
必要のない人間などいないことを教えてくれる『素晴らしき哉、人生!』(1946)
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言・名セリフをまとめていきます。
胸に響く名セリフと名場面ともに振り返っていきましょう。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言・名セリフを紹介

『素晴らしき哉、人生!』(1946) ©Radio Keith Orpheum Entertainment
これから『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言・名セリフを一つづつ紹介していきます。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言1.「誰にも言いません。かわいそうなガウワーさん。」

ジョージ ©Radio Keith Orpheum Entertainment
主人公ジョージはガウワーに薬を届けるように言われますが、彼はそれを届けませんでした。
それが誤った薬だと分かっていたからです。
ジョージは、悲しみに明け暮れたガウワーの理由が、彼の御子息が亡くなった手紙を見たので分かっていました。
そして、薬を届けに行く前に"パパはなんでも知っている"というポスターのようなものを見て、何か助けにならないかと父の元に行くほど優しい子ですが、薬を届けなかったことを知ったダウニーは彼を殴りました。
そんな彼を殴ったダウニーは彼に謝り、彼はダウニーが悲しみのあまり薬を間違えたことをなだめます。
子供ながら人の痛みの分かる幼きジョージの名シーンと名言です。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言2.「ちっぽけなオフィスで一生を終える気はない。」

ジョージと父©Radio Keith Orpheum Entertainment
大学を卒業したら建築の仕事につきたいジョージですが、住宅金融の会社を経営していた彼の父はジョージに後を継いでほしいと願っていました。
ですが、彼はネチネチと稼ぐ商売より、有意義なことをしたいと願っていました。
反面教師である父を見たからこその思考と、彼自身大きな枠で世界を見ていたからこそ語ったセリフです。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言3.「この小さな街を出て世界を旅するのさ。」

ジョージ©Radio Keith Orpheum Entertainment
パーティーに来たジョージは、久しぶりに会った友人のマーティに妹メアリーと踊ってやって欲しいと頼まれます。
「疲れているから遠慮するよ。」と言っていた彼ですが、彼女の美しさに彼は心をときめかせダンスをし、2人はそのあとも一緒に帰りました。
このセリフはそんな彼が屋敷に向かって石を投げた際に願い事をしたことです。
いろんな場所を旅してから大学に行き、建築家になるのがジョージの夢ですが、このあと父は発作を起こし、死んでしまい、彼の夢は敵わず、ジョージは父はジョージの後を継ぎました。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言4.「ガラスを割ったときこうなることを願ったの。」

ジョージとメアリー ©Radio Keith Orpheum Entertainment
屋敷にジョージが屋敷に向かって石を投げたときに、同時にメアリーが願った願いごとでが明らかになったセリフです。
メアリーはジョージと出会った最初の日にジョージと一緒になりたいと願ったなんて、とても素敵なお話しですね。
そして願いは願いでなく、叶うというオチなのもアメリカ映画らしい内容だと思います。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言5.「コウノトリが迎えに来てくれたの。」

メアリー©Radio Keith Orpheum Entertainment
全てを手に入れていた銀行家ポッターですが、 ジョージの経営している住宅ローンだけは手に入りませんでした。
ポッターの邪魔が幾度となく入りますが、ジョージとメアリーは幸せにあの日、石を投げた屋敷に暮らしていました。
ある日ジョージはメアリーに、
なぜ「僕と結婚した?」と聞くと、メアリーは、
「あなたに似た子供が欲しいの。」
と言い、そのあとにこの名言を言いました。
ジョージはもしポッターの元で働いていれば高級な家に住み、夢だった世界中を旅することも出来ましたが、ジョージは街を出ることはなく、メアリーは男の子を女の子を産みました。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言6.「私は君の守護天使だ。」

ジョージと守護天使クラランス ©Radio Keith Orpheum Entertainment
叔父のビリーが大金をなくしたことでジョージは大損失を受け、絶望の淵に立たされ、自殺をしようとしました。
このセリフは自殺を試み川へ飛び込もうとしたジョージを救った守護天使クラランスが言った言葉です。
ジョージは自分が自殺すればみんなが幸せになると思っているので、守護天使はジョージにジョージが死んだ世界を見せるのでした。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言7.「一人の人生はその他大勢の人生に影響を与える。一人いないだけで世界は一変する。」

ジョージ©Radio Keith Orpheum Entertainment
守護天使クラレンスのセリフです。
ジョージがいない街の状況は一変していました。
一見ありえない内容の映画ですが、ジョージがいるからその周りの人が幸せだったと言うのは、誰一人として必要のな人間などいないことを教えてくれるとても素敵なストーリーだと思います。
是非、落ち込んだ際に観たい映画ですね。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言8.「君は実に素晴らしい人生を送った。捨てるのは間違いだと思わんか?」

ジョージと守護天使クラランス©Radio Keith Orpheum Entertainment
守護天使クラレンスのセリフです。
誰もがうまくいかないと投げ出してしまいがちですが、その先の未来までは想像出来ないものです。
ジョージがいない世界が全く違う世界だったように、一つ一つが重なり合ってみなが生きているのです。
ジョージが投げ出そうとしているジョージの人生は素晴らしいものだと教えてくれるこの名言は私たちに問いかけてくれる部分も多く、とても名言です、
そして筆者のこのシーンの印象的なシーンは、ジョージであるジェームス・スチュアートが自分がいない世界を目の当たりにしたときに表情を見る前は、本当にあの『めまい』(1958)に出ていた人物と同一人物であろうかと思うくらい全く違う人物ですが、ここで彼が見せた恐怖の顔は初めて見る彼のまた違う側面でありとても印象的なシーンです。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言9.「友あるものは残敗者ではない。」

ジョージ一家©Radio Keith Orpheum Entertainment
ジョージは元の世界に戻して欲しいと守護天使クラレンスにお願いしました。
「元の世界に帰してくれ。もう何も恐れない。もう一度生きたい。」
と祈ると、彼は元の世界に戻れました。
そして戻ると、そこには変わらない街並みがあり、ジョージはそれをとても喜びました。
そして、妻が呼び掛けたおかげで、たくさんの寄付金により集まりました。
その寄付金の中にクラランスが持っていた本があり、この言葉はそこに書かれていた言葉です。
ジョージは夢も叶わず、父の後の継ぎ、絶望の淵にも立ち一見悲しい人生のように思いますが、彼が多くの人を救って来たことで彼は窮地から脱出出来たこともまた善意ある者は救われると言うありがちですが素敵な内容です。
ギリギリの生活だったとしても、友がいることが豊かの象徴なのです。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言10.「ベルが鳴っている。天使が翼をもらった合図よ。」

守護天使クラランスが残した言葉 ©Radio Keith Orpheum Entertainment
ジョージの娘が言ったセリフです。
守護天使クラランスは、ベルは本当に天使が翼をもらった合図だと言っていたので、守護天使クラランスは翼をもらえたことが分かったシーンです。
クラランスの本には、
「友はかけがえのないものだ。翼をありがとう。愛を込めて。クラランス。」
とも書かれており、ベルの音だけでなく、この言葉が実際にクラランスが翼をもらったことが示唆出来る名シーンです。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)の名言・名セリフまとめ
ジョージは大学にもいけず大きな事業もできることなく、結局したくなかった父の事業を継ぐ人生を歩みました。
ですが、悲しいそんなストーリーもみじんも感じない不思議な感覚なのは、ジョージ自身がとても人生を謳歌しているからです。
まさに、『素晴らしき哉、人生!』(1946)と言うタイトルの通りの作品です。
アメリカ映画協会の感動の映画ベスト100では堂々の1位で、アメリカ映画ベスト100では11位という数多くの作品の中でもトップランキングの『素晴らしき哉、人生!』(1946)を観て筆者は初めは理由が分かりませんでした。
理由は日本人がウケる部分と少し違う部分があるからです。
ジョージの人柄とは対称的な冷徹な銀行家ポッターは、共産主義が正義(ジョージ)で、資本主義(ポッター)が悪のように見られる点から、この作品はFBIからも目をつけてられ警戒されていたとされています。
そう言った時代背景を反映した時代に公開された映画は、古い時代が終わり、本来使うこともタブーとされた言葉や内容を使用したアメリカ映画は、アメリカ国家の変化そのものを表しています。
そう言った映画が高く評価されがちものもあり、少し日本人にウケる感覚とはそぐわない部分もあります。
そして前述にも書きましたが、『めまい』(1958)のジェームス・スチュアートのイメージとは一変したような演技にはとても圧巻した人は多いのではないでしょうか。
主演男優賞を受賞した理由も理解出来る名演技です。
映画はストーリーあってこそですが、本当に演者があってこそだと改めてこの作品を観て感じました。
『素晴らしき哉、人生!』(1946)是非名言も踏まえた上で、ぜひご覧になってください!
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