
スーパーマン、バットマン、フラッシュたちが共演する『ジャスティス・リーグ』(2017)!
あの強すぎるスーパーマンが満を持して復活?!
本作は『アベンジャーズ』(2012)の監督ジョス・ウェドンが(ほぼ)監督をつとめたバージョンが劇場公開されましたが評判は賛否両論。
ザック・スナイダーが監督するバージョン「スナイダー・カット」が追加で公開予定という事態に。
メインヴィラン ステッペンウルフとは?
そしてDCEUにたびたび登場するダークサイドやアポコリプスとは?
ここからは『ジャスティス・リーグ』(2017)の考察、キャラクターやキャストの紹介、原作コミックの情報、続編ジャスティスリーグ2はいつ製作される?製作は中止?などを解説します!
【『ジャスティス・リーグ』(2017)の評価】
項目 | 評価 | 点数 |
知名度 | ★★★★★ | 90点 |
配役/キャスト | ★★★★☆ | 80点 |
ストーリー | ★★★★☆ | 70点 |
物語の抑揚 | ★★★★☆ | 80点 |
アクションシーン | ★★★★★ | 90点 |
コメディ度 | ★★★★☆ | 80点 |
目次
- 1 『ジャスティス・リーグ』(2017)の作品情報
- 2 『ジャスティス・リーグ』(2017)の概要
- 3 『ジャスティス・リーグ』(2017)の感想と考察
- 4 『ジャスティス・リーグ』(2017)の登場人物(キャラクター)一覧と特徴の解説
- 5 『ジャスティス・リーグ』(2017)の新ヒーローの能力や初登場シーンを徹底解説
- 6 『ジャスティス・リーグ』(2017)の疑問、伏線やDCEUとの繋がりを解説
- 7 『ジャスティス・リーグ』(2017)の時系列・順番を徹底解説
- 8 『ジャスティス・リーグ』(2017)の小ネタ・トリビア・裏話を解説
- 9 『ジャスティス・リーグ』(2017)の最後は? ラストシーンや結末を解説
- 10 【レビュー】『ジャスティス・リーグ』(2017)の評価・評判
- 11 【賛否両論】『ジャスティス・リーグ』(2017)が批判的なレビューを集めた理由
- 12 『ジャスティス・リーグ』(2017)の総合評価:ジャスティス・リーグはどうすればよかったのでしょうか……?
- 13 『ジャスティス・リーグ』(2017)はエンドロール後に本編はある?
『ジャスティス・リーグ』(2017)の作品情報
製作年 | 2017年 |
原題 | Justice League |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 120分 |
ジャンル | アクション |
監督 | ザック・スナイダー
ジョス・ウェドン(ノンクレジット) |
脚本 | クリス・テリオ
ジョス・ウェドン |
主要キャスト | ベン・アフレック(ブルース・ウェイン/バットマン)/日本語吹替:小原雅人
ヘンリー・カヴィル(クラーク・ケント/スーパーマン)/日本語吹替:星野貴紀 ガル・ガドット(ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン)/日本語吹替:甲斐田裕子 エズラ・ミラー(バリー・アレン/フラッシュ)/日本語吹替:細谷佳正 ジェイソン・モモア(アーサー・カリー/アクアマン)/日本語吹替:安元洋貴 レイ・フィッシャー(ビクター・ストーン/サイボーグ)/日本語吹替:諏訪部順一 |
『ジャスティス・リーグ』(2017)の概要

スーパーマン追悼:© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の戦いでスーパーマンが死亡し、世界中がスーパーマンの喪に服していた。
人類の希望であったスーパーマンが不在となり恐怖に包まれた地球を、破滅の使者ステッペンウルフが再び狙う。
ステッペンウルフは地球にある「マザーボックス」を使って、人間を抹殺し地球を支配しようとしていた。
バットマンとワンダーウーマンは、地球を救うために、メタヒューマン(超人たち)を集め「ジャスティス・リーグ」を結成する。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の感想と考察

フラッシュとバットマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の感想と、メインテーマや伏線回収についての考察をご紹介します。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の感想
まずは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の感想を3つご紹介します。
それでは見ていきましょう。
ザック・スナイダー監督降板の悲劇
DCEU開始時から『マン・オブ・スティール』(2013)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)などを監督し、シリーズの製作に大きく関わっていたザック・スナイダー。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)でも監督として名前がクレジットされていますが、実際にはザック・スナイダーは追加撮影の途中で降板。
(これは家族に不幸があったためでした。)
そして『アベンジャーズ』(2012)の監督ジョス・ウェドンがその後の追加撮影と、劇場公開版の製作を担当したようです。
つまり『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)と、『アベンジャーズ』(2012)(※)や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)(※)をどれも鑑賞したらわかると思いますが、かなり方向転換したことは明白です。(※ともにジョス・ウェドンが監督。)
これまでのDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)に比べると明るいストーリー
内面の葛藤に重きを置き、暗いトーンで進んでいたDCEUですが、本作『ジャスティス・リーグ』(2017)は友達づくりがテーマとなり楽しい雰囲気に!
とくに、友達がいないと執事のアルフレッドにも言われていたようなバットマンが、とても前向きに新しい仲間を探しているところは非常にほほえましい描写。
ワンダーウーマンやフラッシュ、アクアマンなど他のメンバーも、「仲間がいなかった」と述べているシーンもあり、みんな本作で仲間ができたので、その点ではとてもポジティブな作品!
「スナイダー・カット」の公開までは評価保留
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)は、バットマンとスーパーマン2人の前作である『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)とはあまりにも描写・表現方法が違ううえに、DCEUへの不評ムードによるスタジオからのテコ入れや、監督の交替といった要素が重なり、作品をどうしたかったのかよく分かりません。
そして、幻になるはずだった「スナイダー・カット」が2021年に配信される予定になり、それを観てからでないと何とも言えないというのが現状です。
ただし『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の劇場公開版と、のちに公開された「アルティメット・エディション」もそんなに変わらない出来だったので、本作の「スナイダー・カット」も劇場版とあまり変わりはないのかもしれません。
以上『ジャスティス・リーグ』(2017)の感想でした。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の考察
ここからは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の考察を5つのポイントから紹介します。
それでは見ていきましょう。
主題・メインテーマは、心を開き、仲間を作り、人々に希望を示すこと
バットマンがスーパーマンを生き返らせようとしたのは、スーパーマンの正義の心を信じていたからと思われます。
以前は対立していた2人ですが、バットマンとスーパーマンの間には確実に心の繋がりが残っていたようです。
バットマンがスーパーマンのことを「自分よりも人間らしい」言ったり、ワンダーウーマンの助言に従ってロイスを呼び出していたことも、人との繋がりを重視する描写でした。
ワンダーウーマンやフラッシュ、アクアマンたちも孤独に生きてきたようで、彼らが仲間を見つけたことが本作のポイント。
これまで人目を避けて過ごしてきたワンダーウーマンも、ラストでは子供たちの前で声援に応えるシーンもあり、他者に心を開けるようになりました。
チーム「ジャスティス・リーグ」のメンバー
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)のオープニングロゴで登場したのは、順に、「バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、アクアマン、サイボーグ、フラッシュ、グリーンランタン」の7人。
これはコミックのシリーズ「The New 52」のときのジャスティス・リーグのメンバーであり、本作はそのときの設定を採用しているようです。
グリーンランタンは不在?
『ジャスティス・リーグ』(2017)では、グリーンランタンは過去の戦争シーンのみに一瞬登場し、現代で他のメンバーと出会うことはありませんでした。
ただし、公開予定の「スナイダー・カット」で、グリーンランタンの登場を示唆するコメントをザック・スナイダー監督がしたこともあり、今後の登場が期待されています。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)からの伏線はまだ回収されず
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)にあったバットマンが見た悪夢のシーンや、未来からフラッシュが会いに来たシーンの伏線は、本作『ジャスティス・リーグ』(2017)ではまだ回収されず。
そもそも本作はメインヴィランをステッペンウルフ(DCEUの構想でいうとおそらく中ボス)にしているため、まだ回収されては困るのです。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でブルース・ウェインが見た終末世界の悪夢では、ヴィラン ダークサイド(Darkseid)が存在しているようでした。
仮にザック・スナイダー版DCEUが続くならば、ダークサイドが登場してあの伏線をいつか回収することになっていたはずです。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)と本作は別物
レックス・ルーサーの立ち回りと意味深な映像だけで描き切った『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)。
それにくらべると本作『ジャスティス・リーグ』(2017)はとても単純で、ストーリーの表現方法は『ワンダーウーマン』に近い明快さ。
ヴィランの設定や背景は、ほとんどワンダーウーマンが口頭で説明しています。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)の話が、謎解きクイズのような難しさで不評だったため、こうなったと思われます。
以上『ジャスティス・リーグ』(2017)の考察でした。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の登場人物(キャラクター)一覧と特徴の解説

バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の登場人物(キャラクター)を下記の順にご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
ブルース・ウェイン/バットマン(演:ベン・アフレック)日本語吹替:小原雅人

バットマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC

バットマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ジャスティス・リーグのメンバー。
ウェイン産業の社長、大富豪。
超能力はなく、体は普通の男性です。
本拠地はゴッサムシティ。
DCEUでのバットマンは、よく知られているゴッサムシティでの自警活動を20年くらいしてきている、という設定。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)で共に戦っていたときにスーパーマンを亡くしたことを後悔しています。
また、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)で逮捕されたレックス・ルーサーのメモ(マザーボックスのことが書かれていました)を調べ、街に出没するパラデーモンを追っていたバットマン。
世界の危機を察知し、ジャスティス・リーグのメンバーを集めます。
メインヴィラン ステッペンウルフと戦うため、マザーボックスを使ってスーパーマンを生き返らせることを提案。
クラーク・ケント/スーパーマン/カル゠エル(演:ヘンリー・カヴィル)日本語吹替:星野貴紀

スーパーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ジャスティス・リーグのメンバー。
超人的な力をもつクリプトン人。
クリプトン人としての本名はカル゠エル。
地球のカンザス(アメリカ)育ち。
育ての親(ジョナサン・ケントとマーサ・ケント)と、恋人のロイス・レインを非常に慕っています。
本拠地はメトロポリス。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でドゥームズデイに刺されて死亡していましたが、本作で復活。
ラストの戦いでは、圧倒的な強さでステッペンウルフに対抗しました。
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン(演:ガル・ガドット)日本語吹替:甲斐田裕子

ワンダーウーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC

ワンダーウーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ジャスティス・リーグのメンバー。
セミッシラ島で育ったアマゾン族の王女。
神 ゼウスとアマゾン族の女王(ヒッポリタ女王)の娘であり、神のような存在です。
そのため、格闘が強いだけでなくスーパーパワーも持っています。
「お前には古い神の血が流れているのか」
――ステッペンウルフ
ワンダーウーマンは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のときから、バットマンの友人に。
バリー・アレン/フラッシュ(演:エズラ・ミラー)日本語吹替:細谷佳正

フラッシュ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC

フラッシュ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ジャスティス・リーグのメンバー。
超速で動ける、「地上最速の男」。
超能力を得たのは「雷に打たれたから」と言っており、もともとは普通の人間でした。
本拠地はセントラル・シティ。
よく喋る無邪気な性格が特徴的。
自宅にフラッシュのスーツがあったため、すでにフラッシュとして活動している様子。
本作では、戦闘経験がないと語るシーンもあり、おもに民間人の救出のために活躍。
ラストで科学捜査官に就職が決定。(コミックでのバリー・アレンは科学捜査官です)
アーサー・カリー/アクアマン(演:ジェイソン・モモア)日本語吹替:安元洋貴

アクアマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ジャスティス・リーグのメンバー。
海底王国アトランティスの元女王 アトランナと人間(トーマス・カリー)のハーフ。
海中で戦えるだけでなく、超人的な身体能力で陸上でも活躍。
使用武器はトライデント(もり)。
本作では、「食べ物のない冬に、村に魚を持ってくる」という情報を知ったバットマンがアクアマンを勧誘しに行きました。
はじめは参加を断っていましたが、アトランティスのマザーボックスが奪われたことをきっかけにゴッサム・ハーバーでの戦いに駆け付け、チームに合流。
ビクター・ストーン/サイボーグ(演:レイ・フィッシャー)日本語吹替:諏訪部順一

サイボーグ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ジャスティス・リーグのメンバー。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)のキーアイテムであるマザーボックスと関連する人物。
爆発事故に巻き込まれたビクターを、父親のサイラス・ストーンがマザーボックスを使って機械化し蘇生。
その結果、ハッキング能力を操るサイボーグが誕生。
「天才的IQ、大学アメフトのスター、死亡していますが」
――アルフレッド・ペニーワース
また、着ているパーカーのロゴマークから、ゴッサムシティ大学のアメフト選手だった様子。
爆発事故の際にサイボーグの母親も死亡しています。
《バットマンの関係者》アルフレッド・ペニーワース、ジェームズ・ゴードン
バットマン(ブルース・ウェイン)の関係者を紹介。
アルフレッド・ペニーワース(演:ジェレミー・アイアンズ)日本語吹替:金尾哲夫

アルフレッド・ペニーワース :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
バットマンの執事。
作戦の補佐もします。
ジェームズ・ゴードン(演:J・K・シモンズ)日本語吹替:立川三貴

ジェームズ・ゴードン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
バットマンの友人の警察官。
ゴッサム市警の本部長。
サイボーグの父親などS.T.A.R.ラボの関係者が誘拐されたため、バットシグナルを点灯しバットマンを呼び出しました。
その際に駆け付けたバットマン、ワンダーウーマン、フラッシュと対面。
《スーパーマンの関係者》ロイス・レイン、マーサ・ケント
スーパーマン(クラーク・ケント)の関係者を紹介。
ロイス・レイン(演:エイミー・アダムス)日本語吹替:中村千絵

ロイス・レイン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーパーマンの恋人。
「デイリープラネット」の新聞記者です。
スーパーマンの育ての母マーサと交友があります。
本作では、生き返ったスーパーマンの心を取り戻すための「切り札」に。
マーサ・ケント(演 - ダイアン・レイン)日本語吹替:塩田朋子

マーサ・ケント :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
スーパーマンの育ての母、地球人です。
本作では、子供の頃のクラーク(スーパーマン)と住んでいた家を売り、1人で暮らしていました。
会社にいるロイス・レインに会いにくるシーンもありました。
《ワンダーウーマンの母親》ヒッポリタ女王(演 - コニー・ニールセン)日本語吹替:榊原良子

ヒッポリタ女王 :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
アマゾン族の女王。
ワンダーウーマンの母親です。
バリアで隔絶された島 セミッシラ島で暮らしています。
本作では、マザーボックスを奪うためセミッシラ島に現れたステッペンウルフと戦闘。
そしてマザーボックスは奪われ、人間界にある聖堂に「警告の炎」を灯し、世界に危機が迫っていることをワンダーウーマンに知らせました。
《フラッシュの父親》ヘンリー・アレン(演:ビリー・クラダップ)日本語吹替:各務立基

ヘンリー・アレン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
フラッシュ(バリー・アレン)の父親。
妻(フラッシュの母親)を殺害した容疑で刑務所に収監されています。
父親の無実を証明しようとしているフラッシュに、もう諦めろと諭すシーンもありました。
《アクアマンの関係者》メラ(演:アンバー・ハード)日本語吹替:田中理恵

メラ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
海底国ゼベルの王女。
本作では海底国アトランティスにあるマザーボックスを守っており、ステッペンウルフと戦闘。
水を操る能力があります。
DCEU次作『アクアマン』(2018)では中心人物に。
《サイボーグの父親》サイラス・ストーン(演:ジョー・モートン)日本語吹替:楠見尚己

サイラス・ストーン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
研究施設 S.T.A.R.ラボのリーダーであり、サイボーグ(ビクター・ストーン)の父親。
(本作のS.T.A.R.ラボは、メトロポリスにあるようです。)
マザーボックスのうち1つを所有していた人物。
過去に、爆発事故に遭ったビクターを、マザーボックスを使って機械化・蘇生し、サイボーグを生み出しました。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でレックス・ルーサーが使っていたクリプトンの船も所有。
3つ目のマザーボックスを探していたパラデーモンに誘拐され、地下トンネルに監禁、ステッペンウルフに殺されかけます。
ステッペンウルフ(声:キーラン・ハインズ)日本語吹替:壤晴彦

ステッペンウルフ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)のメインヴィラン。
惑星アポコリプス(Apokolips)のニューゴッズ(New Gods)の1人。
(※詳しくは、後述の“伏線解説③:ヴィラン暗黒惑星アポコリプスの将ステッペンウルフとは何者?”をご参照ください。)
本作ではパラデーモンを率いて地球に現れ、マザーボックスを回収。
そしておよそ5000年前にも今回と同様に地球を侵略し戦争になっていたことが明かされました。
本作ラストでジャスティス・リーグに敗れ、ブームチューブ(テレポートシステム)で逃亡。
パラデーモン

パラデーモンとステッペンウルフ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
赤い目をした飛ぶ虫のような敵。
本作ではステッペンウルフの手下として多数登場。
ステッペンウルフやダークサイド(ステッペンウルフより上位のヴィラン)に仕える存在です。
人の恐怖に寄ってくる性質。
5000年前のステッペンウルフとの戦争のシーンで、地球人がパラデーモンに変化する描写があったように、ステッペンウルフたちは、マザーボックスの力で手下となるパラデーモンを作っているようです。
「斬死した何百万もの兵は“パラデーモン”と化した。恐怖を食らう餓鬼よ」
――ワンダーウーマン
また、特定の周波数の音を追う性質もあり、バットマンはバットモービルに音を発する装置を搭載し大量のパラデーモンを引きつけていました。
冒頭のゴッサムシティのシーンでバットマンの前に現れたのは、パラデーモンの“偵察”。
体液は緑色で、死亡すると3つのマザーボックスの形が浮かび上がっていました。
中盤、3つ目のマザーボックスのありかを聞き出すため、サイラス・ストーンたちS.T.A.R.ラボのメンバーを誘拐。
ラストでは、ステッペンウルフの恐怖を察知し、ステッペンウルフを攻撃。
パラデーモンは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のバットマンが見た悪夢のシーンでも登場。
《本編終了後に登場》レックス・ルーサーJr.(演:ジェシー・アイゼンバーグ)日本語吹替:神谷浩史

ロイス・レインとレックス・ルーサー(『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』より):© 2014 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本編終了後の映像に登場。
レックス・コープの元社長。
変わり者の犯罪者・テロリスト。
スーパーマンの宿敵。
DCEU過去作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)(以下BvS)のメインヴィランでした。
BvSでスーパーマンを殺そうと思ってバットマンとスーパーマンを対立させたりしたものの失敗。
逮捕され刑務所行きになっていました。
本作では収容されていたアーカム・アサイラム(精神病院)からすでに脱走しており、クルーザーに乗っていました。
レックス・ルーサーは、BvSですでに複数のメタヒューマン(※超人たちのこと。ジャスティス・リーグのメンバーも含む)の機密データを所持していました。
また、BvSの「アルティメット・エディション」(3時間版)でステッペンウルフと関わりを持っているシーンがあったり。
同じくBvSのラストで、ダークサイド(Darkseid)のことを知っているシーンがあったり。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)ではマザーボックスについて書いていたメモも登場し、つまりだいたいすべてを把握しているようです。
《本編終了後に登場》スレイド・ウィルソン/デスストローク(演:ジョー・マンガニエロ)日本語吹替:遠藤大智
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デスストローク(スレイド・ウィルソン) :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本編終了後の映像に登場。
暗殺者のヴィランです。
その他のキャラクター
ステッペンウルフとは特に関係なかった悪役キャラを紹介します。
泥棒の男性

ゴッサムシティのシーン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
冒頭、ゴッサムシティでバットマンに屋上からロープで吊られていた泥棒。
恐怖に寄ってくるパラデーモンをおびき出すために、バットマンが利用しました。
「何が欲しいんだ?」
――ゴッサムシティの泥棒「恐怖だ。奴らが嗅ぎつける」
――バットマン
ブラック・クラッド

ワンダーウーマンとブラック・クラッドのシーン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
序盤、ロンドンで爆破テロを起こそうとしていたテロリストの集団。
ワンダーウーマンに阻止されました。
『マン・オブ・スティール』(2013)などの、宇宙人の地球での戦いを見て、活動を始めた組織のようです。
「反動主義のテロ部隊だ。宇宙人の襲来は天罰」
――ブラック・クラッドのメンバー
ブラック・クラッドが襲撃していた建物は、オールドベイリー裁判所。
遠足で来ていた子供が、多数人質にされていました。
「これは希望の光だ。今の世界は終わる。暗黒の時代へ。恐怖支配が始まる」
――ブラック・クラッドのメンバー
と言っていましたが、とくにステッペンウルフとの関係はないようです。
以上『ジャスティス・リーグ』(2017)の登場人物(キャラクター)一覧でした。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の新ヒーローの能力や初登場シーンを徹底解説
ここでは、新たに登場した下記のキャラクターを解説します。
それでは見ていきましょう。
フラッシュの能力や正体とは?

フラッシュ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
フラッシュの能力
超人的なスピードや、タイムトラベル、発電能力。
「スピードフォース」というパワーを使って超速で動けます。
本作では、スーパーマンを生き返らせるために、マザーボックスとジェネシス・チェンバーに電気を流しました。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)には、タイムトラベルしてきたフラッシュが一瞬登場しています。
フラッシュの正体
コミックのフラッシュは4代目までいますが、本作で登場したバリー・アレンは2代目フラッシュ。
本作では「雷に打たれてスーパーパワーを得た」という設定でした。
9歳の頃に母親を殺されています。(コミックでは、フラッシュの母を殺したのはタイムトラベルしてきたヴィラン。)
そして、妻殺害の容疑で、フラッシュの父親は服役中。
フラッシュは、父親が無実と知っており、無実を証明しようとしています。
コミックでのバリー・アレンは科学捜査官で、本作でもラストで科学捜査官に就職していました。
フラッシュは、DCEU過去作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)と『スーサイド・スクワッド』(2016)にも少し登場していました。
サイボーグの能力や正体とは?

サイボーグ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
サイボーグの能力
サイボーグの能力は、マザーボックスによって得た能力。
機械化された体での戦闘能力のほか、コンピューターを思い通りに操作したり、ハッキングする能力があります。
バットマンの移動装置「ナイトクローラー」のコンピューターに自身を接続して操縦するシーンも。
サイボーグの正体
サイボーグは、元大学アメフトのスターのビクター・ストーン。
S.T.A.R.ラボの科学者であるサイラス・ストーンの息子です。
母親とともに爆発事故に巻き込まれ、ビクターの母親は死亡。
ビクターも死にかけましたが、父親のサイラス・ストーンがマザーボックスを使って機械化し蘇生し、サイボーグになりました。
「爆発事故だ。ラボで目覚めた」
――サイボーグ
アクアマンの能力や正体とは?

アクアマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
アクアマンの能力
超人的な身体能力、水を操る能力、海中生物と話せる能力があります。
使用武器はトライデント(もり)。
アクアマンの正体
海底王国アトランティスの元女王 アトランナと人間(トーマス・カリー)のハーフ。
陸上で生まれ、父親トーマス・カリーによって育てられました。
アクアマンのスーパーパワーは、少年時代に開花。
詳細は、単独映画『アクアマン』(2018)で描かれています。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の疑問、伏線やDCEUとの繋がりを解説

ワンダーウーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の疑問や伏線を解説します。
それでは見ていきましょう。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説①:なぜスーパーマンは死んでいた?死因と理由の紹介
スーパーマンは、DCEU過去作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のラストの戦いで死亡していました。
ドゥームズデイ(クリプトンの怪物)をクリプトナイトの槍で突き刺し倒した際に、ドゥームズデイに刺され、致命傷となったことが死因です。
(クリプトナイトは、スーパーマンやドゥームズデイにとって弱点。)
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説②:物語の鍵を握る?マザーボックス/チェンジ・エンジンとは?
ここでは、本作のキーアイテム「マザーボックス」について下記の順に解説します。
それでは見ていきましょう。
マザーボックス/チェンジ・エンジンとは?
マザーボックスは、全部で3つある本作のキーアイテム。
サイボーグの父親(サイラス・ストーン)は「チェンジ・エンジン」と呼んでいます。
3つのマザーボックスが重なり合い「ユニティ」(字幕:三位一体)を形成すると、惑星ごと征服できるとのこと。
「その破壊力はすさまじく、世界を悪が生まれし暗黒世界へと変える」
――ワンダーウーマン
マザーボックスのパワーは?
人の体を作ったり(スーパーマンやサイボーグの蘇生に使用)、惑星をアポコリプスのような暗黒世界に作り替える能力があります。
基本的には、惑星アポコリプスの関連アイテムです。
「この箱はいわば、エネルギー・マトリクスだ。
創造と破壊。超倍速の生命のサイクル。
無限のエネルギーのカギだ。
新しい化学式、細胞の再生。
俺は事故で死にかけた。父はこの箱を使い人工パーツで俺を再生できると考えた。
結果は本人も制御できないサイボーグに」
――サイボーグ
「マザーボックスは惑星さえも作り替える」
――バットマン
マザーボックスが地球に来たのはおよそ5000年前のステッペンウルフの地球侵略のとき
昔のステッペンウルフとの戦いの回想シーンで、3つのマザーボックスが地球に取り残されるシーンがありました。
アマゾン族、海底王国アトランティス、人間が1つずつ保管していた
昔のステッペンウルフとの戦いのあと、それぞれ分けて守られていました。
「マザーボックスを一緒に保管するのは危険すぎた。
1つはアマゾンに、1つはアトランティス。
それぞれ封印され、強固に守られた。
人間の箱は人知れず隠された」
――ワンダーウーマン
1つ目のマザーボックス:アマゾン族が所有、セミッシラ島に保管

アマゾン族のマザーボックス :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC

マザーボックスを奪うステッペンウルフ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ワンダーウーマンの種族 アマゾン族によって守られていました。
本作で、ステッペンウルフが最初に奪いにやって来たマザーボックス。
2つ目のマザーボックス:海底王国アトランティスが所有、海中に保管

アトランティスのマザーボックス :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ステッペンウルフは2番目にこのマザーボックスを狙い、アクアマンやメラと戦闘しマザーボックスを奪いました。
3つ目のマザーボックス:人間が所有、サイボーグが持って現れたもの

サイボーグの父が持っていたマザーボックス :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
直近の所有者は、サイボーグの父親サイラス・ストーン。
中盤の地下トンネルでの戦いの途中でサイボーグが突然どこかに飛んでいき、持って帰ってきたマザーボックス。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)での3つ目のマザーボックスのシーン
本作ではスーパーマンを生き返らせるのに使用。
そしてスーパーマンが生き返った際に、どこかの自動車の上に墜落していたマザーボックスがそのまま奪われることに。
それより少し前には、3つ目のマザーボックスのありかが分からなかったステッペンウルフとパラデーモンたちが、サイラス・ストーンやS.T.A.R.ラボの関係者を誘拐、監禁。
マザーボックスがどこにあるのか、脅迫して聞き出そうとしていたところを、ジャスティス・リーグのメンバーが現れ戦闘に。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)の出来事より以前の使用

マザーボックスが埋められるシーン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
この3つ目のマザーボックスは、昔のステッペンウルフとの戦いのあと当初は、森に埋められるシーンがありました。
そして一次大戦中に発見され、のちに、研究者であるサイラス・ストーン(サイボーグの父)が手に入れ、S.T.A.R.ラボで研究していたようです。
「大戦中に英軍が発見した」
――サイボーグ
サイラス・ストーンは、このマザーボックスを使って、爆発事故に遭ったビクターの体を機械化・蘇生。
つまりサイボーグの構造はマザーボックスから作られており、サイボーグはマザーボックスから生まれた存在です。
スーパーマンの死をきっかけにマザーボックスが活性化していた
サイボーグによると、スーパーマンの死によって地球への侵略が可能になり、マザーボックスが光り出したとのこと。
「スーパーマンが死ぬと突然光り出した」
――サイボーグ
ラストの戦いでのマザーボックス
本作ラストの戦いのミッションは、マザーボックス同士が重なり合い「ユニティ」とならないように引き離すことでした。
スーパーマンとサイボーグが協力し、引き離すことに成功。
レックス・ルーサーのメモにはマザーボックスについての記載が
DECU過去作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のメインヴィラン レックス・ルーサーは、マザーボックスについて知っていた様子。
レックス・ルーサーのメモに、マザーボックスのイラストが描かれており、本作のバットマンはそれを調査しつつ、パラデーモンを追っていました。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でレックスは、ヴィラン ダークサイドのことも知っていると示唆されていたので、本作の事件(ダークサイドの手下であるステッペンウルフが侵略しに来た)についても内容を把握していると思われます。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説③:ヴィラン暗黒惑星アポコリプスの将ステッペンウルフとは何者?ダークサイドとの関係は?

ステッペンウルフ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここでは、ステッペンウルフやダークサイドについて下記の順に解説します。
それでは見ていきましょう。
ステッペンウルフの正体とは?
ステッペンウルフは、惑星アポコリプス(Apokolips)のニューゴッズ(New Gods)の1人。
惑星アポコリプスの支配者 ダークサイド(Darkseid)の手下。
また、コミックではステッペンウルフはダークサイドの叔父です。
およそ5000年前に、今回と同様にマザーボックスを使って地球を侵略しようとし、失敗。
当時は、地球で、アマゾンやアトランティス、オリュンポスの神(オールドゴッズ)たちと戦って敗北し、宇宙に帰っていました。
(その際に3つのマザーボックスが地球に残されました。)
スーパーマンが死んでしまったことで、地球を侵略できそうになったため、戻ってきました。
ニューゴッズ(New Gods)とは?
惑星ニュージェネシスと惑星アポコリプスに住む、(オリュンポスの神々に比べると)若い神々。
ヴィラン ダークサイド(Darkseid)とは?
ダークサイドも、ニューゴッズの1人。
オメガエフェクトというパワーが有名なので、DCEU過去作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のバットマンの悪夢のシーンでは、ダークサイドの存在を示唆するために「Ω(オメガ)」のマークが登場。
ダークサイドは、全生命を支配できるという「反生命方程式」の研究もしています。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)でも登場予定でしたが、監督変更の影響もあってカットされています。
ただし台詞では名前が登場。
「人間どもを殲滅するのだ。
ユニティ(字幕:三位一体)のために、ダークサイドのために」
――ステッペンウルフ
ステッペンウルフは、ゼウスの娘 ワンダーウーマンを敵視
ワンダーウーマンは、オリュンポスの神々(Old Gods、古い神)であるゼウスの娘なので、本作でも特に敵視されました。
また、コミックのアース2では、ワンダーウーマンとステッペンウルフの間に、ドナ(フューリー)という娘がいます。
ステッペンウルフの目的とは?
邪魔な人類を全員殺し、地球を征服すること。
「分かっています、マザー。なぜこの私が召喚されたのか。
クリプトン人が死んでこの世界は恐怖に震えている。
アマゾン、アトランティス。束で掛かってこなければ敵ではない。
あなたか一体化をどれほど待ったか。だがついにその時が来る。
私の追放も終わる。新しい神々の1人となるのだ。
人間どもを殲滅するのだ」
――ステッペンウルフ
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説④:スーパーマンはどうやって復活したのか?
スーパーマンの復活について、下記の4つのポイントから解説します。
それでは見ていきましょう。
スーパーマンが復活した方法
クリプトンの宇宙船のジェネシス・チェンバーと、マザーボックスを使って生き返らせました。
爆破事故に遭ったサイボーグを蘇生できたように、マザーボックスは人体を構成することができます。
また、ジェネシス・チェンバーを使って生き返らせるというのは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でレックス・ルーサーが「ゾッド将軍(クリプトン人)の死体と自分の血液でドゥームズデイ(クリプトンの怪物)を誕生させた」ときと同じようなやり方。
ジェネシス・チェンバーは、『マン・オブ・スティール』(2013)のときから登場しているクリプトンにはおなじみのアイテム。
スーパーマンの死体は、墓からフラッシュとサイボーグが掘り出していました。
そして生き返ったばかりで暴走していたスーパーマンは、恋人のロイス・レインと再会することで以前のスーパーマンに戻りました。
「マザーボックスは惑星さえも作り替える。
惑星よりも強いやつがいたら? もしも伝導フィールドでマザーボックスに繋いだら」
――バットマン
「彼を復活させられる」
――フラッシュ
「ルーサーみたいに怪物を?」
――ワンダーウーマン
フラッシュが発電してマザーボックスに電気を流しました
ジェネシス・チェンバーの電気系統は、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でレックス・ルーサーが使ったときに壊れていました。
なので本作ではフラッシュが発電して、マザーボックスに電気を流し、マザーボックスやジェネシス・チェンバーを起動させました。
スーパーマンの死体は腐敗しない
スーパーマンの死体は、腐らないとのこと。
本作でも死体が一瞬映っていましたが、きれいなままでした。
「細胞は冬眠状態で、決して腐敗しない」
――バットマン
どうしてスーパーマンを復活させた?
ステッペンウルフを倒すために絶対にスーパーマンが必要だったため。
また、希望の象徴として世界はスーパーマンを必要としていたため。
とくにバットマンはそう考えていました。
生き返ったスーパーマンは、我を忘れていた状態でもバットマンのことを覚えていました。
「血は流れるのか?」(Do you bleed?)
――スーパーマン
は、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でバットマンがスーパーマンに向けて言っていた台詞であり、それを本作ではスーパーマンが言っています。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑤:新ヒーローの背景が語られないのはなぜ?
新ヒーローたちは、今後のDCEUで単独映画が製作される可能性があります。
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)で新たに主要キャストに加わったのは、フラッシュ、アクアマン、サイボーグ。
このうちアクアマンの単独映画『アクアマン』(2018)はすでに公開されています。
フラッシュとサイボーグについても企画は進んでいるようです。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑥:スーパーマンの胸のマークの意味は?
スーパーマンの胸にある「S」のマークは、クリプトン星での家紋。
さらに「希望」を意味するマークです。
地球ではたまたまアルファベットの「S」に似ています。
また、車のキーのたとえを言ったのは、スーパーマンの育ての父親ジョナサン・ケント。
「ある人が“希望は車のキー”だと。すぐ無くすが、探せばそばにある」
――スーパーマン
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑦:看板のJanus(ヤヌス)とは?『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』への伏線?
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ユアン・マクレガーが演じるローマン・シオニス(『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』より):© 2019 Warner Bros. Entertainment Inc.
冒頭のゴッサムシティのシーンで、ヤヌス・コーポレーションの看板が登場。
ヤヌスといえば、ゴッサムシティの犯罪者/ヴィラン ローマン・シオニス(ブラックマスク)の会社「ヤヌス・コスメティックス」。
ローマン・シオニス(ブラックマスク)は、DC映画シリーズ続編『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)に登場します。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑧:バットマンが「北に飛ぶ」と言っていたのは何?
アクアマンに会いに行くという意味。
アクアマンは、アイスランドの村にいました。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑨:バットマンの「ペンギン」は誰?『ザ・バットマン』への伏線?

『バットマン リターンズ』(1992)のペンギン:© 1992 - Warner Bros. Entertainment Inc.

ドラマ『GOTHAM/ゴッサム』のペンギン:© 2016 Fox Broadcasting Co.
バットマンの執事 アルフレッドが、
「ペンギンを追いかけた頃が懐かしいですな」
――アルフレッド・ペニーワース
と言っていたのは、ゴッサムシティにいるヴィラン ペンギン(オズワルド・コブルポット)のこと。
これまでのDCEUにペンギンはまだ登場していませんが、バットマンの単独映画『ザ・バットマン』(2021)で登場予定。
ペンギンは、バットマンの映像作品にはたびたび登場する有名キャラクターです。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑩:「飛ぶのが好きな男がいた」スティーブ・トレバーとは?『ワンダーウーマン』との伏線

スティーブ・トレバーとワンダーウーマン(『ワンダーウーマン』(2017)より):© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC
ワンダーウーマンが言っていた「飛ぶのが好きな男」は、ワンダーウーマンのかつての友人 スティーブ・トレバー。
スティーブ・トレバーは、米軍のパイロットでありスパイです。
DCEU前作『ワンダーウーマン』(2017)、さらに続編の『ワンダーウーマン 1984』(2020)に登場します。
本作では、バットマンが、ワンダーウーマンにとって大事な存在であるスティーブ・トレバーの話題を喧嘩腰で出したため揉め事に。
喧嘩の際に、バットマンは、「希望の象徴として活動したスーパーマンと違って、ダイアナ(ワンダーウーマン)は人前に姿を現さず心を閉ざしていた」というふうに発言し、のちに謝罪。
「(ダイアナも)人に勇気を与える。助けた人の心を目覚めさせる」
「身を潜めてた。死んだ恋人の写真でルーサーが君を誘き出すまで。
100年も心を閉ざした女に説教されたくない」
――バットマン
バットマンが言うように、スティーブ・トレバーは死んでいます。(『ワンダーウーマン』(2017)の出来事)
なのに続編の『ワンダーウーマン 1984』(2020)にも登場するのです。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑪:グリーンランタンが登場?!
およそ5000年前のステッペンウルフとの戦いのシーンで、グリーンランタンが登場。
地球を守る味方として戦っていました。
当時のグリーンランタンは、ステッペンウルフに刺されて倒れており、指輪が空に飛び去る描写がありました。
グリーンランタンは複数人存在するヒーローであり、能力は指輪(パワーリング)の力です。
有名なグリーンランタンは、2代目グリーンランタンであるハル・ジョーダン。
コミックではジャスティス・リーグのメンバーであり、今後グリーンランタンがDCEUに登場するなら、ハル・ジョーダンのグリーンランタンと思われます。
「別世界からの援軍」
――グリーンランタンがいたことを説明するワンダーウーマンの台詞
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑫:アトランナ女王とは?『アクアマン』への伏線
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)で少しだけ説明されたアクアマンの出生についての話は、単独作『アクアマン』(2018)への伏線です。
「やっと現れた、女王アトランナの息子」
――メラ
「父親の家の前に俺を捨てた」
――アクアマン
本作で登場したメラ(海底国ゼベルの王女)も『アクアマン』(2018)のメインキャストです。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑬:なぜ地下トンネルで戦っている?
3つ目のマザーボックスのありかを探していたステッペンウルフとパラデーモンたちが、情報を知っているS.T.A.R.ラボの関係者を誘拐し、地下トンネルの一画に監禁したため。
あの場所はゴッサム・ハーバーにある海底トンネルで、破壊された壁から大量浸水、そこでアクアマンが登場。
(ブラクストン・アイランドという島(メトロポリスとゴッサムシティの間にある)からつながるトンネルとのこと。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)では、似た位置にある「ストライカー島」という島が登場していました。)
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑭:フラッシュが言っていた「ペット・セメタリー」は何?
『ペット・セメタリー』(1989)は、死体が生き返るホラー映画で、原作はスティーヴン・キングの小説。
ペット・セメタリーでは生き返った人がみんなを襲っていたことから、本作でいうと「生き返ったスーパーマンがみんなを攻撃するかも……。」という趣旨。
「呼び戻せるって、“やった、生き返ったぞ!”って感じ? まさか『ペット・セメタリー』?」
――フラッシュ
本作では、一旦はペット・セメタリーの展開になったものの、恋人ロイス・レインのおかげでスーパーマンはもとに戻りました。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑮:ラストの戦いの場所ポザーノフとは?

ポザーノフ :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ポザーノフ(ロシア北部の村)は、原発の影響で荒廃してしまった村。
どこにも行き場のない人が住んでいるとのこと。
「30年前に廃炉になった原発だ」
――バットマン
本作の設定上、30年前というと1987年。
実際に起きたチェルノブイリの事故は1986年なので、モデルはチェルノブイリ原子力発電所と思われますが、ただしチェルノブイリ原発があるのはウクライナ(旧ソ連)です。
以上『ジャスティス・リーグ』(2017)の疑問、伏線やDCEUとの繋がりの解説でした。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の時系列・順番を徹底解説

スーパーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
『ジャスティス・リーグ』(2017)は、DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)の5作目です。
ここからは、本作より前のDCEU映画作品でどれを観たらいいかをご紹介します。
『ジャスティス・リーグ』(2017)鑑賞前に観るべき作品
ここでは『ジャスティス・リーグ』(2017)以前のDCEUの映画作品それぞれの特徴と、どれを観たらいいか?をご紹介します。
それでは見ていきましょう。
DCEU1作目『マン・オブ・スティール』(2013)
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ロイスとスーパーマン(『マン・オブ・スティール』2013より):© 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures Funding, LLC Â
スーパーマンの単独作です。
スーパーマンの出自や能力設定を知りたい方は鑑賞しましょう。
『マン・オブ・スティール』(2013)での事件が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)に大きく影響を与えているので、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)を分かりやすく観るためにもおすすめです。
DCEU2作目『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016):© 2014 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
バットマンとスーパーマンが主役として登場する、最も本作に繋がる作品です。
ただし予習として軽く鑑賞するには分かりにくすぎる映画なので、要注意です。
DCEU3作目『スーサイド・スクワッド』(2016)
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ハーレイ・クイン(『スーサイド・スクワッド』2016より):© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)のストーリーとは関係ないので、予習用としては見なくてもOK。
ジョーカーやハーレイ・クインなどゴッサムシティのヴィランが主役の映画です。
バットマンとフラッシュは短いシーンですがゲスト出演しています。
DCEU4作目『ワンダーウーマン』(2017)

『ワンダーウーマン』(2017):© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC
ワンダーウーマンの単独作。
ワンダーウーマンの出生や、大切な存在 スティーブ・トレバーとの間に何があったのか?を知りたい方には鑑賞おすすめ。
『ジャスティス・リーグ』(2017)鑑賞前にどれを見たらいい?
1作目『マン・オブ・スティール』(2013)と2作目『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)を観てから『ジャスティス・リーグ』(2017)を観ると、ストーリーがきれいにはまるはず。
しかしこの2作品(『マン・オブ・スティール』(2013)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016))はよく言われるように暗め、さらに『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)は話が複雑なので、いきなり『ジャスティス・リーグ』(2017)を観たほうが楽しいかもしれません。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の続編は?『ジャスティス・リーグ2』はいつ公開される?
ジャスティス・リーグ2は、今のところ製作予定がありません。
当初は2019年に続編「ジャスティス・リーグ2」公開という予定になっていましたが、なくなりました。
本作のエンドロール後の映像は、続きがあるような形で終わっているのですが、『ジャスティス・リーグ』(2017)自体はこれでも「続き要素」を削ったバージョンとのこと。
もともと本作『ジャスティス・リーグ』(2017)を監督していたザック・スナイダーは、続編を想定して、本作に、さらなるヴィラン ダークサイドのシーンを入れようとしていたとのこと。
しかし監督はジョス・ウェドンに交代し、スタジオも『ジャスティス・リーグ』(2017)だけで話が解決する方針を推したため、ダークサイドの存在などの「続き要素」はカットされたようです。
それでも、エンドロール後の映像として、レックス・ルーサーとデスストロークの暗躍のシーンが残っていたことから、続編を匂わせる部分は少し残されたようです。
以上『ジャスティス・リーグ』(2017)の時系列、順番の紹介でした。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の小ネタ・トリビア・裏話を解説

バットマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、小ネタや裏話をご紹介します。
それでは見ていきましょう。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の小ネタ・トリビア・原作との違いを解説
ここでは下記の4つの小ネタをご紹介します。
原作コミックでのジャスティス・リーグは?
ジャスティス・リーグの創立メンバーは、マーシャン・マンハンター、2代目フラッシュ、2代目グリーンランタン、アクアマン、ワンダーウーマン、スーパーマン、バットマン。
グリーンランタンについては、前述の“『ジャスティス・リーグ』(2017)の伏線解説⑫:グリーンランタンが登場?!”をご参照ください。
マーシャン・マンハンターは、火星出身のグリーンマーシャンという種族でありスーパーパワーをもつヒーロー。
そしてザック・スナイダー監督は、DCEUのシリーズでもマーシャン・マンハンターの存在を示唆するコメントを出しています。
本作で登場したメンバー サイボーグがいるのは、コミックのシリーズ「The New 52」のときのジャスティス・リーグ。
スーパーマンが死亡し、復活するコミックは?
スーパーマンが死亡し、復活するコミックは「デス・オブ・スーパーマン」(The Death of Superman)(1992~1993)というシリーズ。
スーパーマンは、ドゥームズデイと戦って死亡し、その後生き返ります。
デヴィッド・ボウイ、プリンスが登場している

デヴィッド・ボウイ、スーパーマン、プリンス :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)のオープニング・クレジットの途中に映った、「彼らは故郷の惑星に帰った?」という新聞記事で、スーパーマンとならんでデヴィッド・ボウイ、プリンスの写真が登場。
原作コミックやドラマでのS.T.A.R.ラボは?
本作で登場したS.T.A.R.ラボ。
S.T.A.R.ラボは、サイボーグ(ビクター・ストーン)の父親 サイラス・ストーンの研究施設でした。
コミックでは、S.T.A.R.ラボはエミール・ハミルトン教授の職場として登場。
その後「ティーン・タイタンズ」のコミックで、サイラス・ストーンが所属していました。
ドラマ『THE FLASH/フラッシュ』(2014~)では、フラッシュ(バリー・アレン)がS.T.A.R.ラボのメンバーです。(※『THE FLASH/フラッシュ』はDCEU作品ではありません。)
『ジャスティス・リーグ』(2017)の裏話の解説
ここでは下記の3つの噂をご紹介します。
ザック・スナイダー監督版「スナイダー・カット」が公開予定
本作『ジャスティス・リーグ』(2017)の劇場公開版は、事実上ジョス・ウェドンが監督した120分のバージョン。
これは、当初監督していたザック・スナイダーが追加撮影の途中で降板したため。(家族に不幸があったためでした。)
本作は2017年に無事に劇場公開されましたが、その後もザック・スナイダー版「スナイダー・カット」を公開してほしいというファンの要望が続きました。
そしてついに2020年のニュースで、「スナイダー・カット」が2021年にHBO Maxで配信公開されると発表が。
合計で3時間以上の長尺版になると言われています。
DCEUの方針転換のために『ジャスティス・リーグ』(2017)は大幅に変更された
DCEUは暗いと言われてきたこともあり、監督交代に合わせて、スタジオ(ワーナー)は『ジャスティス・リーグ』(2017)を2時間にまとめ、娯楽映画の雰囲気にするようにテコ入れがあったと噂されています。
この影響で、ヴィラン ダークサイドのシーンや『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のバットマンの悪夢のシーンの伏線要素などが削除されていると思われます。
しかし結果的にいうと、『ジャスティス・リーグ』(2017)はDCEUの過去4作と比べて、最も興行収入が低い作品になってしまいました。
本作を最後にベン・アフレックはバットマン役を降板、続編は?
ベン・アフレック演じるバットマンは本作がラスト。
バットマンの単独映画は、はじめはベン・アフレックが監督・主演の両方をつとめると話題になりましたがさまざまなトラブルの影響で企画変更に。
そしてロバート・パティンソンが若きバットマン役で主演をつとめる『ザ・バットマン』(2021)が公開予定です。
以上『ジャスティス・リーグ』(2017)の小ネタ、裏話の紹介でした。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の最後は? ラストシーンや結末を解説

ジャスティス・リーグのメンバー :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
ここからは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の結末をご紹介します。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の結末・ラストシーン
ポザーノフ(ロシア北部の村)を拠点とし、3つのマザーボックスを結合して地球を暗黒世界に作り替えようとしたステッペンウルフ。
スーパーマンとサイボーグが協力してマザーボックス同士を引き離し、ステッペンウルフの作戦は失敗。
その後スーパーマンとワンダーウーマンが、ステッペンウルフの斧を破壊。
斧が壊されたことに恐怖を感じたせいで、ステッペンウルフは大量のパラデーモン(恐怖心にたかる手下たち)に襲われ、ブームチューブ(テレポートシステム)でどこかに逃亡。
『ジャスティス・リーグ』(2017)のその後は?
本作では「バットケイブ」を拠点に活動していたバットマンですが、ラストでワンダーウーマン、執事のアルフレッドとともにウェイン邸を訪れました。
そしてウェイン邸を新たなジャスティス・リーグの活動拠点にし、メンバーを増やす計画を話していました。
スーパーマンは新聞記者に戻り、以前のように人を助けるようです。
【レビュー】『ジャスティス・リーグ』(2017)の評価・評判

ダイアナとブルース :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
『ジャスティス・リーグ』(2017)の低評価、高評価のレビューをそれぞれ紹介します。
【つまらない?】低評価のレビュー
メインヴィランが弱く、魅力的でないとのこと。
重要アイテムであるマザーボックスを簡単に奪われている(とくに3つ目)という意見も多め。
そしてそもそもストーリーが平凡すぎるというコメントが多いです。
【面白い?】高評価のレビュー
フラッシュの面白いキャラクターは人気だった様子。
【賛否両論】『ジャスティス・リーグ』(2017)が批判的なレビューを集めた理由

ジャスティス・リーグのメンバー :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
DCEUは以前からずっと辛い評価が続いていました。
『マン・オブ・スティール』(2013)(1作目)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)(2作目)、『スーサイド・スクワッド』(2016)(3作目)のころから評価は芳しくありませんでした。(興行収入とは別の問題です。)
その影響もあり、DCEUのバットマンやスーパーマンの続編を見たい、と興味をもつ人は減ってきていたのではないかと思われます。
そのことが、本作の興行収入低下に繋がったのかもしれません。
それでも、本作の1つ前の『ワンダーウーマン』(2017)で、ついにDCEUに好意的なレビューがかなり増えました。
しかし本作『ジャスティス・リーグ』(2017)では、監督交代やスタジオ指示のゴタゴタがあり、批判点になりやすいポイントが大量にある、という状況ができあがっていました。
そして『ジャスティス・リーグ』(2017)の作品自体の完成度がみんなの期待をさほど上回らなかったことや、本作以前のDCEU作品よりも興行的に失敗したこともあり、『ワンダーウーマン』(2017)以前のような批判的なレビューが散見。
さらに公開後も、製作過程でのトラブルがつぎつぎと判明し、もともとDCEUが苦手だった層からだけでなく、“ザック・スナイダー監督色の強かったころのDCEU作品”のファン層からも批判されることになり、本作のレビューは荒れ続けています。
『ジャスティス・リーグ』(2017)の総合評価:ジャスティス・リーグはどうすればよかったのでしょうか……?

ジャスティス・リーグのメンバー :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
DCEUは暗いと言われていたから、明るい雰囲気に方向転換したのに、これまでのシリーズで最低の興行収入になってしまった『ジャスティス・リーグ』(2017)。
本当にどうしたらよかったのか分かりません。
『ジャスティス・リーグ』(2017)はエンドロール後に本編はある?

競争するフラッシュとスーパーマン :© 2017 Warner Bros. Entertainment Inc., Ratpac-Dune Entertainment LLC and Ratpac Entertainment, LLC
『ジャスティス・リーグ』(2017)のエンドロールで流れる映像についてご紹介します!
エンドロールの途中のシーン(ミッドクレジットシーン)
1つ目の映像は、スーパーマンとフラッシュが、どちらが早く走れるかを競争するシーン。
太平洋まで競争すると言って、走り出す(スーパーマンは飛んでいました)ところで映像は終了。
エンドロール後のシーン(ポストクレジットシーン)
2つ目の映像では、レックス・ルーサーJr.と、スレイド・ウィルソン(デスストローク)が登場。
レックス・ルーサーは、アーカム・アサイラム(収容されていた精神病院)には別人を身代わりに置いて脱走済み。
レックス・ルーサー本人はクルーザーに乗っていました。
そしてレックスは、ヴィランのチームを結成すると言って、デスストロークを勧誘。
「神が復活した。墓から出て、空を飛んでる。変な連中とチームを組んだようだ」
「我々も同盟を結び、チームを作ろう」
――レックス・ルーサーJr.
コミックでは、レックス・ルーサーが集めたヴィランのチームは「インジャスティス・リーグ」や「リージョン・オブ・ドゥーム」など。
また、エンドロール曲として、Gary Clark Jr.の「Come Together」 (ビートルズの「Come Together」のカバーバージョン)が使用されています。
DC映画・DCEUの時系列、順番について知りたい方はこちら。
https://minority-hero.com/cinema_recommend/DC+Heroes/3597/
DC映画・DCEUの第4弾である『ワンダーウーマン』(2017)の考察と解説はこちら。
https://minority-hero.com/cinema-review/wonder-woman-1/18039/