。
私は人権侵害だと思います。
確かに犯罪を未然に防ぐのは画期的なシステムであり、人々の安全な生活につながります。
しかし、まだ犯罪を犯していないのに逮捕して良いとは言えないのではないでしょうか。
「犯罪を犯すだろう」という予知であって、実際に「犯罪を犯した」わけではありません。
冤罪も大いに有り得ます。
ただ、犯罪を未然に防ぐのは画期的なシステムであることは間違いないので、有効に使うべきでしょう。
「犯罪を犯すだろう」という人を危険度でレベル別にしてマークする程度が良いのではないかと思います。
『マイノリティ・リポート』(2002)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介

ジョンとアガサ:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
ここでは、『マイノリティ・リポート』(2002)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介していきます。
ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
犯罪予防局に勤務する捜査官。
過去に息子をプールで誘拐されてしまった経験がトラウマとなり、犯罪予防に執着するようになる。
犯罪予防局の捜査官だが、自分が殺害を犯すと予知されてしまう。
演じたのはハリウッドスターのトム・クルーズ。
数々の有名作品に出演しています。
ダニー・ウィットワー(コリン・ファレル)

ダニー・ウィットワー:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
司法省で勤務する捜査官。
犯罪予防局にシステムの完全性の調査をしに来る。
殺害を予知され逃亡したジョンを追い詰めていく。
演じたのは、ハリウッドを中心に活躍するアイルランド人俳優コリン・ファレル。
ゴールデングローブ賞主演男優賞の受賞歴を持ちます。
アガサ(サマンサ・モートン)

アガサ:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
未来を予知する特殊な能力を持つ女性。
犯罪予防局の予知システムを構築するプリコグのうちの一人でもある。
ジョンに連れ去られ、一緒に逃亡する。
演じたのは、イギリスの女優サマンサ・モートン。
ゴールデングローブ賞助演女優賞の受賞歴を持ちます。
ラマー・バージェス局長(マックス・フォン・シドー)

ラマー・バージェス:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
犯罪予防局の局長。
システムが全国で導入することを目指しているが、犯罪予知システムに関しての秘密を持つ。
演じたのは、スウェーデン、フランスの俳優マックス・フォン・シドー。
これまでに100以上の映画やテレビシリーズに出演しており、ヨーロッパ映画賞主演男優賞を受賞しています。
『マイノリティ・リポート』(2002)の原題・タイトルの意味とは?

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
『マイノリティ・リポート』(2002)の原題は『Minority Report』。
『Minority Report』には、「少数報告」という意味があります。
では、この「少数報告」にはどのような意味があるのでしょうか。
少数報告は、犯罪予知システムの欠陥であり、プリコグの予知が食い違うこと。
犯罪予知システムは完全ではないのですが、システムの完全性を疑われないために少数報告は秘密にされ、破棄されていたのです。
本作ではこの「少数報告」に隠された秘密を暴いていきます。
『マイノリティ・リポート』(2002)の原作や元ネタとは? 映画版との比較

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
『マイノリティ・リポート』(2002)の原作と元ネタ
『マイノリティ・リポート』(2002)の原作と元ネタは、アメリカのSF作家フィリップ・K・ディックによる1956年の小説『マイノリティ・リポート』です。
日本語翻訳は1999年にハヤカワ文庫SFより刊行されており、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画『トータル・リコール』(1990)の原作『追憶売ります』など全7篇が収録されています。
【比較】『マイノリティ・リポート』(2002)の原作と映画版の違いは?
『マイノリティ・リポート』(2002)の原作と映画版の大きな違いは、主人公であるジョン・アンダートンの設定。
原作では、ジョン・アンダートンは老局長として設定されていますが、映画では若い捜査官の設定。
その代わりに映画版では、ラマー・バージェス局長が登場します。
つまり、原作では自分で作り上げた犯罪予知システムに追い詰められてしまうという展開になっています。
他にもウィットワーは原作では、次期局長と目される設定ですが、映画版では司法省で勤務する捜査官という設定。
原作と映画版では、ラストも大きく異なっています。
映画では原作とは違い、娯楽性の高い作品になっていると言えるでしょう。
【なぜ?】『マイノリティ・リポート』(2002)の疑問を解説

エディ・ソロモンとジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説①:プリコグとは一体なに?
プリコグ(予言者)と呼ばれる3人の予知能力者
プリコグとは、予知能力を持つ3人の予言者のことで、女性のアガサ、双子の男性アーサーとダシールを指します(3人の中で一番脳力が強いのはアガサ)。
彼らは麻薬「ニューロイン」の中毒患者から生まれた遺伝子疾患を持つ子供達。
ほとんどが12歳までに亡くなってしまいましたが、生き延びたものは予知能力が備わりました。
彼らは電極につながれ、プール(培養液)の中で、まるで植物人間のように生き、頭につながった電極を通して予知のイメージを見せます。
犯罪予防・殺人予知システムとは?
犯罪予防・殺人予知システムとは、プリコグの予知能力を使って犯罪を未然に防ぐシステム。
犯罪の予知がされると脳波を伝って映像と共に球が出現。
赤球(レッド・ボール)だと衝動殺人を、茶球は計画殺人を指し、被害者の名前と加害者の名前が刻まれた2球が出てきます。
犯罪予防局の捜査官は、イメージ映像と被害者の名前と加害者の名前をもとに居場所を突き止めて現場に急行し、犯罪を防ぐのです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説②:設定の確認!舞台はどこで時代はいつなのか?
『マイノリティ・リポート』(2002)の舞台
『マイノリティ・リポート』(2002)の舞台は、2054年のアメリカ、ワシントンD.C.です。
『マイノリティ・リポート』(2002)の時代設定
2054年のワシントンD.C.では、犯罪予防局の予知システムの導入以後、殺人発生率は0%に。
劇中では、空中に浮かぶディスプレイをタッチ操作するインターフェイスや、網膜スキャナーを使ったターゲティング広告、音声認識でコントロールできる家具が登場。
さらに、独特なフォルムをした未来の車である「レクサス2054」も登場します。
実は、スティーブン・スピルバーグ監督があらゆる分野の学者や専門家による見解を集約し、検討を重ねて練り上げられた映画でもあるのです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説③:ジョン・アンダートンが追われるのはぜ?
ジョン・アンダートンが追われるのは、犯罪予知システムで殺人を犯すと予知されたから。
プリコグのイメージでは、ジョンがリオ・クロウというジョンには見覚えのない男を銃殺する姿が映っていました。
「何かの間違いだ」と思ったジョンは逮捕される前に逃亡したのです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説④:アガサが見せた過去の映像の意味「エコー」の謎とは?
プリコグの一人であるアガサが「あれが見える?」と、ジョンに過去の映像を見せます。
それは、ローランド湖でアン・ライブリーという女性を男が殺そうとした(溺死させた)時の映像なのですが、男の正体は不明のまま。
アガサ一人で見るだけでは予知にならず、アーサーとダシールを含めた3人が共通して見たものが予知として決定されます。
稀にイメージの誤差が発生してしまうため、アガサ単体で見る映像は「エコー」と呼ばれ、記録から抹消されていました。
つまり、アガサが見せた過去の映像は犯罪予知として捜査されなかったということ。
ジョンはアガサの見た映像が気になり、調べ始めます。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説⑤:殺人予防システムはどうやって生まれたのか?
殺人予防システムを考案したのは、アイリス・ハイネマン博士という高齢の女性。
彼女は、ニューロインと呼ばれる麻薬の中毒患者から生まれた遺伝子疾患を持つ子供達の研究をしていました。
麻薬患者の子供の多くは、脳に障害を持ち、ほとんどが12歳までに死亡してしまいましたが、生き延びた子供には特殊な能力が備わっていたのです。
この特殊な能力こそ「予知能力」。
夜中に殺人の夢を見て泣きながら起きる子供を見て、その殺人が実際に起きていることだと知ったアイリス・ハイネマン博士は、3人のプリコグで犯罪を予知するシステムを作りました。
こうして殺人予防システムが生まれたのです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説⑥:目玉が鍵を握る理由とは?
目玉がキーアイテムとなる理由は、2054年には網膜走査(スキャナー)で管理されているから。
個人の情報や行動は、網膜走査(スキャナー)により外に出ても全て把握されていたのです。
そこで逃亡を図るジョンは、闇医者エディ・ソロモンに会って他人の目玉と交換する手術を受け、自分の目玉を持ち帰りました。
目玉(網膜)は個人を識別するアイテムでもあるので、ジョンは持っていた自分の目玉を使い犯罪予防局に侵入してアガサを連れ去るのです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説⑦:犯罪予防局長ラマー・バージェスはなぜ、アンを殺した?
犯罪予防局長ラマー・バージェスがアン・ライブリーを殺した理由は、殺人予防システムが機能しなくなるから。
アン・ライブリーの子供はプリコグの一人であるアガサ。
薬物中毒から立ち直ったアンは娘であるアガサを取り返しに来たのですが、アガサを返してしまえば、殺人予防システムは機能しなくなります。
プリコグ及び殺人予防システムの完成を望んでいたラマー・バージェス局長は、邪魔者であるアンを殺したのです。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説⑧:バージェスが抱えたジレンマとは?
バージェスが抱えたジレンマとは、「予知通りに殺人を犯すと逮捕されるが、殺人を犯さなければシステムの欠陥が露呈するため廃止される」というもの。
つまり、殺人予防システムは完璧ではなかったのです。
結局、バージェスは拳銃自殺し「予知された殺人の全てが実行されるとは限らない」という殺人予防システムの欠陥が明らかになりました。
その後、殺人予防システムは廃止されてしまいます。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説⑨:ジョンの息子ショーンは最後にどうなった?
ジョンの息子ショーンがどうなったかについては、本当の誘拐犯もショーンの安否も明確にされていません。
ただ、おそらくショーンは生きていないと考えられます。
ジョンの行動原理は「犯罪への憎悪・その撲滅」のみ。
アガサが能力を使ってショーンの未来を語りましたが、それはジョンとララの願望だと言えるでしょう。
『マイノリティ・リポート』(2002)の解説⑩:矛盾だらけ?マイノリティ・リポートが廃止された理由とは?
マイノリティ・リポートが廃止された理由は、システムが非完全であることを疑われないようにするため。
稀にイメージの誤差が発生してしまうため、単体で見る映像は「エコー」と呼ばれ、記録から抹消されていました。
プリコグ3人の見たイメージが完全に一致する場合のみ廃止されず、保存されるのです。
【パクリ疑惑?】『マイノリティ・リポート』(2002)が未来に与えた影響をサイコパスなどの類似作品から解説!

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
似ている・類似していると言われる作品①:『PSYCHO-PASS サイコパス』
『PSYCHO-PASS サイコパス』は、日本のオリジナルテレビアニメ作品。
劇場版も公開されています。
『マイノリティ・リポート』(2002)と似ている・類似していると言われる点は、「人々の精神が数値化され、管理される」という監視による管理社会を舞台にしている点。
2112年の日本では心理状態や性格傾向の計測をし、数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が確立。
犯罪は「犯罪係数」として計測され、罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれます。
『マイノリティ・リポート』(2002)でいう、犯罪予知システムです。
似ている・類似していると言われる作品②:『絶対零度』
『絶対零度』は、日本の刑事ドラマシリーズ。
2010年~2020年まで断続的に放送されました。
中でも似ている・類似していると言われるのは、2018年に放送されたSeason3と2020年に放送されたSeason4の『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』。
『〜未然犯罪潜入捜査〜』は、AI「ミハンシステム」がビッグデータを用いて統計学的に導いた犯人の情報を元に、未然に犯罪を防ぐ「未然犯罪捜査班」が舞台となっています。
映画『マイノリティ・リポート』(2002)の続きも描かれる?ドラマ版『マイノリティ・リポート』

プリコグ:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
ドラマ版『マイノリティ・リポート』は、映画『マイノリティ・リポート』(2002)の続編です。
2015年9月からFOXで放送されました。
舞台は2065年のワシントンD.C.。
映画では犯罪予防局の捜査官であるジョンが主人公でしたが、ドラマ版ではプリコグのダッシュが主人公。
映画版では明かされなかった謎が、ドラマ版で明かされています。
ちなみに映画版で監督を務めたスティーヴン・スピルバーグは、製作総指揮としてドラマ版に参加しています。
ドラマ版『マイノリティ・リポート』はU-NEXTで視聴可能。
『マイノリティ・リポート』(2002)の最後は? ラストシーンや結末を解説

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
『マイノリティ・リポート』(2002)の結末・ラストシーン
『マイノリティ・リポート』(2002)の結末でバージェス局長は、マスコミに記者会見をします。
刑務所から出たジョンはバージェス局長の犯行映像を、記者会見場に流しました。
ジョンを殺そうとしたバージェス局でしたが、ジレンマに陥り拳銃自殺。
その後、犯罪予防局は解散し、犯罪予知システムは廃止に。
ジョンとララは復縁し、ララは妊娠。
3人のプリコグは秘密の某所に移され、安らかな日々を送るというラストになりました。
『マイノリティ・リポート』(2002)のラストの解釈と考察
『マイノリティ・リポート』(2002)のラストはハッピーエンドだと言えるでしょう。
ジョンとララが復縁し、ララが妊娠したのは良かったと思います。
過去の後悔と責任に執着することをやめ、未来に目を向けたのではないでしょうか。
かと言ってショーンのことを忘れたわけではないでしょう。
これからもショーンは彼らの息子であり、大切な存在であることに違いはありません。
『マイノリティ・リポート』(2002)のその後は?
『マイノリティ・リポート』(2002)のその後は、続編のドラマ版『マイノリティ・リポート』で描かれます。
ジョン・アンダートンは登場しませんが、プリコグの世話係であるウォリーが再登場。
『マイノリティ・リポート』(2002)のその後が気になる方は、ぜひ観てみましょう。
【レビュー】『マイノリティ・リポート』(2002)の評価・評判

ジョンとララ:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
【つまらない?】低評価のレビュー
『マイノリティ・リポート』(2002)の低評価はどのようになっているのでしょうか。
映画のレビューサイトをまとめてみると、
という低評価レビューがありました。
ストーリーに関することや、疑問が残ってしまう消化不良な点が低評価につながっているようです。
確かに本作は145分と長く、間延びした感じも否めません。
ストーリーをぎゅっと凝縮させ、テンポよくしたほうが見やすくなるのではないかと思います。
【面白い?】高評価のレビュー
『マイノリティ・リポート』(2002)の高評価はどのようになっているのでしょうか。
映画のレビューサイトをまとめてみると、
という高評価レビューがありました。
スピルバーグ監督の演出や近未来のヴィジュアルが高く評価されています。
また、犯罪を未然に防ぐという設定が面白いというレビューも。
日本の映画レビューサイトFilmarksの点数は5点満点中3.6という評価になりました。
『マイノリティ・リポート』(2002)の総合評価:スピルバーグ監督の予言映画!

ジョン・アンダートン:Ⓒ20th Century Studios, Inc.
近未来のヴィジュアルと卓越した演出で魅了した『マイノリティ・リポート』(2002)。
犯罪予知システムや徹底した管理社会など、これからの社会テーマに切り込んだ点もよかったです。
2002年に公開されたものが次々に現実化していく様は、まさに予言映画と言ってもいいでしょう。
スピルバーグ監督の想像力に脱帽です。
ぜひ、本作ではそれらの点に注目しながら観てみてください!
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